未来のあたりまえをつくる。DNP

製品の開発から生産まで
エンジニアリングを極め
世界に貢献する

Profile

森ヶ山 幸也
製品・プロセス開発モビリティ・産業用高機能材関連ライフ&ヘルスケア部門2019年入社

Moriga-
yama
Yukiya

My Career

1~5年目 高機能マテリアル事業部 生産統括本部配属。
バッテリーパウチの生産技術を担当。本製品の製造拠点立ち上げや工程改善、生産効率アップ、
新しい生産ライン立ち上げなど。
6年目~ 同事業部内で開発本部へ異動。
バッテリーパウチの製品設計を担当。

理想の製造プロセスを描いていく

キャリアのスタートは生産技術なのですね。

はい。現在はリチウムイオン電池を安全かつ機能的に包むバッテリーパウチの製品開発を担当していますが、入社から5年目までは生産技術を担当していました。ミッションは、この製品を効率的かつ高品質に製造するためのプロセスや設備を設計・改善することです。工場に新しい製造ラインを立ち上げる、既存ラインで製品の品質を向上させる、品質を維持しながら生産効率を上げるなどの改善を、製造現場の社員と協力しながら実施しました。

生産技術のやりがいはどこに感じていましたか?

まずは、目に見える成果がわかることですね。顧客企業が求める数量や品質に対して、自分の考えのもとで設備を動かしてみると、数値として結果が出ます。試行錯誤しながら改善できたときや要求に応えられたときに、やりがいを感じます。また、バッテリーパウチの製造ラインをイチから立ち上げるプロジェクトも印象に残っています。この仕事を任せてもらったのは、私が入社して半年後くらいのころです。わからないことばかりで苦労も多かったのですが、先輩や上司からたくさんのアドバイスを受け、無事に一つのラインを立ち上げられたときには、「やりきった!」と大きな自信につながりました。

生産技術の経験が活きる製品開発の現場

現在の製品開発へとキャリアが変わるきっかけは?

学生時代の研究室でバイオ燃料電池を研究していたこともあって、生産技術を担当していたころから、上司との面談で「バッテリーパウチの開発をやってみたい」と話していたのです。キャリアを見直すタイミングでチャレンジできる機会をいただいて、現在に至ります。「こんな特性を持ったバッテリーパウチがほしい」という顧客企業の要望に応える製品を設計・開発していく仕事をしています。リチウムイオン電池を包むフィルムタイプのバッテリーパウチは、皆さんのスマートフォンや電気自動車などに使われていて、DNPが世界トップシェアを誇ります。電子機器等の高度化や需要の高まりも相まって、多様な要求性能に応えて新製品を立ち上げていく、とても歯ごたえのある仕事ですね。

生産技術の経験は今の仕事に活きていますか?

自信を持って、「活かせている!」と言えますね。入社してすぐに製品開発に配属されるのではなく、先に生産技術を経験しておいて良かったとすら思います。製品開発では、顧客企業の要求性能をただ満たせばいいわけではなく、大量生産を可能にする必要があります。頭の中で考えた通りに製造現場の皆さんがそのまま動くことはまずありません。想定しないトラブルや課題が発生するのです。私は生産技術時代にリアルな現場を知っていたため、そのときの経験や知見が大いに役立っています。また、バッテリーパウチは、さまざまな材料や技術を組み合わせてつくる製品です。生産技術として、品質改善に向けて多様な材料を分析していたときの幅広い視点や知識も活かすことができています。

世界を支える製品の開発に向けて、
今は学びのとき

今後の目標は?

製品開発を担当して日が浅く、知識不足や力不足を感じることも多いです。そのため今は、この仕事に没頭して専門性を高めたいという想いが強いです。開発にまつわる技術・材料・分析手法・機械などの知見を得るために、日常の業務だけでなく、社外のセミナーや展示会などにも参加していきます。そしていつか、これまでの経験を活かして、製品開発として一人前になったとき、バッテリーパウチのように世界中で“あたりまえ”に使われる製品の開発に携わっていたらすごく幸せだなって思います。DNPには、すぐに把握しきれないくらいの事業と製品・サービスがありますから、もしそのチャンスをいただけるなら日本中どこにでも飛んでいくつもりです。

日本中どこでもですか。

はい。チャンスがあるなら転勤も気になりません。この会社に入ったのも、「幅広いDNPの製品・サービスに触れて、世の中に貢献できる新しい価値を開発する」という想いを叶えるためです。DNPのもともとの主要事業は“紙への印刷”だったと思いますが、その技術を活かして多様な商材や事業領域に発展させた結果、今があります。既存の技術や事業に留まることなく、革新的な価値を生み出す挑戦ができる環境があるからこそ、私もその環境を最大限に活用して、“未来になくてはならない”モノづくりに関わっていきたい。それが、私の夢です。

Schedule

仕事がある日の1日

  1. 出社
    メールとスケジュールのチェック、To Doリストの確認。
  2. 打ち合わせ
    知見を持つメンバーに助言を求め、テーマの進捗などを部内で共有します。
  3. 試作
    バッテリーパウチの検証テストを計画し、ラボや生産ラインで試作を行います。
  4. ランチ・休憩
    社内食堂で昼食。
  1. 評価・分析
    バッテリーパウチのサンプルの評価・分析をします。
  2. 結果まとめ
    当日の評価や試作の結果をまとめ、今後のアクションを計画します。
  3. 退勤
    急務がない限りは18時過ぎごろに仕事を終了します。

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