社員紹介15

購買本部を、
DNPの心臓のような
存在にしていきたい

Profile

守屋智紀: コーポレートスタッフ購買2020年入社

Moriya
Tomoki

My Career

1～3年目	購買本部配属。 ICカード向けのプラスチックシートや宅配伝票向けの紙の調達を担当。
3～4年目	同部門内にて異動。調達システムのデジタル化のプロジェクトマネジメント業務、経営層向け資料作成、調達戦略立案の補助業務。
5年目～	同部門内にて異動。同本部内の教育施策および同本部のプレゼンス向上施策の立案・企画・実施。 ※大阪・関西万博の体験型展示エリアの出展企画を兼務。

ネゴシエーションスキルを武器にする

“購買一筋”なのですね。

はい。入社後ずっと購買の仕事に関わってきました。ただ、そのなかでも、幅広い業務を経験してきていると思います。1年目から3年目は、情報イノベーション事業部の材料調達を担当していました。主に宅配伝票の用紙やICカード向けのプラスチックシートなどを調達しており、高品質なものを適正価格で安定的に仕入れるために社内外と調整していました。購買って、交渉の仕事なのです。自分たちの利益だけでなく、取引先も納得する“落とし所”を見つける必要があります。“Win-Win”を目指しつつ、いかに好条件を引き出せるか――。そこが難しいところであり、腕の見せどころですね。

入社3年目以降は主に何を？

システムの導入とその活用推進です。購買本部のアナログ業務をデジタル化することで、生産性を向上する「DX推進活動」を任されました。これまでとは全く異なる業務でしたが、不安よりもワクワクが勝っていました。もともと、新しいことへの挑戦が好きでした。DNP全体の購買活動に影響を与える大きな仕事だったので、モチベーションも高まりました。未経験の仕事でしたが、周囲からのたくさんのサポートのおかげもあって無事にシステム導入を完了。現在は、私たちの本部全体の教育施策やプレゼンス向上施策を推進しています。

購買本部の価値をもっと高めたい

教育施策とプレゼンス向上施策とは？

教育施策として、購買のプロフェッショナルを育てる専門教育を進めています。私自身、「CPP（Certified Procurement Professional）」という購買・調達の専門資格を取得しています。その試験の教材をもとに、研修講師として新入社員や別の部署から異動してきた社員の育成を行っています。

もう一つは、「存在感」である「プレゼンス」を向上させる施策です。DNPグループ全体に購買本部の価値を知ってもらうことで、存在感を高めていく施策を推進しています。例えば、社内向けのWebメディアを通じてこの本部の取り組みや役割、活躍している社員を紹介したり、材料価格にまつわる情報を発信したりといった具合いですね。私たちの部署は、いい材料を仕入れたり価格を抑えて利益拡大を支えたりと、「オールDNP」で見ても大きく貢献しているのです。そのことをたくさんの人に知ってほしいですし、教育を通じて一人ひとりがレベルアップすることで、もっと良い組織にしていきたいです。

部署への愛を感じます。

購買という役割の重要性や面白さを知ってほしいというのもありますが、所属部署に価値を還元したいという気持ちが強いです。私は入社したときからずっと、部署の皆さんによくしてもらいました。いろんな業務を経験させてもらって、資格も取らせてもらって、組織のレベルアップに貢献したいと次第に思うようになりました。私の性格上、自分が何かすることで誰かが喜んでくれたり成長したりすることにハッピーを感じることも大きいですね。実は、学生時代に教員免許を取得しています。結局は就職の道を選びましたが、当時やりたかったことや学んだことが今の社員育成の仕事に活かせているのですから、どの経験が生きるか分からないです。そこが会社や仕事の面白いところだと思います。

サプライチェーン全体をデザインするキャリアへ

大阪・関西万博のプロジェクトにも関わっているとか。

はい。DNPは大阪・関西万博に協賛しており、私も兼務で携わっています。「来場する皆さまにDNPの技術を活用した“未来の暮らし”を体験してもらいたいね」と話し合いながら、さまざまな部署の人たちと連携を深めています。世界が注目するイベントですから、そこに貢献できる喜びと面白さを感じています。DNPの社員たちにも、相談ごとについて「購買本部に声をかけてよかった」と思ってもらえるような成果を創出したいですね。

今後も、購買でキャリアを積んでいくのですか？

そのつもりです。もっと現場で経験を積みたいですね。購買本部の魅力は、グローバルな複数の事業部門の材料調達を経験できて、事業のことも学べる点です。用紙に加え、フィルム、金属、アルミ箔、インキ、コーティング剤など、異なる事業の材料調達を経験して、業界や事業の特性に応じた交渉スキルなどの専門性を高めていきたいです。実務経験が増えれば、教育施策を通じて、教材だけでは伝えられないスキルなども、各組織の社員に伝えられます。そして、さらにたくさんの知見を蓄え、DNPへの貢献だけでなく、環境・社会・経済の全体に貢献できるように、サプライチェーンをデザインできるようになることが、今、めざしている姿です。