社員紹介11

設備開発への熱意は、
誰にも負けません

Profile

小河原周: 研究開発本社研究所2022年入社

Ogawara
Shu

My Career

1年目～	技術開発センター生産総合研究所配属。新規の大型生産設備の開発を担当。

DNPでしかつくれない設備開発があるから

もともと設備開発の仕事を志望していたとか？

はい。就職活動では設備開発メーカーを中心に検討して、特に「半導体」をつくる設備に関わりたいと思っていました。そうしたなかで、DNPはほかでは真似ができないような装置を自社で開発していると知り、興味が沸きました。また、若手の意見を積極的に採用してくれる雰囲気があることも分かり、「モノづくりを通して世の中を豊かにしたい。さらに自分自身も成長したい」という私の軸とマッチしました。配属先が決まった時は嬉しさを覚えつつ、「こんな装置を開発したい」と、すぐに具体的なアイデアを考え始めていましたね。学生時代から今も、装置開発をしたいという熱意は誰にも負けない自信があります。

今取り組んでいる仕事について教えてください。

有機ELディスプレイの製造工程で使う「メタルマスク」の大型生産設備の開発を担当しています。設備開発の仕事は、設計するところから、検証設備を組み立ててテストし、量産設備を生産ラインに導入して安定的な稼働を実現するまでを指します。私が所属するチームでは、検証から設備導入までのすべてのプロセスを担当しています。課題が見つかった時は科学的に調査し、原因を追求して、改善を繰り返す。言わば1を100にするような仕事ですね。

2年目で、大型生産設備の立ち上げに挑む

印象に残っているプロジェクトはありますか？

入社2年目から参加した「大型生産設備の立ち上げ」です。立ち上げとは、実際の工場に量産設備を導入し、稼働させるまでを指しますが、例えば毎年行われるわけでもないため、経験できたのはとても運がよかったと思います。予期せぬトラブルが起こった時、どのように課題を解決していくのかというプロセスをたくさん経験することができました。先輩の力を借りながら、分からなかったことが日に日に解明されていく過程は、純粋に面白かったです。また、「報連相（報告・連絡・相談）」の大切さを実感したり、社員同士や社外の方々との交渉のスキルを学んだり、ビジネスパーソンとしても成長できたと思います。

今の仕事はどんな「未来のあたりまえ」につながっていますか？

「有機ELディスプレイ」はスマートフォンやタブレット端末での採用が増えて、ディスプレイ方式のシェアがどんどん高まっています。私たちが開発する生産設備で、より良質なメタルマスクを・より効率的に・より多く生産することができれば、「有機ELディスプレイで溢れる世の中」＝「未来のあたりまえ」にできると信じています。また、DNPのメタルマスクは世界トップシェアの製品です。世界のニーズに応えるためにも、メタルマスクの生産設備の大型化が重要なのです。まだ誰もつくったことがない、まだ誰も見たことがない「新しい設備」に携われているのはとても嬉しいですし、やりがいにつながっています。私たちがつくる設備を「未来のあたりまえ」にする日もそう遠くないかもしれません。

世の中を豊かにする
唯一無二の生産設備をつくる

チームはどんな雰囲気ですか？

いつも会話が絶えない、にぎやかなチームですね。質問をすれば誰でも教えてくれるイメージは抱いていたものの、実際はこちらが質問をしなくても「もっとこうした方がいいよ！」とどんどん声をかけてくれる雰囲気があります。全員が共通して持っているのは、「より良いモノづくりをしよう」「良品率をあげよう」という情熱。だから年齢も関係なく、専門性も関係なく、さまざまな意見を取り入れてくれる。自分から発信しやすい環境です。

これからの夢は？

私には「誰もが不自由なく暮らせる世の中にしたい」というビジョンがあります。そんな心豊かな世の中を実現するために“欠かせない製品”を生み出す「唯一無二の生産設備」を開発することが夢です。そのためには、DNPが持っている技術を応用したり、複数の技術を掛け合わせたりする必要があるので、もっと社内の交流を活発にしていきます。DNPはまた、試してみたい「新技術」の導入にも積極的です。私も実際に、新しい測定器を購入してもらった経験があります。新しい技術を知っていれば選択肢が増えるので、社外との交流ももっと増やしていきます。雑談から生まれたアイデアで「未来のあたりまえ」がつくれるかもしれません。これからも楽しみながら取り組んでいきます。