社員紹介05

証明写真機に、
新しい価値を実装したい

Profile

建本智恵: システム開発イメージングコミュニケーション関連スマートコミュニケーション部門2021年入社

Tatemoto
Chie

My Career

1年目	人財開発部 P&I研修コース配属。印刷技術・情報技術・DTP・企画・ビジネススキル等を学ぶ。
2年目	イメージングコミュニケーション事業部企画部門配属。プロジェクトマネージャーとして、関係部署間で要件の内容やスケジュール等を調整し、プロジェクトの円滑な進捗を管理する。
3年目～	同事業部内で異動。証明写真機「Ki-Re-i（キレイ）」を担当する。新規機能の要件定義や実装時のテストなど、クライアント機器側のアプリ開発を担う。

多くの人に喜んでもらえるモノをつくりたい

DNPに興味を持ったきっかけは？

胸を張って自分がつくったと言えるように、カタチあるモノを世に出したい―。そんな思いを持って就職活動をしていました。とはいえ、つくりたいモノが決まっていたわけではありませんでした。そんな時に出会ったのがDNPです。入社を決意したのは、社会に欠かせない役割を担う事業を幅広く展開しているため、やりがいを持って働けそうだと感じたこと。また、多彩な製品・サービスを生み出し続けているDNPであれば、入社後に多様なモノに関われそうだということが決め手になりました。

なにかをつくる部署が希望でしたか？

入社1年目は「P&I研修コース」への配属となりました。当初思い描いていた部署とは異なりましたが、まずはここで最大限にスキルを伸ばそうと考えました。情報系やDTPの知識がないなか、ITパスポート、基本情報技術者、情報セキュリティマネジメント、DTPエキスパート・マイスターなどの試験を受けて資格を取得したり、プログラミングを学んだりしていました。その後、入社2年目となる直前に、希望していた生活者向けの事業を展開するイメージングコミュニケーション事業部への配属が決まりました。そこでは製品・サービスのプロジェクトマネジメントに従事。入社3年目に業務内容が変わり、証明写真機「Ki-Re-i」のアプリ開発担当となりました。

数年ぶりの
新サービス開発プロジェクトをやり抜く

「Ki-Re-i」のアプリ開発ってどんな仕事ですか？

日本全国に約7,400台設置している証明写真機「Ki-Re-i」に新しい機能やサービスを追加するアプリを開発しています。でも開発とはいえ、プログラミングしているわけではありません。同機の販売を担う株式会社DNPフォトイメージングジャパンから新サービス展開などの要望をヒアリングして、パートナー企業に製造を依頼。スケジュールを調整しながら、できあがったものをテストして、市場へリリースするまでを担います。「Ki-Re-i」はイメージングコミュニケーション関連の中でも売上の割合が大きなビジネスです。これまで以上に市場から支持されるように、また多様なパートナーと対話を深めていけるように、技術的な知識を始め学ぶことが多い日々を過ごしています。

これまでどんなアプリを開発してきたのでしょうか。

数年ぶりの大規模な新サービス展開となった「プロフィール写真」の開発が思い出深いです。新サービスの開発は私にとって初めての経験でした。開発途中で前任者から主担当を引き継ぐことになったのです。仕様変更や不具合の修正、それにともなう関係者とのスケジュール調整など仕事が山積みで、プロジェクトの参加人数が多いことも合わせて、当初はチームのコントロールに悪戦苦闘していました。開発経験が浅いなかで、それでもやり抜くことができたのは、私を信じて任せてくれた上司や同僚のサポートのおかげです。苦労も多かった分、無事にリリースできたときは、これまでにない達成感を得られました。自分が関わった製品・サービスには、やっぱり愛着が湧いてきます。駅などでは無意識に「Ki-Re-i」を探してしまいますし、「Ki-Re-i」で撮影した写真をプロフィール写真にしている社員のアイコンを見ると、頑張って良かったという気持ちになります。

証明写真機には、もっとやれることがある

今後チャレンジしたいことはありますか？

自分が最初から考えた新サービスを「Ki-Re-i」で展開したいです。市場に出している「Ki-Re-i」の約9割がネットワークにつながっており、マイナンバーカード発行の直接申請や、社員証・会員証をつくるための顔画像収集サービスなどを展開しています。今後も“顔画像”という個人情報を利用した本人確認系のサービスだけでなく、オンラインという利点を活かした新たなサービスを展開したいと考えています。

より企画色の強いキャリアを目指しているのですね。

はい。現在の開発業務で経験を積み、将来は業務プロセスの上流にあたる「企画」を担うキャリアを歩んでみたいです。証明写真のマーケットでは、競合の製品・サービスが非常に多いのです。スマートフォンのカメラ機能の高性能化もあり、顔写真を撮るというだけでは証明写真のマーケット自体の衰退にもつながります。既存の証明写真機の枠に囚われず、人々が望んで、積極的に利用するような新たな利用方法を世の中に広めていきたいです。そのためにも技術的知見を深めつつ、企画担当となる時のために、課題分析力や情報収集スキルなど企画に必要なスキルも身に着けていきます。