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「オールDNP」のハブになって
研究所発の
新規ビジネスを生み出そう


Profile
- 秋田 郁美
- 研究開発本社研究所2021年入社
Akita
Ikumi
My Career
1~2年目 | 研究開発・事業化推進センター配属。 先端半導体を作製する次世代プロセスの開発を担当する。 |
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2年目~ | 同部門内で異動。 微細加工技術(パターニング技術)を活用した新規事業企画開発に従事する。 |
総合大学のようなDNPでいろんな人と働く
博士号を活かせる企業を探していたそうですね。
表面・界面化学を研究してきた経験を活かせる研究開発職を目指していました。大学の同期の多くは、専門性の高い製鉄や材料系メーカーに就職しましたが、何か違うことがしたいと思っていました。おぼろげながら、社内の研究所の人とも、専門外の人とも、垣根を越えて一緒に仕事がしてみたいと考えていました。そんな時、大学の会社説明会でDNPと出会いました。DNPは、単科大学というよりも総合大学のイメージ。ここならいろんな経験ができる!楽しそう!と胸が高なりました。
研究開発の仕事は、順調にいきましたか?
それが、入社早々に「大学での研究と企業での研究は違う!」ということを痛感しました。もちろん経験を活かせたこともあります。実験の計画を立てて、実際にやってみて、レポートにまとめて報告し、フィードバックをもらって改善する。こうした研究の一連の作業は変わりませんし、私が専攻していた「表面・界面化学」とDNPの「半導体技術」との小さな接点を見つけることは楽しかったです。けれど、「10年以上も続く研究テーマ」をさらに前進させること、事業化させることは、技術以外の面も含めて本当に難しいことでした。一人悩む日々でしたが、28歳を対象にしたキャリア研修で、みんな同じように悩みつつも奮闘していることに気づき、1on1の面談などで自分がやりたいことや悩みを積極的に発信するようにしました。そうしたアピールと、いろいろなタイミングが重なり、2年目の後半からは「新規ビジネス創造」に携わることになりました。


新しいビジネスの創造のために
60名規模のコミュニティを運営
新規ビジネス創造とは、具体的にどんなことを?
DNPが強みとする「微細加工技術」を活用して何か新しい事業をつくり出せないか、日々、頭をひねって考えています。具体的には文献を調査し、社内外の専門家にヒアリングしながら、アイデアを考え、実験し、事業化の実現可能性を探っています。でも、異動して最初に企画した製品アイデアは仕様を固めることができず、大学との協業の話もまとめることができませんでした。「ビジネスとして成功させること」の難しさは、今も直面している課題です。誰もやったことがないことへの挑戦ですし、決まったやり方もないため、チーム内の認識に齟齬が生まれてしまい歯痒さを感じることもあります。そんな時は、できる限り早いタイミングで「対話」をすることで、方向を修正するように心がけています。
現状を打破するために、課外活動にも力を注いでいるとか?
私が所属する部門独自の制度で、業務時間の2割を自由に使っていいという「20%ルール」を用いて、部署やチームを越えた「コミュニティ運営」を行っています。発起人の方々が「同じユニットにいてもお互いのことをよく知らないし、職位の上下や部・課の隔たりなく挑戦できる場が必要だ!」と思ったことをきっかけに始めた活動で、現在は私ともう1名が運営を引き継いでいます。60名以上のメンバー全員が参加するチャットルームを作成し、ネット上で懇親会を主催したり、毎月スピーカーを呼んでトークをしてもらったり、新規事業のアイデア会をしてみたり――。おかげさまで面白がってくださる方、協力してくださる方がたくさんいます! 研究テーマの発掘などの具体的な成果につなげることはなかなか難しいのですが、より良い風土の醸成、ネットワーキング、情報共有の観点で、続けていく価値はあると思っています。10年後、20年後の新しいビジネスのきっかけになっていたら嬉しいです。


職種がないなら、自分でつくってしまおう
これからの目標は?
とにかくいろんなことに興味があります。社員の育成を担当する人財開発部や、企業広報等を展開するコーポレートコミュニケーション本部など、社内外の人をつなぎ、情報を適切に司る部署の仕事にも重要さと面白さを感じています。私の理解を深めるために、その部署の人にコンタクトして、話を聞いたりしています。また、もう一度大学に入って、社会学や組織心理学について学んでみたいという気持ちもフツフツと沸いています。ただ変わらないのは、「DNPの技術を活かして、研究所発の新しいビジネスを生み出したい」という想いです。そのために私にできることは何だろう?と模索しているところです。
研究者の枠を越えた挑戦ですね。
研究開発職としての視点を持ちながら、「人の輪を広げること」にも引き続き注力していきたいと思っています。DNPの強みは、いろんな技術があって、いろんな人が存在することだから。人の輪を広げて、人と人とをつなげて、新規ビジネスの創造に貢献する。一般的には年次が高く、経験豊富な社員がこの役割を務めることが多いと思いますが、若手だからこそできるアプローチもある!と考えるようになりました。目指すのは「オールDNPのハブ」のような人ですね。でも、これって、社内には「職種」として存在していないのです。「やるべきだと思うことをコツコツやって、いつか新しく“職種”までつくってしまえたらいいな」なんて空想しながら、いろいろと企んでいます。


Schedule
仕事がある日の1日
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- 出社
- Teams・メール・タスクをチェック。委員会や課外活動の庶務もこの時間に済ませます。
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- 課会
- 毎週のミーテイングに参加し、進捗を報告し合います。
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- 調査/実験
- 優先順位の高い仕事から進めます。案件の段階によっては、外出して情報収集することも。
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- 昼食
- 7割くらいはお弁当を持参して、フリースペースでのんびり食べます。
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- 自主活動ミーテイング
- 頻度はまちまちですが、業務時間の約20%を活用して自主的に取り組んでいることについて、ミーテイングなどを行います。上司や同僚も応援してくれています。
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- 論文レビュー
- 午前中にピックアップした情報を深掘りしたり、実験の考察に必要な調査をしたりします。
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- 資料作成
- 時間があるといつまでも手を加えてしまうので、資料作成は一日の終わりに。
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- 退勤
- 18時半には仕事を終了します。作業量が多い日は出勤時間のほうを早めています。
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