社員紹介03

プロセス技術を経て
開発も、製造も、
企画も、営業も、
ぜんぶ経験したい

Profile

中林陽平: 製品・プロセス開発包装関連ライフ＆ヘルスケア部門2021年入社

Naka-
bayashi
Yohei

My Career

1年目～	Lifeデザイン事業部技術開発本部配属。 PETボトルの原型であるプリフォームのプロセス技術を担当。

PETボトルは、試験管のようなプリフォームを
膨らませてつくっています！

プロセス技術の仕事とは？

Lifeデザイン事業部で、パッケージの製造プロセスを設計しています。顧客企業から「パッケージの材料を環境に配慮したものに変更したい」「形状を変更したい」といった要望が入った時、開発チームが描いた構想をどうやって製造工程に組み込むのかを考えています。開発と製造の「間」にいて、どちらも関わっているので、「何でも屋さん」と言えますね。「製造サイクルの時間短縮」も、私たちプロセス技術チームの重要なテーマです。顧客企業に対しては「単価を下げること」ができ、DNPにとっては「利益を生み出すこと」ができる“win-win”の改善活動です。

たとえばどんなパッケージを？

主に食品・飲料系のパッケージを担当しています。包装関連事業全体では、ポテトチップス等で使われるフィルムタイプの軟包装や紙の容器など、いろいろと扱っています。その中で私が担当しているのはPETボトルです。生活者の皆さんが目にする機会は少ないと思いますが、「プリフォーム」という試験管のような部材を膨らませてPETボトルの形をつくり出しています。私も入社して初めて知りました。このプリフォームから、無菌状態で液体を充填するシステムまで、トータルに開発・提供していることが、DNPの大きな強みです。

自分の手で環境配慮製品を生産することで
社会貢献に直結

プロセス設計の仕事の醍醐味は？

環境配慮製品を自分の手でつくれるという点です。

今、多くのメーカーが環境に配慮した素材への変更を進めています。DNPはそのずっと前から、事業を通じてCSR（企業の社会的責任）を果たすことを重視しており、SDGsの達成も視野に入れています。リサイクル率の高い日本のPETボトルを活かして、循環型社会の実現に貢献する成形品事業に関われることが醍醐味ですね。

これからもプロセス設計を極めていきますか？

プロセス設計だけでなく、開発も、製造も、他の工程も、全部に興味があります。実は今、開発をメインに担当している社員が定年退職されることもあって、技術継承を兼ねて開発について学ばせてもらっています。プロフェッショナルから直接学べるのは、運が良いですね。業務プロセスの上流の仕事としては、マーケティングや企画、営業の仕事も面白いと思います。どの工程が私に向いているのかは分かりませんが、どの工程にも醍醐味があって、苦労もあると思います。それらを全て経験してみたいですね。日々一生懸命に取り組んでいることが将来につながっていくとしたら、とても嬉しいです。

夢は、医療領域で、
世の中にないモノを開発すること

DXやIoTにも興味があるそうですね。

トレンドの一つであるDX（デジタルトランスフォーメーション）に興味があって、もっと製造現場に「IoT（モノのインターネット）」を取り入れたいと考えています。PETボトルの製造装置とIoTを掛け合わせたら、業務の効率化がさらに進むと思います。私の専門領域ではありませんが、DNPは社内の研修が充実しているので、これからIoTの基本や応用について学び、資格取得を目指しています。また、DNPにはIoTを専門に研究開発するチームもあるので、協働できたらいいですね。それが「オールDNP」の相乗効果につながると思っています。

どんな夢を持っていますか？

今は食品や飲料のパッケージを担当していますが、将来的には医療のジャンルに関わりたいです。高校時代、親戚が病気を患ったことをきっかけに、「病気を治すこと」や「防ぐこと」について考えるようになりました。大学院では、妊娠検査薬のような、涙の成分でガンを診断できる「検査キット」を研究していました。このような、世の中にまだ存在しないけれど、多くの人の役に立つようなモノやサービスを開発できたら嬉しいですね。