サイバーセキュリティ対策実践演習
「サイバーナレッジアカデミー」

急速にIT化が進展するなかで、企業をターゲットとした標的型サイバー攻撃によるホームページやシステムの改ざん、機密情報の流出などの被害が増大しており、巧妙化するサイバー攻撃を受けるリスクはすべての企業で高まっています。
日々進化し続けるサイバー攻撃は、セキュリティ製品などによる技術的対策だけでは全てを防ぎきれず、情報セキュリティ部門のメンバーを育成することによる人的対策が合わせて必要な時代となっています。

セキュリティ人材は高度な専門スキルを有するだけでなく、組織をまとめ上げ指揮する能力、組織横断的な調整能力、マネジメント能力が求められます。しかし日常業務の中では多様なインシデントを体験して対応・対処の経験を蓄積する機会は限られるため、情報セキュリティ業務を担当する人材不足や技術者不足が深刻な問題となっているのです。

重要インフラ事業者のみならず重要な情報を取り扱う企業すべてにおいて、企業内の情報セキュリティ部門に求められる役割はますます大きくなっています。高度化するサイバー攻撃に対応できるセキュリティ技術者の人材育成は急務であり、企業経営の大きな課題となっています。

受講時間の７割に及ぶ実践演習で、サイバー攻撃を受けた際の対応プロセス（調査、分析、対処、報告）を身をもって体験することにより、未体験の攻撃に対応できるスキルを習得します。
演習では実例に基いたリアルなサイバー攻撃シナリオを多数用意しており、最新のサイバー攻撃対策を繰り返し学ぶことができます。

世界トップレベルの技術を持つ IAI（イスラエル・エアロスペース・インダストリーズ）社の訓練システム「TAME Range」を演習環境としています。
仮想環境の上で本物のマルウェアの挙動を再現し、最新のサイバー攻撃手法に基づいたシナリオによる実践的な訓練を行います。

演習中は2～4人のチームで訓練を実施し、攻撃シナリオ毎にチーム内で役割を交代しながらトレーニングを進めます。複数の役割を経験することで他の役割メンバーとのコミュニケーションのポイントを学び、インシデントの際に必要となる的確なコミュニケーションのスキルが身につきます。

受講者の学習進捗および達成レベルを自動判定する、独自の進捗管理システムを用いています。
インシデントに対する必須対処項目の達成度、対処に要した時間などが総合評価として判定され、受講者の理解度の把握とともにチームの訓練達成状況を客観的に確認することができます。

サイバーナレッジアカデミーの演習コースラインナップやカリキュラム・演習環境を詳しくご説明する内覧会を、ご要望に応じ随時開催しています。日程・内容詳細はお問合わせください。

チームでの演習を主体とした各種コースを定期的に開催しています。
ITセキュリティ・産業制御セキュリティなど、貴社で必要となるインシデントレスポンスの内容・スキルに応じて選べるコースとなっています。
基礎演習及び実践演習のコースは、職場や自宅からオンライン受講が可能です。

人数・日数のご要望に応じて内容を設計し開催するコースです。詳細はお問合わせください。