校正・校閲・審査業務を効率化するDX支援ツール
DNP AI審査サービス™(校正・回覧業務)
カタログやチラシといった広告販促物をはじめ、マニュアル・教材・製品パッケージ・契約書・各種手続き申請書類等、さまざまな印刷物の校正・校閲・審査作業の業務効率化をサポートします。従来目視で行っていた各種印刷物の文字や画像等のチェック作業をAIを活用して行うことで、ミスの軽減・作業時間の短縮を実現することができます。
「DNP AI審査サービス(校正・回覧業務)」とは
働き方改革やテレワークへの対応が加速していく中、広告販促物や製品パッケージなどの各種印刷物の校正・校閲作業は、その多くが人に依存しており、人為的ミスの低減や業務効率化が求められています。また、その審査・承認業務においても複数部門が関わることが多く、進捗状況の見える化や作業履歴管理が求められています。
「DNP AI審査サービス(校正・回覧業務)」は、AIを活用して校正・校閲・審査業務の効率化・平準化を行うことで、作業時間の短縮と人為的ミスの低減を実現します。また、必要な審査・承認ステップをデジタル上で進捗管理することができ、円滑に校正・校閲や審査・承認などの業務を進めることができます。
動画:「DNP AI審査サービス(校正・回覧業務)のご紹介」(2分56秒)
「DNP AI審査サービス(校正・回覧業務)」の特長
さまざまな印刷物のチェックに対応
製品パッケージ・広告販促物・申込書・契約書・マニュアル・教材等、さまざまな印刷物の校正・校閲・審査業務に対応しています。テキスト情報を保持している場合はそのテキストを抽出して審査を行うだけでなく、画像データからテキストや画像を抽出して審査することもできます。対象とするデータを確認し、最適な方法をご提案いたします。
2つのAI技術を活用して校正・校閲・審査を実施
1.画像文字認識AI
印刷会社であるDNPならではの高い画像処理技術により、校正・校閲・審査を行うデザイン画像データから文字情報を識別・抽出し、審査のもととなるデータを生成します。DNPは飲料メーカーの製品パッケージをはじめ、さまざまな業界における画像文字認識AIを構築しており、高精度に認識しチェックすることが可能です。
2.自然言語処理AI
過去の印刷物や社内表記マニュアル等から作成したルールチェック項目をもとに、校正・校閲・審査業務を支援します。
これらのAIは、PDCAを回しながら定期的にメンテナンスを実施することで課題を洗い出し、精度を高めていくことが可能です。
審査・承認における進捗管理を効率化
複数部門にわたる校正・校閲、審査・承認等のワークフローを見える化し、進捗状況のステータス・指摘事項等をオンラインで効率的に管理します。飲料・食品メーカーや生命保険会社・損害保険会社など、さまざまな業界のワークフローに対応しています。
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校正・校閲・審査のチェックイメージ
原稿比較
Excelファイル等で作成した正解情報となる原稿と、制作物のデザイン案を比較して、AIが差異を判定。
●製品パッケージの場合
Excelファイル等で作成した栄養成分表示などの原稿とデザイン案を比較して、差異を判定。
●カタログなどの販促物の場合
Excelファイル等で作成した製品スペック情報などの原稿とデザイン案を比較して、差異を判定。
●契約書の場合
類似契約書や関連書類における契約者情報・条件等を比較し、差異を判定。
レギュレーション審査
表記・表現等のレギュレーションルールや注釈文言などをAIに学習させ、ルールにのっとっているかをAIが判定。
業界ルールのほか、ロゴやマークの表示方法等の企業独自ルールに準拠して審査を行います。また、過去の校正・校閲・審査時の知見をAIに追加学習させ、チェック機能を随時バージョンアップすることもできます。
●文法チェックや多言語対応の機能を拡充
「日本語の誤用などのチェック」「表組みの校正・校閲チェック」「多言語対応」の新機能を追加しました。
【ニュースリリース】AIで校正・校閲の省力化をするサービスに文法チェックや多言語対応の機能を拡充
導入までの手順
サービス導入前にPoC(Proof of Concept:概念実証)を実施し、費用対効果を見定めた上で、システム導入をご判断いただけます。現状のワークフローや課題などをヒアリングし、最適な方法をご提案いたします。
●ステップ1 ・・・ 初期分析・準備
現状使用している原稿フォーマットや校正ルールを確認し、システム化に必要な課題を抽出します。
●ステップ2 ・・・ PoCの実施
実際に操作方法や校正・校閲・審査のチェック結果等をご確認いただき、導入効果を見ていただきます。
・精度検証、ワークフローの整理
・システム試用
・費用対効果の確認
●ステップ3 ・・・ 導入判断
PoCの結果を受け、導入判断いただきます。
●ステップ4 ・・・ 本番導入
導入実績
飲料・食品メーカーを中心に、さまざまな業界へのサービス導入実績がございます。
●飲料・食品メーカー
●金融(生命保険会社、損害保険会社、銀行、証券会社、クレジットカード発行会社)
●その他メーカー
【関連コラム】<DNP×サントリー>AIによる「校正業務改革」でもっと楽に!ミスを減らすには?
よくあるご質問
ご不明点などありましたらお気軽にお問合わせください。
- Q.標準搭載機能を教えてください。
- A.画像認識AIを用いて審査対象物から文字を抽出し原稿と比較する原稿比較、業界や企業ごとのルールを学習させたレギュレーション審査のほかに、審査・承認ステップを管理するワークフロー・審査結果管理の機能がございます。
- Q.AIにルールを学習させるにあたって、提供する必要があるものを教えてください。
- A.現状の校正・校閲・審査を行っている業務フロー、使用しているレギュレーションルール等を確認させていただきます。その上で必要に応じて、過去のデザインデータ等から必要となるアルゴリズムや処理フローを検討いたします。
- Q.レギュレーションルールが変更・追加になった際には、どのような対応が必要になるのでしょうか?
- A.変更・追加されるルールを当社にご指示いただき、当社にて設定作業をいたします。
- Q.PoCをやってみたいのですが、おおよそのスケジュール感を教えてください。
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A.運用テストの準備として原稿フォーマットの分析や校正ルールの確認をいたします。その後、ご利用いただく環境の構築やシステム試用、費用対効果の精査などを行います。初期分析・準備からPoCの終了まで、約2カ月程度かかります。
対象とする印刷物や現在の校正・校閲・審査フローをヒアリングした上で、実際のスケジュールをご提示させていただきます。 - Q.導入費用はどのくらいですか?
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A.ご利用いただく印刷物や準ずる必要があるルールの数等によって異なりますが、おおよそ以下となります。詳細についてはお問合わせください。
●商品パッケージ審査の場合:初期費用:400万円~、月額費用:50万円~
●広告物審査の場合:初期費用:800万円~、月額費用:60万円~