クリーン二重層袋 UCPF(Ultra Clean Peelable Film)
導入効果
UCPFの具体的なご利用シーンと導入効果をご紹介します。
CASE❶ コンタミ対策で製品不良率を抑制
クリーンルーム内で製造する製品・材料にとってコンタミは大敵で、製造プロセスにおいて悪影響を及ぼします。クリーンルーム内の清浄度を保つため、各社独自のノウハウでさまざまな取り組みがなされていますが、得意先様や協力会社様向けにも同様の取り組みが必要になります。特に製品は、包装されたままクリーンルーム内へ持ち込まれるケースが多いため、コンタミリスクを考慮した包装方法が重要です。
洗浄度の高いクリーンルームで製袋されたPE袋を使用してクリーンルーム内で包装する方法もありますが、袋の内側や製品の洗浄度は保たれても、梱包時や開梱時は清浄度の低い環境にさらされるケースがあり、袋の外側にパーティクルが付着する可能性があるためコンタミ対策としては不十分です。
UCPFは内袋と外袋が一体化しており、パーティクルが付着した外袋をクリーンルームの前室で破棄できるため、クリーンルーム内にパーティクルを持ち込むことがありません。また、クラス100のクリーンルームでも使用可能な包装材であるため、最高レベルの清浄度が求められる半導体装置向けの精密部品などでご利用いただいております。
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CASE➋ 包装工程の簡略化による生産性向上
クリーンルーム内に持ち込まれる製品や材料は、コンタミ対策として二重包装されてる場合がありますが、一般的に二重包装する場合、内袋と外袋でそれぞれで脱気・充填・ヒートシールの作業が二度ずつ生じるため、製品の生産効率に悪影響を与えてしまうという課題があります。
UCPFは、内袋と外袋が一体化した構造のため、1度の作業で完了するため、包装工程の作業性が大きく向上し、生産性の向上に繋がります。包装材の変更だけでも生産性は大きく向上しますが、自動包装機による自動化を実現することで、更なる効率化が見込めます。
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CASE❸ 保管や輸送時の製品汚染を防止
破れにくい高強度フィルムを使用しており、脱気や輸送時の破れを抑制できるため、硬くて鋭角な突起のある部品でもご利用いただけます。
また、ハイバリアフィルムを使用することで、酸素や水分の侵入を防ぐため、倉庫に長期保管されるような金属精密部品にもご利用いただけます。
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UCPFの活用により、生産ラインの梱包作業時間を43%削減した お客様の事例記事をダウンロードいただけます。