こんなところにDNP

「こんなところにもDNPが!?」と驚かれるかもしれません。DNPが生み出す製品・サービスは社会のさまざまなところで「あたりまえ」のものとして拡がっています。そうした多様な価値を生み出している背景には、創業以来150年近く磨き続けてきた印刷技術の強みがあります。

未来のあたりまえをつくる。

印刷の基本工程から培ってきた独自の技術群と、パートナーとの強みの掛け合わせることで、人々の身近に常に存在する欠かせない価値=「未来のあたりまえ」をつくり続けていきます。

DNPの事業領域は現在、「スマートコミュニケーション部門」「ライフ&ヘルスケア部門」「エレクトロニクス部門」と多岐にわたっています。これらの領域につながりがないように感じるかもしれませんが、私たちはこれら全ての事業を“印刷技術”の応用・発展で成長させてきました。

私たちは、世に出る前の原稿・情報からつくる出版物や新製品カタログ、クレジットカードや金券類など、極めて高いセキュリティを求められる製品を製造しています。その中で、意匠性を高めるとともに、高度な“情報セキュリティ技術”を発展させてきました。

また、紙やフィルムにインキ等を均一に塗布する“精密塗工技術”を包装材や建装材、写真プリント等の事業に応用しています。そこに、光や熱のコントロール、酸素や水蒸気等の高いバリア性などを付与することで、多様な産業用高機能材も展開しています。加えて、印刷用の版をつくる際のエッチング(金属の腐食)やレーザー加工等の“微細加工技術”を応用・発展させ、半導体関連の製品や偽造防止用のホログラム等を開発・提供しています。これらの精密塗工技術と微細加工技術の掛け合わせの可能性を広げて、細胞を培養する基材なども展開しています。

メディカル・ヘルスケア分野では、社外の研究機関とも協働し、毛細血管のパターン形成や、創薬・治療の研究などに役立つ立体臓器「ミニ腸」の開発にも成功しています。オンライン診療で求められる医療用画像のカラーマネジメントには、“印刷”が得意としてきた“色を高品質に再現する技術”を活用しています。

これらの事例は、私たちがつくり出す価値のごく一部です。DNPの強みとステークホルダーの皆さまの強みを掛け合わせることで、さらに価値創出の幅が広がっていきます。ぜひ「対話」を深めながらDNPのことを知っていただき、新しい価値を生み出す「協働」につなげることで、「より良い未来」をともにつくり出していきたいとDNPは考えています。

DNPが生み出してきた幅広い製品やサービスのイメージ

身近なところに、DNPの技術があります