メタバースによる新たな行政DX
メタバース役所
メタバースを活用した自治体向けDXサービスで、自治体職員の業務負荷軽減、住民サービスの向上をサポートします。
メタバースで行政サービスのDX化を支援
「メタバース役所」は、誰でも・いつでも・どこからでも行政サービスを利用でき、住民参加を促すコミュニティプラットフォームです。
行政サービスである、「電子申請手続きの総合窓口」 「安心安全な各種相談業務」 「住民交流の場」を、インターネット上の仮想空間で提供します。利用者は、ネット環境があればウェブブラウザ経由でアバターを通じて簡単に参加、利用できます。DNPは、物理的・心理的・時間的な障壁によって、既存の環境・制度・サービス等の恩恵を享受しづらい人たちに寄り添い、「誰一人取り残さない」デジタル社会とより良い未来の実現を目指します。
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機能詳細
1. 電子申請手続きの総合窓口
電子申請方法を案内する総合窓口を提供。
メタバース役所にアバターの専門相談員を派遣し、電子申請の難しさを感じる住民へ音声・チャット・画面投影などでサポートを行い、申請の完了を促します。今後、本サービスでは行政システムとの連携や公的個人認証を行い、メタバース内でも申請が完結する仕組みの導入を目指しています。
相談員が実際の申請画面を投影しながら申請のサポートを行う |
2. 安心安全な各種相談業務
住民が相談員と対話できる空間を提供。
行政窓口が扱う、育児や教育、介護、福祉など多様な分野の相談に対応可能です。また、プライバシー保護として個別の相談エリアを設け、相談時の会話やエリア外の会話・ユーザーの遮断機能を保有しています。アバターを介したコミュニケーションでは、対面やオンラインコミュニケーションツールに比べ、自己開示しやすくなる傾向がみられています*。相談しやすい環境をメタバース役所で提供し、住民課題の早期発見や解決に繋げます。
*自社実証事業調べ
資料やWebサイトをパネルに表示することが可能 |
相談エリアにロックをかけると赤線が引かれ、会話・パネルの内容は外部に漏れない |
3. 住民交流の場
住民同士、あるいは住民と行政やNPO団体といった地域コミュニティ形成のためのさまざまな交流会やセミナーを開催できます。
どこにいても、また役所の開庁時間以外にも参加可能にすることで、行政参加や住民同士の繋がりに関心はあるものの、時間的余裕がない住民も参加しやすい空間を提供。相談同様に住民の匿名性を確保し、心理的なハードルを下げることで活発な交流を促します。
青線のエリア内に入っている人のみでコミュニケーションが可能 |
交流会中に複数のグループに分けてコミュニケーションすることも可能 |
事例紹介
三重県桑名市との実証実験
三重県桑名市と「誰一人取り残さない、デジタル社会の実現」に向けた連携協定を締結しました。自治体側で時間的制約と物理的制約を受けず、市民サービスの向上と業務のデジタル化を見据えた業務効率と省人化の可能性を期待し実証実験を実施しました。(2024年6月時点)
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