リン酸処理とは?その種類と特徴を紹介

鉄やアルミなどの金属に化成処理を施して、その素材の特性をさらに高める方法に「リン酸処理」があります。リン酸処理を施すことで、金属素材の耐食性が増すだけでなく、塗装下地としての効果も発揮します。さらに、鋼鉄素材に意匠性を加えられるので、美観を高めたい場面でも効果的です。

このコラムでは、リン酸処理のメカニズムや手順、効果や課題などについて詳しく解説します。また、リン酸処理風の柄を施した製品がある「DNP内・外装焼付印刷アルミパネル アートテック®」についても紹介しています。

本コラムは、壁材・床材など住空間向け製品を扱っているDNP生活空間事業部が編集しています。以下のバナーよりDNP製品・採用事例等をご覧いただけます。

リン酸処理とは?

リン酸処理とは、金属(主に鉄鋼材料)の表面を化学的に変化させる表面処理方法のひとつです。主な工程は次のとおりです。

1.金属表面の洗浄:油や汚れを除去します。
2.リン酸溶液への浸漬:清浄な金属を、リン酸と金属イオン(亜鉛、マンガン、鉄など)を含む溶液に浸します。
3.化学反応:金属表面とリン酸溶液が反応し、難溶性のリン酸塩結晶が形成されます。
4.皮膜(被膜)の形成:3の反応により、金属表面に微細な結晶構造を持つリン酸塩の皮膜が生成されます。
5.乾燥:処理後、表面を水洗いし、乾燥させます。

この処理により、金属表面に0.5~5μm程度の薄い皮膜が形成されます。この皮膜が防錆(ぼうせい)効果を発揮し、また塗装の下地としても優れた性質を示します。

リン酸処理は、鉄鋼材料の美観を高める技術として、注目されている技術です。特に、重厚感や高級感が求められる場面での使用に適しています。経年変化によって周辺環境と調和していくことから、外壁の仕上げにも多く用いられます。

リン酸処理の目的

リン酸処理は、主に、金属表面の耐食性を向上させる目的で行われる化学的な処理方法です。鉄鋼材料の表面に形成された薄い難溶性のリン酸塩皮膜が、金属の腐食を防ぎます。

その他にも、リン酸処理には次のような目的があります。

・塗装の耐久性と密着性を高める
・摩擦を軽減し、潤滑性を向上させる
・周辺環境へ調和させる

リン酸塩皮膜は、金属表面に多孔性の薄い層を形成し、塗料との結合を強化します。これにより、塗装の耐久性と密着性を大幅に向上することが可能です。

また、形成された皮膜は、緻密な結晶粒子が絡みあっており、金属表面の摩擦係数を低下させます。

リン酸亜鉛処理をした鋼鉄は、淡い灰色から濃い灰色までの落ち着いた色合いが特徴的です。そのため、周囲の景観と調和させる役割も期待できるでしょう。

リン酸処理の歴史と発展

工業的な観点から見たリン酸処理は、1906年にイギリスのコスレット氏が特許を取得したことが始まりです。当初は、鉄の防錆処理として開発されました。そして、20世紀初頭に、ドイツのパーカー社が工業化に成功し、「パーカライジング処理」として広まりました。

戦後は、自動車産業の成長とともに進化を遂げ、処理液の改良や自動化設備の導入により効率が向上しています。さらに、現在では、環境規制に対応した処理や、有害物質を含まない新しい処理液の開発が進んでいます。

リン酸処理のメカニズム

リン酸処理は、金属表面での溶出と析出・形成の二段階で進行します。

1.溶出:リン酸処理液と溶融亜鉛めっき品が化学反応を起こし、素材の金属表面が溶出する。
2.析出・形成:溶出した金属成分が、処理液中の金属塩によって難溶性のリン酸塩結晶に変化します。

これらの過程により、金属表面に微細な結晶構造を持つリン酸塩皮膜が析出・形成されます。析出とは、液体または気体の状態にある物質から固体が生成する現象のことです。

皮膜の構造や組成は、使用する金属イオン(亜鉛、マンガン、鉄など)によって異なり、目的に応じて調整されます。

化学反応のプロセス

リン酸処理は、リン酸の解離反応を利用して、水溶性の液から難溶性のリン酸金属塩を金属材料の表面に析出させる技術です。

リン酸は、解離状態に応じて、第1リン酸塩、第2リン酸塩、第3リン酸塩の3種類のリン酸塩を生成します。

最終的に難溶性の第3リン酸塩を析出することが、鋼鉄素材に施すリン酸処理のプロセスです。

主要なリン酸処理の種類と特徴

亜鉛リン酸処理は自動車産業でよく用いられる処理方法

リン酸処理では、使用する金属イオンの種類によって、異なる特性を持たせることができます。主な処理方法は、次の3つです。

・亜鉛リン酸処理
・鉄リン酸処理
・マンガンリン酸処理

それぞれが持つ独自の利点と適用範囲について解説します。

亜鉛リン酸処理

亜鉛リン酸処理は、最も一般的なリン酸処理方法です。溶融亜鉛めっきされた鉄製品の表面に、亜鉛リン酸塩の結晶膜を形成します。この皮膜は、灰色から黒灰色を呈し、結晶構造が細かく均一で密着性に優れているのが特徴です。自動車ボディや家電製品の鋼板の前処理など、幅広い用途で用いられます。

塗装下地としての性能が高く評価されており、自動車産業では標準的な処理方法です。また、亜鉛リン酸処理によって表面に現れる模様や濃淡が重厚感と高級感を演出するため、外壁の美観を高めるための仕上げとしても注目されています。

鉄リン酸処理

鉄リン酸処理は、リン酸鉄皮膜剤の溶液に浸すことで、金属表面に鉄リン酸塩の薄い非晶質膜を形成します。主に、軽度の防錆と塗装密着性の向上を目的とし、塗装の下地材として用いられることが多い処理方法です。

亜鉛リン酸処理よりも処理工程が少なく、4~5工程で済むことが大きなメリットといえます。また、亜鉛リン酸処理に比べて、リン酸鉄(スラッジ)の生成量が少なく処理液の酸性度が低いなど、環境負荷が低いのも特徴です。

近年は、作業効率や処理設備のメンテナンスのしやすさなどから、鉄リン酸処理が採用されることも増えています。

マンガンリン酸処理

マンガンリン酸処理は、高温のリン酸塩溶液に浸すことで、金属表面にマンガンリン酸塩の結晶皮膜を形成します。特に、耐熱性と潤滑性に優れており、主にエンジン部品や高温環境下で使用される機械部品の処理に適した処理方法です。

また、摩擦低減効果が高い点も特徴のひとつです。皮膜重量が亜鉛リン酸処理よりも厚く表面の粒子が粗いことに加え、皮膜の多孔質構造が潤滑油をよく保持します。機械仕上げ面の削り目をなくせるため、回転摺動(しゅうどう)部分の部品の初期なじみが良くなります。

エネルギーのロスをなくし、油の使用量も軽減できる点が、省エネ・省コストにつながると注目されている処理方法です。

リン酸処理の効果と課題

リン酸処理の効果は、単なる表面保護にとどまりません。製品の品質と性能を多面的に向上させられます。

特に注目すべきは、耐食性の向上、塗装の接着性改善、そして周囲の景観への配慮です。これらの効果は、製造業における生産性向上や製品寿命の延長、さらには環境負荷の低減にも貢献しています。それぞれの効果について解説します。

耐食性の向上

リン酸処理により形成される難溶性のリン酸塩皮膜は、金属表面を物理的に保護します。この皮膜は緻密で安定性が高く、水分や酸素などの腐食因子が金属表面に直接接触するのを防ぎます。塗装とは異なり、素材の表面に科学的に生成された皮膜であるため、剥離がないことも耐食性を高める要素です。

金属の腐食は、電位差による電池作用であることがほとんどです。リン酸塩皮膜は電流を通さない不導体であるため、その点でも耐食性の向上に優れた効果を発揮しています。

塗装の接着性の改善

リン酸塩皮膜は微細な結晶構造を持ち、表面積が大きいため、塗料との結合力が高いことも利点です。また、皮膜の多孔質構造が塗料を吸収するため、金属素材と塗料の密着性を高めるアンカー効果も期待できます。

これらの性質により、剥がれや浮きを防止して、美観の長期維持や防錆効果が持続します。特に、過酷な環境下で使用される製品に対して、大きな効果を発揮できるでしょう。

リン酸処理の課題

リン酸処理にも課題があります。環境面への影響と、それに付随したコスト面についてです。

リン酸処理は、比較的に環境負荷の低い処理方法であるとされています。しかし、処理液に含まれる数種類のスラッジが発生するため、これらを埋め立てて処理しなければなりません。また、埋め立て処理する際の産廃費や、製造に使用する機械のメンテナンス費などのコスト面も課題のひとつです。

対策としては、作業工程・手順の改善、重金属フリーの処理液の使用、排水処理システムの改良などが進められています。今後は、さらなる環境負荷低減と処理効果の向上を両立する新技術の開発が期待されています。

独特の金属質感を表現するアートテックのリン酸処理風柄

リン酸処理風柄のアートテック

実際にリン酸処理を施さなくとも、独特の金属質感を表現できます。それを可能にするのが「アートテック」です。アートテックには、リン酸処理の質感を高精度に印刷で再現した「リン酸処理風柄」が用意されています。

リン酸処理の課題である環境負荷にも配慮したこの製品は、現代建築のニーズに応える高い意匠性と機能性を兼ね備えているだけでなく、以下の5つの特長によって新たな表現の可能性を提供しています。

・高い環境配慮性
・自由度の高いカスタマイズ
・豊富な仕上げと多彩な質感
・さまざまな形状が作れる加工性
・優れた耐候性と高いメンテナンス性

高い環境配慮性

アートテックは、実際にリン酸処理を施すのではなく、印刷によってあたかもリン酸処理を施したかのような質感を再現しています。処理液を使用していないため、スラッジが発生する心配も、処理に必要なコスト面の心配も必要ありません。つまり、リン酸処理の課題をクリアできるという強みを持つ建材といえます。

また、アートテックはアルミを主要素材として用いています。リサイクルが容易で再利用率の高いアルミを用いることで、廃棄物として処分する際の環境負荷を最小限に抑えることが可能です。

リン酸処理に必要なランニングコストの削減はもちろんのこと、廃棄物による環境への影響も軽減できることから、まさにサステナブルな建材といえるでしょう。

関連ページ:製品の特長 サステナブルな建材 外壁・外装建材のアートテック

自由度の高いカスタマイズ

アートテックは、建築家やデザイナーの創造性を最大限に引き出すカスタマイズ性が特徴です。独自の焼付け印刷技術によって、多彩な意匠表現が可能となります。色彩や模様の組合わせも自由自在です。

これは、塗装や化成処理にはない、印刷ならではの特徴といえるでしょう。このカスタマイズ性により、建築物に独自の個性と存在感を与えます。

関連ページ:製品の特長 デザインカスタマイズ性 外壁・外装建材のアートテック

豊富な仕上げと多彩な質感

アートテックは、多様な仕上げと質感を提供し、建築物の外観に豊かな表情を与えます。金属調、木目調、石目調など、さまざまな素材感を高精度に再現可能です。

リン酸処理風柄のアートテックは、見た目には、実際にリン酸処理を施した建材と遜色ありません。さらに、色合いが濃いものだけでなく、薄めの黒やシルバーなど複数のパターンがあります。また、光沢やマットなどのテクスチャーも使用場面に応じてカスタマイズ可能です。

これらの組合わせにより、従来の建築材料では難しかった複雑な質感や風合いの表現が可能となるでしょう。経年変化や風合いの異なる仕上げもカスタマイズでき、建築物の意匠性を高めながら、周囲の環境との調和も図れます。

関連ページ:製品の特長 表面仕上げ・質感表現 外壁・外装建材のアートテック

さまざまな形状が作れる加工性

アートテックはアルミをベースにした材料で、優れた加工性を持つのが特徴です。折り曲げや切断などの加工が容易で、多様な形状のパネルを製作できます。この性質を活かして、パネルのシャープなエッジを見せることで高級感を演出するカットパネルや曲げ加工、ルーバーやハニカムなど、さまざまな形状に加工されています。

また、軽量で強度が高いため、大型パネルの製作や、建築物の形状に合わせた特殊な形状のパネル製作にも適した建材です。この高い加工性は、建築デザインの自由度を大きく向上させ、独創的な外観を実現します。

関連ページ:製品の特長 加工性 外壁・外装建材のアートテック

優れた耐候性と高いメンテナンス性

アートテックは、優れた耐候性と高いメンテナンス性を兼ね備えています。耐候性に優れたアルミ素材を基材とし、特殊な表面処理技術により、紫外線や雨風に対する高い抵抗力を持つためです。これにより、長期間にわたって色褪せや劣化を抑制し、美観を維持します。

また、表面が平滑で汚れが付きにくく、付着した場合も簡単に洗浄できるため、メンテナンスが容易です。これらの特性により、建物の外観の美しさを長期間保ちつつ、維持管理コストを低減できます。

関連ページ:製品の特長 高耐候性と高メンテナンス性 外壁・外装建材のアートテック

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リン酸処理風柄アートテックの採用事例

ここからは、リン酸処理風柄のアートテックの採用事例を紹介します。

事例1 大東ガス本社

カーテンウォールのガラス部分にリン酸柄アートテックを使用した大東ガス本社ビル

大東ガス本社 ビルには、カーテンウォールのガラス部分に代わる材として、リン酸処理風柄のアートテックが使用されています。金属調の質感を活かしたモダンなデザインは、統一感のある先進的な外観を創出しており、厚い信頼を得ている企業のイメージが反映されています。

技術面では、建物の形状に合わせた曲面加工や特殊形状のパネルが使用されている点が特徴的です。これにより、立体的な外観を実現しています。

事例2 ヒューリック錦糸町コラボツリー

エントランスの壁面や天井部分にリン酸処理風アートテックを使用したヒューリック錦糸町コラボツリー

ヒューリック錦糸町コラボツリー では、エントランスの壁面や天井部分に、ゴールド調の色合いが特徴的なリン酸処理風アートテックが使用されています。「江戸切子」と「宇宙」をモチーフにした外装デザインのなかで、開放的なエントランスを実現しています。

技術面では、パネルのシャープなエッジを見せることによって、意匠感をより際立たせるカットパネルを採用しました。夜間のライトアップ時には、光を柔らかく反射し、やさしく高級感のある外観を演出しています。

事例3 あきた芸術劇場ミルハス

建物のマリオンにリン酸処理風アートテックを採用したあきた芸術劇場ミルハス

あきた芸術劇場ミルハス では、建物の開口部に設ける垂直の部材部分(マリオン)に、リン酸処理風アートテックを使用しています。外観デザインのアクセントになるとともに、地域の景観に調和しており、文化施設としての存在感を高めています。

技術面では、複雑な曲面に対応する高度な曲げ加工技術を採用しました。アートテックの優れた耐候性により、厳しい気候条件下でも長期的な美観維持と建物性能の確保を可能にしています。

事例4 北青山三丁目計画

外壁にリン酸処理風アートテックを使用した北青山3丁目計画ビル

青山エリアは、「北青山三丁目地区まちづくりプロジェクト」で再開発が進み、飲食店や商業施設が建ち並んでいます。そこに建築された北青山3丁目計画 ビルでは、商業施設の1階部分の外壁にリン酸処理風アートテックを使用しています。北青山エリアの洗練された都市景観に調和しつつ、高級感のある独自の存在感が特徴です。

技術面では、複雑な曲面に対応する高度な曲げ加工技術が駆使されています。

事例5 パークコート代々木初台

マンションエントランス内の平面の一部にリン酸柄アートテックを使用した北パークコート代々木初台

パークコート代々木初台 では、マンションエントランス内の平面の一部に、リン酸柄アートテックが使用されています。正面のアートを飾る部分の壁面に採用され、ギャラリーのような洗練された上質な空間を演出しています。

パネルのシャープなエッジを見せることにより高級感を演出する、カットパネルを採用しました。エントランスの壁面にルーバーとして使用している石目柄アートテックとともに、意匠性の高い落ち着いた空間を作り出しています。

事例6 パークコート赤坂檜町ザ タワー

植栽をイメージしたリン酸処理風アートテックを採用したパークコート赤坂檜町ザ タワー

建物全体が樹木のようなイメージで建設されているパークコート赤坂檜町ザ タワー では、外装のフィンや最上部に設けられたグリーンキャノピーなどにアートテックが採用されました。また、屋上には、植栽をイメージしたリン酸処理風柄のパネルが使われています。

地上44階、高さ166.23mという高層の建物では、風の影響が大きく、重量のある素材は危険を伴います。そこで、軽量で施工性に優れる点や、意匠的にも木を抽象化したものを表現できる点から、アートテックが採用されました。

技術面では、優れた耐候性と高いメンテナンス性により、長期的な美観維持を実現しています。DNPの印刷技術ならば、大規模建築物でも均一で高品質な外観を演出できます。都心の高級住宅地にふさわしい洗練された外観と周辺環境との調和を実現しました。

事例7 水戸市役所本庁舎

水戸市役所本庁舎では、最上階の外壁にリン酸処理風アートテックを採用

2018年に建て替えられた水戸市役所本庁舎 では、従来使用されていたリン酸処理鋼板からの切り替えで、最上階の外壁としてアートテックが使用されました。リン酸処理鋼板と比較して軽量のため、持ち回りや運搬を容易にするとともに、施工コストの削減にも貢献しています。

また、アートテックは焼付印刷をしており、傷や剥がれに強く、長期間にわたり竣工時の状態が保たれる特徴を持ちます。災害時の剥離も防止できる点から、防災拠点としての機能も持つ水戸市役所本庁舎に適した建材といえるでしょう。

事例8 大手町ビル リニューアル

大手町ビル リニューアルでは、リン酸柄濃中淡のアートテックを使用してレンガ風のデザインを演出

アートテックは、レンガや石垣などの特徴あるデザインも模すことができます。その特徴が発揮されているのが、大手町ビル リニューアル の事例です。リン酸処理柄のなかでも濃中淡の配色を使用し、歴史ある建物を現代のビジネス街にふさわしい外観に刷新しています。

技術面では、軽量で施工性に優れるアートテックの特性を活かし、既存建物への負荷を最小限に抑えつつ、デザインの大幅な刷新を可能にしました。また、高い耐候性とメンテナンス性によって、将来的な管理コストを低減する素材としても高く評価されています。

まとめ

今回紹介したように、耐食性の向上、塗装の接着性改善、周囲の景観への配慮を可能にするリン酸処理は、建物の美観向上・維持や、耐候性の向上などを実現します。しかし、一方で、環境面に関する課題もあります。

環境面に配慮しつつ、高性能でデザイン性の高い建材を使用したい場合は、リン酸処理風柄のアートテックをご検討ください。高級感ある外観と長期的な美観維持を実現し、建築物に新たな価値を付加します。さらに、環境にも配慮したこの製品は、現代の建築ニーズに応える理想的な選択肢といえます。

さまざまなプロジェクトの要望を実現へと導くアートテックの詳細について、ぜひ大日本印刷株式会社にお問合わせください。製品サンプルや詳細資料をご用意しております。

【参考】出典元
りん酸亜鉛処理 菊川工業株式会社
OMZP(りん酸亜鉛処理) オーエム工業株式会社
前処理の歴史─塗装用金属のリン酸塩処理─ J-Stage(PDFが開きます)
塗装前処理としてのリン酸塩処理 JーStage(PDFが開きます)
りん酸塩処理とは?用途や工程を解説 製造タイムズ
環境負荷物質を低減する世界初の塗装表面処理剤を開発 トヨタ自動車株式会社
製造工程の工夫による環境負荷低減の事例 環境省(PDFが開きます)
リン酸亜鉛皮膜処理とは? ヒバラコーポレーション

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  • *2024年7月現在の情報です。
    *アートテックは、DNP大日本印刷の登録商標です。

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