電気を通す

CONDUCTING ELECTRICITY

加工が容易で電気を通さない樹脂フィルムは、内部に微細な電極を配置することで、さまざまな電子部品に活用されています。 DNPは、自動車や信号機の結露防止や、タッチパネル用透明フィルムなどでの利用・研究に取り組んでいます。

技術紹介

光を使って微細なパターンを刻む<写真製版>技術

感光性材料を塗布した基材の表面に光を照射し、露光の有無によってパターンを形成する技術で、フォトリソグラフィとも呼ばれます。DNPでは、印刷用の「版」(刷版)を作る工程で培ったノウハウを高度化し、ミクロン単位の精度が求められるフォトマスクやカラーフィルターなどの製造にも対応しています。

写真製版技術の説明

コラム

皮膚に貼り付け、動きに合わせてディスプレイが伸び縮みする「スキンディスプレイ」が話題になっています。開発に成功したのは、染谷隆夫博士を中心とした東京大学とDNPの研究チームです。この不思議な技術はどのような仕組みなのか、また、どのような活用が期待されるのでしょうか。

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光を制御するイメージ画像

フィルムの表面に刻み込む微細なパターンや光学特性を有する材料のコーティング、材料自体の光学特性などを光学設計にもとづいて最適化することで、光の透過・反射・拡散などの効果を付与できます。

中身を護るイメージ画像

ガスバリア性、熱成形性、非吸着性などの特性をもつフィルム材料を貼り合わせて内容物を保護することができます。

表面を強くするイメージ画像

インキをコーティングしたフィルムに熱や光を加えることで、硬化・耐候・防汚といった、表面の耐性を高める機能を付与できます。加えて、曲げる・折るといった加工の自由度が高い点も特徴です。

表面を彩るイメージ画像

フィルムの表面加工は、機能付与だけでなく、色彩や意匠を施す効果があります。また、製品の部品点数の削減、製造工程の簡略化といったメリットも生まれます。

異種材料を接着するイメージ画像

熱や化学反応により溶融・硬化するフィルムの特性を活かし、2つの素材を接着することができます。

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