基盤技術
情報処理技術
印刷プロセス2 情報を処理する
文字・写真原稿の整理やデザイン、レイアウト、編集作業を行います。使用する写真や図柄の色の調整や不要部分の削除といった、画像の処理もこの段階で行います。原稿をシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色に分解するなど、印刷製造前の準備作業で、前工程とも言います。
この印刷プロセスで使われている技術
入稿されるテキスト、写真、イラスト、動画など、さまざまな形態の情報を整理する前工程から派生した技術。ファイルの形式を整え、データを最適なカタチに変換、画像の色調マネジメント、情報の整理・保管も行います。必然的に大容量データのハンドリングノウハウが蓄積され、ビッグデータの加工・解析、セキュリティ技術へと拡がってきました。
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フォント技術
明治期から続くDNPのオリジナル書体「秀英体」。時代とともに変遷するメディアにあわせ、金属活字から電算写植、デジタルへとリフォームを行ってきた。本格的なデジタル時代に対応するため、2005年から7年にわたり、のべ12万字を本格的に改刻。映像向けなど、メディアにあわせて書体を開発する技術。
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メディア変換技術
紙や電子書籍、インターネットやDVD、通信など、さまざまな媒体にあわせ、テキストや動画などの情報データをそれぞれに最適な形式に変換する技術。
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画像処理・認識技術
静止画や動画に対し適切な処理を加え、精緻化する技術。また、対象の画像を読み取り、人物や景色を識別する技術。人物の特定や写真撮影などに利用されている。
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データ分析技術
生活者の情報サービス利用動向や購買記録、気候変化などのデータを抽出、整理し、一定の目的に沿って情報を加工する技術。加工した情報から一定のパターンを見つけ、予測あるいは、改善につなげることが可能。
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情報セキュリティ技術
通帳やATMカード、証券といった重要性・機密性の高い印刷物を扱ってきた実績から、個人を特定する認証や、安全にデータを授受するための暗号化などの技術が発展した。ICカードやリーダーライターといったハードと、ソフトの融合により、堅牢で安全・安心な取引ができる環境をつくっている。
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使われている技術