認知機能検査の運用を効率化

タブレット式認知機能検査システム「MENKYO-PS」

タブレット式認知機能検査システム「MENKYO-PS」は、令和4年5月13日より施行された道路交通法に準拠した、認知機能検査システムです。
「自動採点機能」「合格点に達した際、検査を終了するカットオフ機能」などを用いることで、検査にかかる時間を短縮できます。また、受検者それぞれが個々のペースで、自分に合った音量で検査が行えます。
※本製品は日本テクトシステムズ株式会社の製品です。DNPアイディーシステムは、タブレット式認知機能検査システム「MENKYO-PS」を取り扱う販売店です。

認知機能検査について

運転免許証の更新期間が満了する日の年齢が75歳以上のドライバーに対して行われている認知機能検査では、令和4年5月13日より従来の検査水準を維持しつつ、検査内容を高齢運転者や実施機関の負担が少ない態様(簡素化・効率化)に変更した実施要領で運用されています。

【警察庁】認知機能検査について
【警察庁】認知機能検査の実施要領について(通達)

認知機能検査の簡素化の内容

検査結果の区分
の見直し
認知機能検査の判定区分を変更
道路交通法改正前 : 3区分
道路交通法改正後 : 2区分(認知症のおそれあり、認知症のおそれなし)
検査項目の簡素化 検査項目の減少
時計描画を削除
検査手順の合理化
(タブレットの活用)
タブレットの活用により検査項目への回答方法・順序や採点などを効率化
道路交通法改正前 :
①検査の順番
 時間の見当識→手がかり再生→時計描画
②検査の採点
 最後まで検査を行い、合計点を算出
道路交通法改正後 :
①検査の順番
 手がかり再生→時間の見当識
 (検査項目のうち点数の比重が大きい問題の出題)
②検査の採点
 タブレットの自動採点機能によりリアルタイムで採点を行い、点数がカットオフ
 ポイントに達した時点で検査終了

タブレットを導入するメリット

タブレットを導入することで、検査の進行および採点が自動化できるため検査人員の削減、採点効率の向上を見込むことができます。また、タブレットでは集団同期式に加え、五月雨式(受検者それぞれが個々のペースで進める)でも検査に臨めるため回転率の向上を見込むこともできます。

タブレットの導入効果

紙での検査 タブレットでの検査
備品 問題用紙、回答用紙、鉛筆 タブレット、専用ペン、ヘッドフォン
検査員の人数 検査員 : 約1人
補助者 : 約1~2人
検査員 : 約1人~
検査の実施方法 集団同期式 五月雨式(集団同期式でも可能)
検査終了のタイミング 最後まで検査を行い、制限時間に達したら終了 点数がカットオフポイントに達した時点で検査終了
採点方法 手動採点・確認 自動採点・確認
検査データの管理方法 手動入力 デジタル入力

紙とタブレットでの検査フローの比較

紙での検査フロー

紙を使用した検査ではあらかじめ予約しておいた集合時刻に集まり、検査開始時刻から集団で一斉に検査を開始します。

タブレットでの検査フロー

タブレットを使用した検査では検査員による進行が不要のため、検査開始時刻を定める必要がありません。検査はタブレットの音声案内に従いながら進行します。

管理画面のイメージ

1 免許証情報読み取り

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2 出題パターン選択

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3 受検者が問題へ回答

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4 リアルタイムの進捗確認画面

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5 採点

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6 結果通知書発行

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※結果通知書で印字されるのは赤字での記載箇所のみになります。

タブレット式認知機能検査システム「MENKYO-PS」の製品構成と役割

製品構成

機器 セット内容
管理者端末 iPad(第9世代)、Apple Pencil(第1世代)
受検者端末 iPad(第9世代)、Apple Pencil(第1世代)、ヘッドフォン
情報管理端末 ノートPC、Wi-Fiルーター、NAS(Network Attached Storage)

機器ごとの役割

機器 役割
管理者端末 検査の受付、進捗管理、採点確認
受検者端末 検査の進行、回答
情報管理端末 端末同士の同期
検査データの管理など

※管理者端末と受検者端末では使用するアプリケーションが異なります。

製品の販売

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※タブレット式認知機能検査システム「MENKYO-PS」の開発元は、日本テクトシステムズ株式会社です。
※内容について、予告なく変更することがあります。

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