3マス媒体データを活用した広告配信プラットフォーム

Media X(メディア・エックス)

新聞・出版物(雑誌等)・テレビ
3種類のマスメディアを横断するデータマーケティングソリューションを提供します。

Media X 概要

Media X 概要図

Media X とは

Media X は、会員数780万人(2023年2月時点)のDNPグループのハイブリッド型総合書店「honto」※1のアクセスデータ、読売新聞グループの保有する新聞読者をベースとしたデータ基盤「yomiuri ONE※2、さらにSMNの保有するテレビ視聴データ「Connected TV Data Bridge(TVBridge)」※3を連携させ、新聞・出版物(雑誌等)・テレビの3種類のマスメディアを横断するデータマーケティングを実現した広告配信プラットフォームです。
※データの連携および活用に関しては、個人を特定する情報には連動させないこととし、プライバシー保護に十分に配慮しています。

近年、インターネットでの情報収集が主流となるなかでも、生活者の多くはマスメディアを日常的に利用しており、インターネットよりも情報の正確性で信頼度が高いといった評価もあります。生活者がマスメディアのコンテンツに接触するのは、購買行動において、最終地点となる購買データと異なり、起点となることも多いため、生活者の「顧客時間」を最大限活用することにつながると考えています。

Media X ロゴ

関連ニュースリリース・トピックス

大日本印刷・読売新聞東京本社・SMN 3マス媒体の接触データを活用した広告配信プラットフォーム「Media X」がサービス開始

大日本印刷、読売新聞東京本社、SMNが広告ビジネスで協業

配信事例

配信セグメント例

「honto」アクセスデータ、「yomiuri ONE」、「TVBridge」の掛け合わせパターンに応じて、A〜Gの7つの広告配信セグメントを設定し、マス媒体接触データを使用しない興味関心のみのセグメント(H)と比較して、広告配信結果がどの程度向上するか検証しました。主な結果は以下のとおりです。

広告配信精度の向上による、クリック率の増加

テスト配信の結果、マス接触データを使用しないセグメント(H)と比較して、広告のクリック率が向上しました。
最もクリック率が高かったのは、3マス媒体の接触データをすべて活用したセグメントGで、セグメント(H)と比較して1.65倍になりました。
また、2つのデータをかけ合わせたセグメントD、E、Fにおいても1.40倍と、効果の向上が見られました。また、旅行という業種の特性から、テレビ接触データを活用したセグメントA、D、Eが比較的有効であるとの結果も得られました。

業種や商材、もしくは広告主の達成目標によって、A〜Gの各セグメントを使い分け、最適な提案を実施することが可能になったと考えられます。

クリック率

マス接触データの質の高さを生かし、対象者に正しくリーチして行動を喚起

クリックに紐付かない間接的な効果指標においても、マス接触データをかけ合わせて活用したセグメントD〜Gの方が、使用しなかった場合(H)に比べ、高い結果となっています。検索行動への貢献度合いを示すビュースルーサーチ率※4では1.92倍、購買への貢献度を示すビュースルーコンバージョン率※5では1.78倍となりました。
複数のマス接触データを組み合わせることで、マス媒体への接触ですでに興味を持った状態のユーザーに対し、より効率よくリーチできることを示しています。

ビュースルーサーチ率

ビュースルーコンバージョン率

メディア起点のデータを活用したことで、トップ〜ミッドファネルの強化に成功

生活者がマスメディアのコンテンツに接触することで、購買行動の起点となることも多いため、この接触データを活用することは、見込み顧客を育てることにも繋がります。
SMNのマーケティングAI「VALIS-Cockpit」※6を用いて、広告配信対象者を分析したところ、潜在層より下部のステージに移行したユーザーの割合は、各購買ステージにおいて、マス接触データをかけ合わせて活用したセグメントD〜G の方が、興味関心のみのセグメント(H)よりも高い結果となりました。
獲得直前のユーザーを刈り取るだけではなく、ファネルの上部から見込み顧客を取り込み、ファネルから離脱させることなく送客することができたと考えられます。

ファネルダウン率

オプトアウト・データポリシー

広告のオプトアウトおよびプライバシーポリシーについては、下記になります。

「Media X」のオプトアウトはこちら
※「YOMIURI X-SOLUTIONS ※略称 YxS(ワイ・バイ・エス)」のページです。

「Media X」のプライバシーポリシーはこちら
※読売新聞グループのページです。

DNPのプライバシーポリシーはこちら

※注釈

※1. 「honto(https://honto.jp/ )」:
DNPが丸善ジュンク堂書店、文教堂およびトゥ・ディファクトと共同で運営するハイブリッド型総合書店。
リアル書店とネット書店を連動させて「読みたい本を、読みたい時に、読みたい形で」提供。

※2.「yomiuri ONE(https://adv.yomiuri.co.jp/digital/files/yomiuriONE.pdf )」:
読売新聞東京本社が運営する「読売ID」(会員数330万人)をはじめ、読売巨人軍、読売旅行の会員IDを含めた計440万IDの属性に加えて、読売新聞グループ会社が運営するサイトの閲覧属性や、第三者情報の推定属性データを蓄積したデータ基盤。

※3.「Connected TV Data Bridge(https://tv-bridge.com/ )」:
大手テレビメーカー4社が、広告用途へ利用の同意を得てユーザーから取得している約900万台分のテレビ視聴データに、SMNが保有するデジタルメディアの接触データを組み合わせて、効率的な広告配信を実現するデータ活用サービス。

※4. ビュースルーサーチ率:
配信した広告に接触したユーザーを母数とし、広告クリックではなく検索エンジン経由でランディングページに流⼊した割合を示したもの。

※5. ビュースルーコンバージョン率:
配信した広告に接触したユーザーを母数とし、広告クリック以外の方法でランディングページに流入し、かつコンバージョンした割合を示したもの。

※6.VALIS-Cockpit(https://cockpit.valis-ai.com/about/ )」 :
ユーザー行動データの高度な分析と可視化技術によって、デジタルマーケティングの一元化・自動化を実現するマーケティングAIプラットフォーム。

未来のあたりまえをつくる。®