AIを活用し衛生基準に応じた“正しい手洗い”を誘導します

手洗いAIサービス

AIを活用した独自の画像解析技術によって、衛生管理の基本となる“正しい手洗い”を一人ひとりが実施できているかどうかを、手洗いの映像からリアルタイムに解析・判断し、“正しい手洗い”が完了するまでAIが誘導します。
本サービスにより、企業等は社員等の衛生管理意識の醸成や手洗い方法の平準化、管理の徹底や記録の実施などが可能となります。 判定する手洗い種別として、厚生労働省の提唱する「正しい手の洗い方」のほか、各導入先の衛生基準に応じた手洗いへの対応が可能です。

「手洗いAIサービス」の特長

DNPは、衛生管理の基本となる正しい手洗いをAIで誘導する「手洗いAIサービス」をご提供します。
本サービスの特長は以下のとおりです。

  • 衛生管理の基本となる“正しい手洗い”を一人ひとりが実施できているかどうかを、手洗いの映像からリアルタイムに解析・判断し、“正しい手洗い”が完了するまでAIが誘導します。
  • 洗面台に設置したカメラで利用者が手を洗っているシーンを撮影し、手洗い工程のマニュアルのうち実施されたもの/されなかったもの、手洗いに要した時間などをAIでチェックします。
  • マニュアル通りだったかどうかをリアルタイムに解析し、その結果を洗面台に設置したモニターに表示して、利用者に視覚的にわかりやすく伝え、正しい手洗い手順をガイドします。
  • 判定結果のログが蓄積されるため、手洗い実施率などの統計データとして活用できます。利用者の衛生意識の向上や健康保持に向けた取り組みなどに活かすことが可能です。

導入環境に応じて、アプリケーションのモード選択(教育モード/検査モード)ができます。
また、アプリケーション設定により、各工場の手洗いマニュアルに合わせた作業時間への変更が可能です。

○教育モード…手洗い工程に対して、すべて完了するまでに要した時間を計測および表示します
○検査モード…設定した手洗い時間に対して、手洗い工程をどの程度満たすことができたかを計測および表示します

衛生管理の重要性

HACCP(ハサップ:危害要因分析に基づく衛生管理手法)への対応や各種業界基準を満たす必要のある食品工場などのほか、医療・福祉、学校や公共施設、小売や外食などの企業・団体においても、衛生管理の重要性に関する周知や教育の徹底が必要となっています。
本サービスを企業等に導入することで、厚生労働省が提唱する「正しい手の洗い方」を社員等が一律に習得できるほか、正しい順番で手を洗うことにより、比較的短い時間でも一定の衛生効果を得ることができます。
企業等は社員等の衛生管理意識の醸成や手洗い方法の平準化、管理の徹底や記録の実施などが可能となります。

生活者や従業員への啓発ツールとしての利用

従来、手洗い教育は、座学や動画視聴などでのみ、実施されてきましたが、本サービス(AI)の活用により、リアルタイムで実践できます。
教育施設への常設設置のほか、簡単に持ち運べるため、新人教育期間のみ、各部署で共有利用することも可能です。

○利用想定場所
学校、公共施設、医療・福祉・介護、小売・外食、自治体(巡回指導など)、研修施設、オフィスビル、など

手洗いの啓発

“正しい手洗い”に関する効果について

ライオンハイジーン株式会社の協力のもと、「手洗いAIサービス」を利用した場合と利用しない場合の衛生状態を、「ATP(※1)ふき取り検査」で比較しました。
この調査の結果、衛生状態が保たれているとされるATP基準値の達成率が、通常の手洗い時では30%程度のところ、「手洗いAIサービス」を利用した場合は90%程度となり、また一人ひとりの手洗い水準のばらつきが抑えられるというデータが得られました。

手洗い効果のイメージ

※1 ATP(アデノシン三リン酸):地球上のすべての生物のエネルギー源として存在する化学物質であり、生物(または 生物の生産物)が存在する証拠。検査対象に、細菌や食材残さ(いずれも生物系)の汚れがあれば、そこに必ずATPが存在していることになります。(参考:ATP・迅速検査研究会 第23回講演会「ATPふき取り検査 Q&A集」)

提供参考価格

○カメラスタンドモデル(左図)/ポールモデル(右図)
 価格:35万円/台~

カメラスタンドモデル

ポールモデル

○モニターモデル
 価格:50万円/台~

モニターモデル

※システムには、アプリケーションが含まれています。
 アプリケーションは、以下から選択が可能となっています。
 ○衛生管理の職場向け:教育モード/検査モード
※各種カスタマイズについてはお問い合わせください。

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