第14回 農業WEEK （通称:J-AGRI ）

DNPは、環境負荷が低く持続可能性に配慮した多様なパッケージの開発に注力しています。
農業分野においても資材・パッケージの環境配慮や、新規就農の支援や業務効率化推進するサービスが求められています。また、農林水産省が推進する農業女子プロジェクトに参画しており、その取組みを紹介します。

農薬など内容物の品質保持が求められるパッケージで使用されているアルミ箔の置き換え品として有効です。酸素や水蒸気に対する高いガスバリア性と、遮光性を有しています。またアルミ箔から本製品へ置き換えることで、原材料調達時と製造時を合わせたサプライチェーンでCO₂排出量を約16％削減させることができます（当社算出）。

植物由来原料でCO₂排出量を削減できる包材です。石油の代わりに、サトウキビから砂糖を精製した際の副産物（廃糖蜜）や、とうもろこしなど植物由来の原料を一部に使用することで、石油の使用量を削減しています。また、植物は生育する過程で二酸化炭素（CO₂）を空気中から取り込んでいるため、石油由来のプラスチックフィルムと比べて、温室効果ガスを製品のライフサイクル全体で削減できます。

DNPは農林水産省が推進する「農業女子プロジェクト」^＊1に参画し、同プロジェクトと連携して、農業パッケージの課題に取り組んでいます。「農業女子プロジェクト」は、女性農業者が日々の生活や仕事、自然との関わりの中で培った知恵をさまざまな企業の技術・ノウハウ・アイデアなどと結びつけ新たな商品やサービス、情報を創造し、社会に広く発信し、農業で活躍する女性の姿を伝える取組みです。今回は同プロジェクトと協働した成果を紹介します。

＊1 農業女子プロジェクト 　農業女子PJ (maff.go.jp)