学生証や教職員証の顔写真を効率よく撮影する方法は?問題点や解決法を解説
学校や企業で個人を識別する手段のひとつとして、学生証や教職員証が利用されます。これらには、顔写真が掲載されていますが、顔写真を撮影・収集するには手間と時間がかかるものです。本記事では、顔写真データ収集の問題点や課題、解決策まで具体的に解説していきます。
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2024年8月22日 公開
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多くの企業で導入されている社員証や、高校・大学など教育機関で使用される学生証や教職員証は、顔写真が掲載され個人を識別するIDカードとして使用されています。
しかし、掲載する顔写真の撮影方法がバラバラだとクオリティに差が生じ、学生証や教職員証の作成に時間がかかるという新たな問題が発生しています。顔写真のクオリティが揃っていないと、顔写真データとして収集しづらく効率もよくありません。
本記事では、一定のクオリティを保った顔写真を効率よく収集する上での問題点を詳しく解説していきます。記事後半では、具体的な解決策を紹介しているため、学生証や教職員を交付するための顔写真収集にお悩みの方は、ぜひ最後までご覧ください。
【目次】
顔写真の撮影方法
顔写真の撮影方法は、以下の3つです。
・スマートフォンやデジカメで撮影する
・証明写真機で撮影する
・プロのカメラマンを派遣して撮影する
それぞれ、おすすめの用途・品質・価格の3つのポイントを詳しく解説していきます。
スマートフォンやデジカメで撮影する
スマートフォンやデジカメで撮影する方法は、以下のようなメリットがあります。
・時間や場所を問わず撮影できる
・何回も撮り直すことができる
スマートフォンやデジカメを利用して撮影するメリットは、時間や場所を問わず自分の好きなタイミングで撮影できることです。撮影だけなら費用もかからず気軽に撮影でき、納得するまで何度でも撮り直しが可能。写真をデータとして保存しやすく、同時に複数の顔写真データを用意できる利点もあります。
一方、個人で撮影するため、品質にばらつきが生じるのがデメリットといえます。顔写真によっては顔の大きさが規格に合っていない場合もあるため、均一な顔写真データが欲しい方には不向きです。
証明写真機で撮影する
証明写真機で撮影する方法は、以下のようなメリットがあります。
・時間を問わず撮影できる
・美肌補正や背景色の選択などを選ぶことができる
・一定のクオリティを保った顔写真が撮影できる
街中にある証明写真機を利用すれば時間を気にせず撮影できます。証明写真機の中には、撮影データのダウンロードに対応するものや、美肌補正、背景色選択などのオプションも選択ができるものもあります。証明写真機を利用すれば、一定のクオリティが確保され、画像のサイズや画角が整った均一な写真が用意できます。
使用用途に合わせてサイズや背景色の変更も簡単にできるため、何度も撮影し直す必要はありません。プロのカメラマンによる写真に比べると、価格が抑えられるのもメリットのひとつです。
プロのカメラマンを派遣して撮影する
プロのカメラマンを派遣して撮影する方法は、以下のようなメリットがあります。
・高品質な写真が手に入る
・ファイル名の変更やトリミング編集まで任せることができる
プロのカメラマンを派遣して撮影を依頼すると、顔の表情や角度などのアドバイスがもらえ、高品質な写真が手に入ります。新入社員から役員の方まで会社のブランドを意識し、統一した写真が撮影できるのもメリットのひとつです。
顔写真データに社員番号を紐付けし、ファイル名の変更やトリミング、背景統一をお任せできるのもうれしいポイント。しかし、プロのカメラマンを派遣してもらう場合は、他の2つの方法に比べて料金が高額になるデメリットもあります。
顔写真収集の問題点
顔写真データを収集する際にどのような問題点があるか、以下の3つのケースにわけて考えてみましょう。
・学生証の場合
・社員証・教職員証の場合
・学生証・社員証・教職員証共通の課題
それぞれ詳しく解説していきます。
学生証の場合
学生証として顔写真を収集する際には、以下の問題点が考えられます。
・スキャニングの作業が発生し、時間と手間がかかる
・顔写真が不鮮明、規格に合っていない写真の場合がある
・画像加工アプリで、顔写真を加工している可能性がある
入学予定者に写真原本を送付してもらう場合や、入学志願書に添付された顔写真をそのまま使用する際は、顔写真をスキャニングする時間と手間がかかります。また、不鮮明な顔写真や規格外のサイズだと、再度送付してもらわなければいけません。規格に沿った写真の確認や顔写真の再送付依頼を出すにも人手が必要なため、撮影人数が増えるのに比例して担当者の負担も増加します。
近年は、画像加工アプリの使用にも注意が必要です。目の大きさや顔の輪郭を変える加工が施されることで、本人と判断できない可能性も考えられます。
社員証・教職員証の場合
社員証や教職員証として顔写真を収集する際には、以下の問題点が考えられます。
・カメラマンや証明写真機の設置が必要である
・複数の事業所や分校がある場合、それぞれにカメラマンを手配しなければならない
・写真撮影の進捗確認が難しい
社員証や教職員証として利用する場合はセキュリティ面にも関わってくるため、顔写真のクオリティを一定に保たなければいけません。そのためにも、スマートフォンでの顔写真撮影ではなく、カメラマンや証明写真機利用の一定のクオリティが保たれた顔写真が求められます。複数の事業所や分校がある場合、カメラマンや証明写真機を場所ごとに手配する必要があるため、事前準備に時間を要するだけではなく、撮影の進捗確認も難しくなるでしょう。
学生証・社員証・教職員証共通の問題点
学生証・社員証・教職員証共通の問題点として、以下の3つが挙げられます。
・規格外の写真がある
・作業の手間がかかる
・個人情報の取り扱いに不安がある
カメラマンや証明写真機を使用しない場合、顔のサイズや写真の規格など、バラつきが発生する可能性があります。撮影した写真のトリミングや、顔写真ファイルの名称変更など、顔写真の数だけ作業負担が大きくなります。個人情報の取り扱いに注意が必要な今、セキュリティ面にも配慮しなければいけません。数百人~数万人のIDカードを一斉に更新しなければならない場合、膨大な業務量となり期限までに更新が間に合わないといった事態にもなりかねません。
顔写真データを収集する際に注意すべきポイント
前述の問題点を整理すると、以下4つの注意すべきポイントが挙げられます。
・写真の撮影場所や撮影方法
・集めた写真のクオリティがバラバラ
・集めた顔写真データの管理方法
・セキュリティ面の不安
それぞれ詳しく解説していきます。
写真の撮影場所や撮影方法
顔写真を撮影する方法は、スマートフォンやデジカメ・証明写真機・カメラマンの3つから選択できます。しかし、撮影方法がバラバラだと、品質が保証された均一な写真が撮影できません。そのため、あらかじめ撮影方法を統一し、写真の撮影場所を指示してあげましょう。
短期間で多くの顔写真を撮影・収集する必要がある場合は、証明写真機の利用がおすすめです。証明写真機は、一定の品質が保たれた写真が撮れ、撮影のスケジュール調整に手間がかかることもありません。証明写真機を設置しておくだけで、各自が自分のタイミングで撮影してくれます。また各自が自宅近くに設置されている証明写真機を利用することもできるため、拠点が多い場合や撮影対象の人数が多い場合でも安心です。
集めた写真のクオリティがバラバラ
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顔写真を収集する際に問題となるのが、写真のクオリティにバラつきがあるという点です。顔写真のクオリティを均一にするためには、以下のポイントに注意しましょう。
・同じ撮影方法にする
・顔写真の背景色を統一する
・顔写真のサイズやデータサイズを統一する
顔写真のクオリティは、撮影方法によって大きく異なるため、同じ撮影方法に限定しましょう。顔写真のクオリティが均一になるだけではなく、顔写真の背景色を統一すれば一体感が生まれやすくなります。
また、顔写真をデータとして受け取る際には、顔写真のサイズやデータファイル名にも注意しましょう。例えば、顔写真のサイズが規格と合っているかの確認や、データファイル名が「学年や部署名+氏名」と、指定名に変更されているか一つひとつ確認が必要です。確認作業では受け取る顔写真データ分の手間と時間がかかるため、担当者の負担が大きくなる可能性があります。
集めた顔写真データの管理方法
データを管理するには、クラウドを利用するのがおすすめです。クラウドにアップされた顔写真データをリアルタイムで確認できるため、撮影の進捗を追いやすいというメリットがあります。顔写真データの管理をスムーズにするためにも、管理のしやすさや手厚くサポートしてくれるアプリやサービスの利用を検討してください。
セキュリティ面の不安
個人情報となる顔写真データをアップロードする際には、暗号化された通信を用いる必要があります。セキュリティ面の配慮が求められるため、データを管理するクラウドを利用する際には個人情報の保護体制が整っている「プライバシーマーク」を取得しているサービスを活用してください。
課題の解決におすすめのサービス
さまざまな課題の解決策のひとつとして、DNP顔写真収集サービス with Ki-Re-iが適しています。このサービスを利用すると次のことができます。
・街中の証明写真機で24時間いつでも気軽に撮影
・顔写真データのクオリティが統一できる
・撮影進捗管理や顔写真データの管理が簡単
・セキュリティ面も安心
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社員証や人事台帳等の顔写真を街なかの証明写真機Ki-Re-iで効率よく撮影、収集できるサービスです。 |
DNP顔写真収集サービスwith Ki-Re-iの特徴について、詳しく解説していきます。
街中の証明写真機で24時間いつでも気軽に撮影
街中に設置された証明写真機Ki-Re-iを利用して顔写真が撮影できます。顔写真を撮影される方の都合が良い時間や場所などで気軽に撮影できるのが特徴のひとつです。
万が一、学校や企業の近くに証明写真機Ki-Re-iがない場合や、一度に大人数で撮影したい時には、要望に応じて短期レンタルにも対応しています。
顔写真データのクオリティが統一できる
証明写真機Ki-Re-iでの撮影に統一することで、品質が保たれた均一な顔写真データが撮影できます。撮影時には、証明写真機Ki-Re-iで顔の位置調整やサイズ調整も簡単に操作できるため、規格に合った顔写真データが手に入ります。背景色も自動的に任意の色に統一されるため、修正や撮り直しの手間もありません。
顔写真データの管理が簡単
証明写真機で撮影した顔写真データは、お客様専用の管理サイト(PCのみ)から確認やダウンロード可能です。学校側は管理サイトで一人ひとりにQRコードを発行し、学生や職員は証明写真機のバーコードリーダーにQRコードをかざすと撮影ができます。難しい操作は不要で、QRコードをかざすだけで撮影がスタートするため、誰でも簡単に操作できます。
撮影した顔写真は、QRコードのデータと顔写真が紐づき、管理サイトにリアルタイムにアップされます。撮影後は学生番号や社員番号などの任意の番号にファイルネームがリネームされるため、どなたでも管理しやすいのが大きな魅力です。
セキュリティ面も安心
顔写真データは撮影後に暗号化され、サーバーとの通信経路もSSLで暗号化されるため、セキュリティ機能も備わっています。お客様専用の管理サイトはIDやPASSだけではなく、IPアドレス限定などのログイン設定も可能です。
DNP顔写真収集サービス with Ki-Re-iを提供する株式会社DNPフォトイメージングジャパンは、個人情報の保護を適切に行う企業に与えられる「プライバシーマーク」を取得しています。個人情報の取り扱いに不安がある方や、セキュリティ対策が整った顔写真収集サービスをお探しの方は、DNP顔写真収集サービス with Ki-Re-iをご検討ください。
DNP顔写真収集サービス with Ki-Re-i が業務を効率化します
顔写真が掲載された学生証や教職員証は、個人を識別するIDカードとして利用されています。近年では、セキュリティ対策としても活用されるため、顔写真の掲載は欠かせません。しかし、カードを作成する際に取り扱う顔写真データの数が膨大だと、撮影スケジュールの調整や画像加工の編集はもとより、データのリネーム作業やセキュリティ対策など多くの労力と時間がかかります。
そのような悩みを解消する方法のひとつとして挙げられるのが、DNP顔写真収集サービス with Ki-Re-iです。街中にある証明写真機Ki-Re-iを利用して、24時間いつでも利用される方のお好きなタイミングで撮影できます。画質やサイズが統一されるため修正・加工作業が不要となり、ファイル名も自動で付与されるため業務の効率化につながるでしょう。顔写真データの収集にお困りの方や業務の効率化を検討されている方は、ぜひDNP顔写真収集サービス with Ki-Re-iをご検討ください。詳しい情報はこちらから。
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社員証や人事台帳等の顔写真を街なかの証明写真機Ki-Re-iで効率よく撮影、収集できるサービスです。 |
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