DNPが毎年ご提案するオリジナルのインテリア空間 DNP 5 Styles。 2024年のポイントは…

近年増加しているウォールドドアは、フレキシブルに空間を仕切ることができるアイテムです。面材の中央にすりガラスを入れることで、ドアを閉めたときも閉塞感がないようなデザインにしました。ガラスは水面を想起させるようなパターンガラスを選んでいます。

LD扉はガラリ入りの建具にしました。海辺のコテージやホテルを想起させ、爽やかな風が居室全体に流れる様子を想像できます。

ファッション好きの住まい手を表現するため、オープンタイプのワードローブを選びました。ショーケースのように収納することで、お気に入りのアイテムを視覚的にも楽しむことができます。

リビングにはリゾートホテルのテラスをイメージするような家具を選びました。ソファの左側に掃き出し窓があることを想定しています。外光が明るく降り注ぐリビングスペースを想像してみてください。

シチリアのリゾートを想起させる、太陽やレモンのイエローと、空や海のブルーを取り入れました。反対色の組み合わせによりお互いの色をひきたてています。

直線のラインを強調した建具のデザインにしました。WS-5257E マグノリア柄のもつ美しい木目の流れが空間全体に抑揚を与えています。左側にガラス窓を入れることで、廊下とリビングをゆるやかに結んでいます。

建具と同様に、直線ラインを意識したキッチンにしました。シンプルでスタイリッシュな佇まいです。住まい手が調理器具などをなるべく見せずに、全てきれいに収納する、すっきりとした暮らしを好むことを想定しています。

カウンターテーブルがキッチンからそのままつながり、機能的なダイニングスペースになっています。カウンターの収納扉は新色のラスタフィールWS-9105Eを使用し、マテリアルミックスを意識しました。

対照的に、リビングエリアは丸みのあるエレガントな印象のMolteni＆CのCinnamon Armchairを2つ、そしてコーヒーテーブルはRegent Side Tableを設えました。大きな窓ガラスから積極的に外光と風を取り込み、物理的にも感覚的にもゆとりのあるリビングスペースとなっています。

全体的にシンプルな空間ですが、印象的な照明を組み合わせています。フロアをふわっと照らす灯り、頭上から空間を包み込むような灯りにより、夜はロマンチックな空間になるでしょう。

廊下とリビングを結ぶ建具は框の親子扉にし、空間の主役になるデザインにしました。ガラスと細い桟の入った框ドアは、ややアンティークな印象のレバーハンドルと組み合わせ、デンマークスタイルを意識してます。

子どもがいるファミリーを想定しているのため、自由に配置を変えたり、色で遊べるようなMOROSOのPebble Rubble Poufを選びました。ころっとした形のモデュールで構成されているので、無造作に置いても散漫な印象にならずにコーディネートができるでしょう。

可愛らしい印象のリビングスペースに対し、ダイニングはすっきりとした印象にしたく、Karimokuの家具を選びました。シンプルでありながら木質のあたたかみが感じられるデザインです。

玄関に近い廊下には、腰かけて出かける支度ができるようなベンチを設けました。左には開口部があり暖かい日差しが差し込みます。のんびりと日向ぼっこをしながら、くつろぐこともできるでしょう。

小さな子どもが居て、動物好きなペルソナを表現するため、絵画や小物に猫やウサギのモチーフを選びました。ここに住まう家族のライフスタイルが垣間見れる要素になっています。

高級感のある間取りのため、建具の幅を広めに設え、重厚感が感じられるように横方向のハンドルを組み合わせました。中央に非木質柄を組み合わせ、ミックスマテリアルを意識しています。

B&B ITALIAのソファNoonuがこの空間の主役とり、さまざまなくつろぎ方を提案しています。Planck Coffee Tablesは、天板と側面でカラー・マテリアルが異なるデザインで、遊び心も感じます。またマゼンダとディープグリーンをアクセントカラーにし、魅惑的で優雅なラグジュアリーテイストにまとめてみました。

贅沢なメゾネットタイプのリビングには、存在感のあるFlosのペンダントライトWireline Lampを組み合わせました。ベルトとライン上の照明が交差し、天井高がしっかりある空間の中で、華やかさがプラスされます。

観葉植物が好きなペルソナを表現するため、インドアガーデンを設けました。手前にはMolteni＆CのテーブルMateoを設え、大好きなグリーンを感じながらここで仕事をしたり、コーヒーを飲んでくつろぐことをイメージしています。

この空間のもう一つのポイントは、2階のライブラリースペースです。贅沢に読書や音楽、絵画鑑賞ができるようなスペースになっています。リビングを見下ろして、家族の気配を感じることもできます。

この空間の一番のポイントは個性的な両開きのスライドドアです。扉を開いて、一歩進むと住まい手の好きなものを詰め込んだ異空間に飛び込めるようなイメージです。間取りや窓のデザインと同様に、建具もゆるやかな湾曲を感じるようなデザインにしました。

Zaha Hadidの建築に見られるような有機的な形状の間取りと窓の形をイメージしました。きっとマンションの外観も個性的で、街の中で一目置かれる存在になるでしょう。

ペルソナが好むサイエンスフィクションの世界観に没入できるようなデスクスペースです。動画制作やゲームにも集中できるゲーミングルームを想定しています。

好きな映画を贅沢に楽しめるリビングエリアにしました。身体が包み込まれるようなB&B ITALIAのLe Bambole Lounge Chairに、個性的なデザインのSoft Corners Side Tableを組み合わせました。FoscaliniのペンダントライトTondaも、フューチャリスティックなこの空間にマッチしています。

存在感のあるスライドドア、そして個性的なインテリアをひきたてているのが、新柄であるEBFW-1260を使ったフロアです。ダークなカラーですが、程よい抜け感があるため重々しくなく、空間をかっこよくスマートにまとめてくれています。