「みどころキューブ」企画・制作のポイントとサポートメニュー紹介
今回のコラム記事は、 「みどころキューブ®」の企画・制作についての進め方のポイントを解説します。みどころキューブに興味は持っているが、「進め方が分からない」「作るのがむずかしい」と感じている方々に向けての内容となります。
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法人のお客様(自治体、企業などの団体)を対象とさせていただいております。
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作成日:2023年4月25日 更新日:2024年10月2日
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「みどころキューブ」は、Webサーバーをお客様側で用意いただく必要がなく、制作時にCMS機能をご利用いただける「SaaS型」と、Webサーバーをお客様側で用意いただき、制作時に入稿シートをお使いいただく「パッケージ型」の2種がございます。
本ページでは、2種それぞれの企画・制作方法を記載しております。
目次
コンテンツの企画ポイント・メリット
制作工程は大きく【企画】【制作】の2つに分かれます。みどころキューブの制作作業をする前に企画の骨子を固めることで、制作作業を効率よく進めていくことができます。また、専用の企画ワークシートを用意していますので、関係者で内容共有、企画内容の精査ができます。制作過程で手戻りの発生を防ぐことにもつながります。
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企画・設計における3つのポイント
企画の骨子を固める上で、大切になるのが、一般的なコンテンツ制作と同様に、ターゲット、利用目的の決定、そして、みどころ情報の整理が重要です。
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■ターゲット
誰に向けての「みどころキューブ」なのか。
■利用の目的
何のために「みどころキューブ」を使ってデータを公開するのか。
■伝えたい「みどころ」
それぞれのデータの持つ伝えたい「みどころ」情報は何か。
みどころキューブの特長と必要素材
みどころキューブに掲載する題材制限はありません。企画や目的に合わせて、
立方体のキューブの中で自由に表現してください。
みどころキューブに必要な素材は、以下の内容となります。
みどころキューブの必要素材
・タイトル
・側面テーマ
・底面
・アイテム:キューブ内に配置する作品・資料情報
①企画趣旨と目的の決定
コンテンツがぶれないように企画の趣旨と目的は明確にしなければなりません。企画の趣旨と目的は企画制作における柱となります。
趣旨と目的がぶれてしまうと、その後のターゲット設定、内容設計すべてに影響してしまい、コンテンツとして誰に何を伝えたいのかぼやけたコンテンツが出来上がってしまいます。
企画を考える上で、必要な要素を整理するヒントにもなる企画ワークシートを用意しています。
これらの内容を整理することで、みどころキューブの骨子を固めることで、制作作業を効率よく進めていくことができます。
企画の精査や、制作過程で手戻りの発生を抑えることにもつながります。
②ターゲット設定
企画の趣旨と目的を元に、年齢や性別等だけではなく、趣味趣向等を考慮し具体的に誰をターゲットにしたものなのかを決定します。
ターゲットを広く設定すること逆効果になってしまう懸念があります。かえって響かない内容ににつながってしまうので注意しましょう。
③伝えたい「みどころ」情報の整理
企画の趣旨に沿って、収集したアイテム同士関連性を結び付けていきます。それにより、一つの情報をきっかけに多面的にとらえる機会・体験を提供できます。
また、この段階では、あらかじめ用意している企画ワークシートに整理した内容を記載し、企画に抜け漏れがないかを再確認・検討しましょう。
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これまで作成された企画案
①歴史教科書の副読本
「底面を日本地図」「縦軸を年代」にして戦国武将の統治エリアや関係性を表したもの。
②3D図鑑
「底面を世界地図」「縦軸を標高」にして生物の生息地や関係性を表したもの。
その他、観光案内や、自社商品の歴史を表すなどさまざまなアイデアが企画されています。
コンテンツ制作手順(SaaS型)
[step1] テキストを用意する
タイトル、解説文、テーマ等のキューブに掲載する情報のテキストを用意します。
[step2] 画像を用意する
アイテム画像、底面画像、縦軸画像等のキューブに掲載する画像を用意します。
[step3] CMS機能を使い制作する
CMS機能を使用し、テキストと画像を流し込み、アイテムの配置座標等を設定しプレビューしながら制作します。
[step4] 動作を確認する
制作したキューブデータをWebサーバーにアップし、動作を確認します。
コンテンツ制作手順(パッケージ型)
[step1] テキストを用意する
タイトル、解説文、テーマ等のキューブに掲載する情報のテキストを用意します。
[step2] 画像を用意する
アイテム画像、底面画像、縦軸画像等のキューブに掲載する画像を用意します。
[step3] 入稿シートを作成する
入稿シートにテキストと画像を流し込み、アイテムの配置座標等を決定します。
[step4] データを変換する
入稿シートに入力した情報をキューブデータへ変換し、出力します。
入稿シート内の変換ボタンを押すだけで、実行することができます。
[step5] 動作を確認する
出力したキューブデータをWebサーバーにアップし、動作を確認します。
企画・制作におけるサポートメニュー
ここまで、みどころキューブを作る上で、重要な企画・制作について解説してきました。しかし、それでも、自社で制作するのに不安が残るといったお悩みをお持ちの方に向けて、レクチャー形式の有償サポートメニューを用意しています。このメニューでは、企画・制作時の設定方法の操作までご支援いたします。
レクチャー会の概要
レクチャー会では、設定するアイテムを数個程度に絞ったキューブ(ベースキューブ)を制作し、動かしてみます。ベースキューブを制作することで、基本的なキューブの制作手順を理解できます。受講後、制作したキューブをお持ち帰りいただき、各自でキューブの更新作業(アイテムを追加、底面画像等の差し替え、テキスト情報の修正等)をすることにより、完成形のキューブに仕上げることができます。
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サポートメニュー概要
・実施形式:基本オンラインでのレクチャー形式
・実施スケジュール:【企画・設計編】【制作編】の2部構成
・所要時間(目安):合計5時間
【企画・設計編】 2時間 / 【制作編】 3時間
※ ご希望により【企画・設計編】と【制作編】をそれぞれ別日で開催することも可能です。
・実施費用:20万円(税抜き)
事前準備について
【作業環境の確認】
・WindowsPCの用意
【キューブの素材の用意】
以下の3点をご用意ください。
① キューブに設定するアイテム画像(数枚程度)
② ①で用意したアイテムのテキスト情報(タイトル、解説文、等)
③ テーマや軸に当てはめる項目、カテゴリー、キーワード案
レクチャー会を受けた方々の声
・とてもわかりやすく丁寧にご説明いただきました。(企画 ご担当様)
・ちょっとした疑問点もレクチャー会ですぐに解決していただけるので、とても心強かったです。
(制作会社 ご担当様)
関連ページ
入間市博物館 ALITが所蔵している多種多様な「くらしの道具」を、キューブ型のインタフェースを用いてさまざまな切り口から提示することによって、博物館収蔵品への興味・関心を喚起します。
~みる、ふれる、知識が広がる~
デジタル化された作品と多様な MLA の知的情報「みどころ」を組み合わせ、作品に対する興味のきっかけを提供する目的で開発された、インタラクティブ鑑賞システムです。
「みどころキューブ」「みどころシリーズ」は、DNP大日本印刷の登録商標です。
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