卒業アルバムの写真集めはどうする?コロナ禍での撮影や制作のポイント
卒業アルバムは、学校生活の日々の思い出が綴られた大切な記念品です。しかし、近年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で写真の撮影や収集、アルバムの制作が困難になっているケースも見受けられます。今回は、そのようなコロナ禍の状況でも活用できる卒業アルバム制作の便利なサービスをご紹介します。また、制作する際の手順や写真撮影・収集のアイデアなども解説しますので、卒業アルバムの制作に携わるご予定がある方は、ぜひご一読ください。
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2022年12月20日 更新
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【目次】
卒業アルバムの制作にあたって決めるべきことは?
カメラマン・撮影業者の選定および依頼
撮影を外部の業者に依頼する場合は、カメラマンまたは撮影業者の選定を行います。依頼にあたりクラスの人数や年間の学校行事、時間割表、アルバムの制作部数などの情報を伝える必要があるため、情報を委員会で整理しておくことが必要です。アルバム全体のイメージやテーマがあるのであれば、そのテーマもしっかり伝えておきましょう。学校行事の撮影を校内で行い、生徒の個別写真のみ業者に依頼したい場合も対応が可能か相談しましょう。
撮影スケジュールの決定
業者の選定が終わったら、具体的な撮影スケジュールを打ち合わせていきましょう。
2月~3月頃が納品日になると考えた場合、12月頃までには一通りの入稿が完了していることが理想的です。
そう考えると、10月頃にはレイアウトやデザインを決めて・・・など、常に納品日から逆算してスケジュールを組むことが大事です。
写真の撮影から製本までの流れ
写真撮影を開始して、実際に卒業アルバムとして製本されるまでには複数の工程があります。大まかな流れを以下でまとめましたので、スケジュールを立てる際の参考にしてみてください。
1.撮影開始
卒業アルバムには個人写真をはじめ、クラス写真や部活動の様子、学校行事や委員会活動の様子などを収めた写真が掲載されます。1年を通して撮影の機会があるので、いつからいつまでを撮影期間とするか、卒業アルバム委員会で決めます。撮影を業者に依頼する場合は、撮影担当の業者と打ち合わせした上で、詳しい撮影スケジュールを組みましょう。
2.写真選び
撮影した写真のなかから、委員会メンバーで卒業アルバムに掲載する写真を選定します。選び方が分からない時は、撮影業者に質問して提案してもらっても良いでしょう。アルバムに挿入したいテキストや組み込みたいレイアウトなどがあれば、写真選定と合わせて伝えます。
3.デザイン作業
写真データの編集や写真の配置、テキストの装飾などの部分を編集し、アルバム全体のレイアウトを整える工程です。個人写真のサイズを統一したり、集合写真は大きめにスペースを取ったりといった工夫で、見栄えにメリハリをつけていきます。卒業アルバムの制作会社に依頼することもできますが、アルバム制作ソフトを利用して委員会内だけでデザインを作成することもできます。このデザイン作業を経て、製版データが出来上がります。
4.見直し・校正
写真の製版データが完成したら、「写真はこれで良いか?」「テキストに間違いはないか?」「全体のデザインや構成は問題ないか?」などの点を校正します。特に、生徒や教師の名前や固有名詞に誤りがないか慎重に確認しましょう。製本後に修正箇所が見つかることのないよう複数人でチェックすることをおすすめします。
5.製本・完成
アルバムの校正が完了したら、いよいよ製本となります。写真データを印刷した後、正しい順番でページを揃える作業を行い、本が綴じられます。綴じられたアルバムを指定の最終サイズに断裁したら、表紙をつけて完成です。納品前には制作業者が1冊1冊検品し、問題がなければ学校へ納品されます。納品時は、委員会でも検品して乱丁や落丁がないかを確認します。
卒業アルバム制作のカメラマンや撮影業者を選ぶポイント
カメラマンや撮影業者を選ぶ際は、予算はもちろんスタッフの対応力や写真の品質、納期の長さなど複数の要素に注目することが大切です。
スタッフの対応
「担当スタッフとスムーズに連絡がとれるか」、「提案やリクエストに対して迅速に動いてくれるか」などの点に着目して、スタッフの対応力をチェックしましょう。他にも、「積極的に提案をしてくれるか」、「専門用語や分かりにくい言葉はきちんと説明してくれるか」といった点を見ることも大切です。
写真やアルバムの品質の高さ
制作業者として十分な実績があるか、アルバムの仕上がり例や見本を確認して、品質が納得できるものかもチェックしましょう。あらかじめ「ハードカバーで高級感を重視」、「マットな表紙でシンプルに仕上げたい」などのイメージを固めておくことで、理想のアルバムがつくれる業者が選定しやすいでしょう。
費用
予算を確認した上で、複数の制作業者から見積を取りましょう。アルバムのページ数、仕上がりのイメージなどの条件をできる限り細かく設定することで、見積の比較検討がしやすくなります。
サービス・プランの豊富さ
卒業アルバムの制作業者と一言でいっても、得意とする分野やデザインの方向性は異なります。シンプルな作りを得意としている、デザイナーがレイアウトをしてくれるなど、業者ごとの特色をチェックしておきましょう。また、基本のプランの内容やオプションで何ができるかも確認しておくべき項目です。
納期はどのくらいで設定されているか
写真データを校了してから製本・納品されるまでの納期もチェックします。特に、卒業間近に卒業アルバムに掲載したい行事がある場合、「撮影はできたけれど印刷まで間に合わない」ということにもなりかねません。いつまでに写真データがそろっていれば印刷・納品が間に合うのか確認し、日程を逆算しながら計画を立てましょう。
カメラマンの技術力
制作業者の実績や得意分野から、カメラマンの技術力を見極めることも大事です。卒業アルバムの制作実績があることはもちろんですが、スナップフォトや屋外写真、風景写真などさまざまなジャンルの撮影実績がある撮影業者を選ぶと、学校生活の色々な場面をキレイに残してくれるでしょう。
2022年現在の卒業アルバム制作の課題と解決策
2022年現在、新型コロナウイルスの感染症の影響により、卒業アルバム制作にも影響が及んでいます。これは卒業アルバム制作側も、撮影業者も、双方に影響があるといえるでしょう。そこで、現状の課題と、解消策をまとめました。
卒業アルバム用の写真が少ない
感染症拡大の影響による休校や、修学旅行や体育祭、学園祭などの学校行事の中止により、アルバムへ掲載する写真が少なくなっています。そのような場合は、対策として、学校の友人や教諭たちとプライベートで撮影した写真を持ち寄り、アルバムを制作すると良いでしょう。
写真撮影に配慮が必要
感染リスクが伴うこともあり、大人数を集めての写真撮影は、さまざまな配慮をしなくてはなりません。密になりにくい屋外で撮影を行う、撮影時のみマスクを外して声は出さないようにするなど、感染リスクを減らすよう心がけましょう。また、生徒の個別写真を撮影する時は、撮影スペースにスタッフや生徒が大勢集まることになります。各生徒に対して撮影時間のスケジュールを立てるなど人が密集しないよう工夫する必要があるでしょう。
大人数の個別撮影を短期間で終わらせるには・・・
生徒の人数が多く、スケジュールの調整やスムーズな撮影が難しい場合の解決策として、「DNP顔写真収集サービス with Ki-Re-i」の活用をご提案いたします。
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全国に5,500か所以上ある街の証明写真機「Ki-Re-i」を使って撮影・管理できる顔写真の収集サービスです。まずは、専用のQRコード※を生徒や教師へ配布します。受け取ったQRコードを証明写真機「Ki-Re-i」の読取口へかざして顔写真を撮影すると、専用のサーバーに写真データが蓄積されます。高画質の写真データは、専用の管理システムで簡単に管理が可能です。こちらのサービスを活用すれば、写真の背景の統一やリサイズなどの編集作業の手間も省けます。卒業アルバム制作をはじめ、学生証作成や顔認証システムで使用する顔写真データなど、さまざまな場面でご活用いただけるのも強みです。 |
「DNP顔写真収集サービス with Ki-Re-i」を活用した事例
「DNP顔写真収集サービス with Ki-Re-i」を活用した卒業アルバム制作の事例として、「慶應義塾大学公認学生団体卒業アルバム委員会さま」のケースをご紹介いたします。
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コロナ禍以前は、カメラマンへ委託して構内で個別写真撮影を行って、卒業アルバムを制作していました。しかし、新型コロナ感染症の影響で、講義は休講となり、生徒が登校する機会が激減。構内での写真撮影・収集が難しくなり、従来のやり方に代わる方法を模索していました。 |
まとめ
「コロナ禍により大勢で集まることが難しい」、「卒業アルバムに使える写真が少ない」など、コロナのまん延により卒業アルバムの制作にさまざまな影響が及んでいます。顔写真の撮影・収集が可能なシステムを導入することは、卒業アルバムの制作側、撮影業者、双方の課題解決の助けになります。
この機会に、「DNP顔写真収集サービス with Ki-Re-i」の導入をぜひご検討ください。
サービスの詳細資料は、以下のページから無料でダウンロードしていただけます。
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製品・サービスの販売元
※Ki-Re-iは、DNP大日本印刷の登録商標です。
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