「より良い未来」をめざす研究開発事例

DNPは独自の「P&I」(印刷と情報:Printing&Information)の基盤技術を掛け合わせ、また多くのパートナーとの協働により新しい技術を生み出しています。このページではDNPの事業セグメントにおける研究開発・応用技術の事例をご紹介します。

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スマートコミュニケーション部門

高精細画像処理等の技術や、大量データをセキュアに流通しビジネスプロセスを最適化するノウハウを強みとし、安全・安心で多様なコミュニケーションサービスを展開しています。

昇華型熱転写製品

DNPは独自の印刷技術を活かし、高品質な昇華型熱転写メディアとプリンターを提供しています。DNPブランドのメディア、プリンターは確かな技術力と品質、グローバルなニーズへの対応力、安定した製品の生産・供給体制が認められ、今、世界中で使用されています。

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認証・セキュリティ

DNPは「信頼」の起点を担うことで認証セキュリティの利用シーンを拡げ、「信頼」がかなえるシームレスで安心・安全な世界を拡げたいと考えます。「信頼」とは、DNPが長年個人情報を大切に扱ってきた実績と、ICカード(世界基準の技術とシェア確立)の実績であると考えています。これらを通し、サイバー空間とフィジカル空間で、すべての人とものがつながる情報化社会において、誰もが心地よく、無意識に、安心・安全な生活ができる環境の実現をめざしていきます。

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DNPコンテンツインタラクティブシステム みどころウォーク®

「みどころウォーク」は、ヘッドマウントディスプレイを装着した利用者が、手すりをたどりながら実際に移動することでVR空間内を動き回ることができる鑑賞システムです。
現実と少し異なる映像で錯覚を起こすことで仮想的に物理空間を拡張し、限られた展示空間内でも、広大な仮想空間を移動する体験が行えます。

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ライフ&ヘルスケア部門

環境負荷低減や生物多様性の保全にも配慮し、独自の技術で、人々の心身をより健康に、毎日の暮らしをより安全・安心で快適なものにしていく価値を開発・提供し続けます。

バッテリーパウチ

90年代後半に、リチウムイオン電池パックとして製品化に成功しました。コーティングによって多様な機能を付与し、ラミネートする外装材で薄さを追求してきました。DNPのバッテリーパウチは、表面が美しい。単に見た目が良いということではなく、電池の危険な内容物を包むにはどんな小さな傷でも外観検査で見つけられることが安全面で重要です。その観点から、得意先から高く評価されています。

スマートシティ/MaaS

DNPでは、MaaSを通じた住みやすい街づくりや地域の活性化に向け、住民の分け隔てなくアクセスできる、街のインターフェイス「モビリティポート」を提案しています。「デジタルキープラットフォーム」「NFCによる認証技術」を用いた新たな交通モードの接続・乗換え拠点であると共に、住民の暮らしを支え、交流・社会参加を持続的なものとする、都市の未来のインフラをつくります。

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医療情報処理技術

DNPはこれまで、強みとする画像処理技術を活かし、自然で見やすい色を再現する機能や、歪んだ画像の補正機能を備えた画像処理LSIなどを開発してきました。さらに、医療分野では、東京医科歯科大学と共同で、眼球のMRI 画像から、日本人に多い病的近視の原因究明につながる画像解析技術の研究・開発などに取り組んできました。「医療用画像処理」には、印刷で培ってきた高度な情報処理技術が活かされています。

医療情報処理技術

GREEN PACKAGING

食品や医薬品などの包装に対して、「CO₂の削減」「資源の循環」「自然環境の保全」という3つの価値を社会に提供する「GREEN PACKAGING」を開発して展開しています。再生可能資源の活用、リサイクルの推進などを進めることで、循環型社会の実現と環境負荷の低減につなげています。

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EB(Electron Beam)技術

DNPのコア技術のひとつであるEB技術は、電子線(Electron Beam)を照射することで樹脂や塗膜の耐久性などを瞬時に向上させるもので、傷や磨耗、汚れなどに強い建材用の化粧シートの開発に活用されています。そして地球環境保全への意識が高まるなかで、DNPが開発に取り組んだのが、環境に配慮した樹脂フィルムを使った、フロア用の化粧シートです。

EB(Electron Beam)技術

エレクトロニクス部門

大面積機能化技術、微細加工技術、ミクロ・ナノ造形技術、光制御技術など、DNP独自の技術と多くのパートナーの強みとの相乗効果を発揮。 エレクトロニクス製品の価値を高め、暮らしを豊かにしていきます。

有機ELディスプレイ用フィルム技術

有機ELディスプレイは、太陽光などの外部光の反射によりコントラストが低下したり、斜め方向から見ると色が変化してしまうといった欠点がありました。それらの欠点をなくすために開発されたのが、DNPの特殊な光学フィルムです。このフィルムは、独自開発の特殊液晶材料と精密コーティング技術により初めて実現できた製品で、有機ELディスプレイ用「位相差フィルム」と呼ばれています。

有機ELディスプレイ用フィルム技術

有機ELディスプレイ製造用メタルマスク

有機ELパネルの製造時に、光の三原色(RGB:赤緑青)の有機材料を画素ごとに基板上に微細に形成する工程で、DNP製のメタルマスクが使用されます。メタルマスクは微細な穴を精密に配置した金属板であり、RGBの有機材料を精密かつ正確な位置に付着させるために、穴の位置・大きさに高い精度が求められます。DNPの高い精度を誇るフォトリソグラフィ技術やエッチング技術が大きな強みとなっています。

半導体用フォトマスク

フォトマスクは、半導体製品の回路を形成するための原版の役割を果たしています。シリコンウェハーに塗布した感光材に、フォトマスクを透過した光によって回路パターンが転写され、エッチング等の工程を経て半導体製品が作られます。