プライベートな空間を演出する調光フィルム

電子シェード

DNPのコンバーティング技術とシート加工技術が実現した、GHLC方式の調光フィルムです。遮光と透過を電気的に制御することで、プライバシー保護やシームレスデザインを演出します。

背景

ニューノーマルな時代の新たなワークスタイルとして、企業によるテレワークの導⼊が加速しています。最近では在宅勤務に代わり、⾞内をオフィスとして使用する「在⾞勤務」の提案が登場しています。
しかし、停⽌した⾞内での仕事では、歩⾏者など周囲の⽬が気になってしまう点が、課題の⼀つとなっています。

DNPの【電⼦シェード】は、電動のスイッチ⼀つで外から⾒えなくすることができるため、瞬時に車内をプライベートな空間に切り換えることが可能です。

特長

GHLC方式採用の調光フィルム(GHLC:Guest-Host Liquid Crystal)

■車内周辺パーツとの一体感を演出する「ニュートラルブラック(=自然に近い黒)」を再現
高速での駆動が可能なため、『遮光』⇔『透過』を瞬時に切り換え(≦1sec.)
色素を利用しているため、色味の調整が可能
■フィルムのため形状の自由度が高く、曲面への追従も可能
駆動電圧が低く、EV車の航続距離につながる「電費」にも貢献(≦30V)
高い透明性で、ガラスのような見え方を実現
■フィルム内での分割駆動が可能なため、意匠性を向上できる

ニュートラルブラックとは

EC方式(ガラス)やSPD方式(フィルム)が、緑や青の色味であるのに対して、DNPの【電子シェード】はGHLC方式を採用することで、「ニュートラルブラック(=自然に近い黒)」を実現しました。
これにより、車両で使用される部材と一体感のあるデザインを演出することが可能になります。

分割駆動(セグメンテーション)について

動画:DNPの調光フィルムで世界はもっと美しくなる(1:04)

分割駆動とは、透明電極をパターニングすることで、電子シェード内の特定のエリアを個別にコントロールできる駆動方法です。電気制御により、カーテンやブラインドを開閉するかのような演出を再現することができます。

活用シーン

電子シェードの活用シーン

・機械式カーテンの軽量化、省スペース化
・サンルーフ等の窓ガラスのスマート化
・サンバイザーなどの防眩機能として
・プライバシーやシームレスなデザインに
・ヘッドアップディスプレイなど、透明ディスプレイのコントラスト向上に

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ビジネススキーム

2017年4月より、ハイテクノロジー液晶アプリケーションの研究開発をおこなう「アルファマイクロン社(AMI)」と、液晶調光フィルム事業における協業を開始、2018年8月には、ゲスト・ホスト液晶を採用した調光フィルムの販売窓口として、合弁会社「AKARI, LLC」を設立いたしました。

よくある質問

Q. どの程度のサイズまで対応可能ですか? A. 現時点で可能なサイズは500㎜×1200㎜です。大サイズ化の予定もございますので、御要望をお聞かせ下さい。
Q. どの程度の曲面まで対応可能ですか? A. 弊社テスト用としてR=1,700㎜での実績がございますが、デザインや大きさにより異なりますので、御相談下さい。
Q. 後貼りでの使用は可能ですか? A. 外部からの衝撃リスクを回避すべく、合わせガラス等での御使用方法を推奨しています。
Q. リール形態での供給は可能ですか? A. シート形態でのフィルム供給となります。

まずは、お気軽に御相談下さい。

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