食品やトイレタリーなどに広く用いられるラミネートチューブの開発に取り組んでいます。海洋プラスチック問題や地球温暖化などの環境課題に配慮したラミネートチューブの開発や、生活者視点を取り入れた機能性に優れた製品の提案、仕様設計、材料検討、製品化等を行っています。実際に自分が設計し、製造にいたったラミネートチューブが店頭に並んでいるのを目にし、生活者の手に渡っていることに大きな喜びとやりがいを感じています。
大学時代は高分子材料工学を専攻し、ガン治療に用いられる抗ガン剤をターゲットに体内の薬物分布を量的・空間的・時間的に制御するドラッグデリバリーシステムの研究を行いました。材料工学は、対象とする現象や材料に対し、基礎科学を総合的に用いてアプローチを行う学問のため、起こった現象に対し、総合的に幅広い視野を持って問題解決に取り組む力は入社後も製品開発を進めるための糧となっています。