2022年12月1日
入間市博物館 ALIT Webサイトで2023年1月からの常設展示室リニューアルオープンと連動したデジタルコンテンツとしてDNPの鑑賞システム「みどころキューブ SaaS型」を導入
大日本印刷株式会社(DNP)は、埼玉県の入間市博物館ALIT*1に、Webサイト上で2023年1月6日(金)からリニューアルする常設展示室と連動したデジタルコンテンツ「ALITむかしの道具ばこ」として、DNPコンテンツインタラクティブシステム「みどころキューブ® SaaS型」*2を導入します。DNPは早稲田システム開発株式会社の協力のもと、所蔵コレクションの多様な魅力を伝える新しい鑑賞システムとして「ALITむかしの道具ばこ」を制作しました。
「ALITむかしの道具ばこ」
【「みどころキューブ SaaS型」を用いた「ALITむかしの道具ばこ」の特長】
○入間市博物館ALITは、地域の身近な歴史を語る資料として、多種多様な「くらしの道具」を幅広く収集しています。収集した資料は、使用方法や関連状況などの情報とあわせて整理・保存を行い、適宜公開するなど、さまざまな形で活用しています。同館は2023年1月6日(金)に常設展示室「入間の歴史」のリニューアルオープンを予定しており、昭和初期の農家と昭和中期の住宅を再現した実物大の家屋模型が新設されます。このリニューアルにともない、DNPコンテンツインタラクティブシステム「みどころキューブ® SaaS型」を活用して、同館の収蔵資料の中から、昔の暮らしや道具の移り変わりを表現した「ALITむかしの道具ばこ」を制作し、Webサイト上で公開します。
○「みどころキューブ」では、子ども等の利用者にも親しみやすい、明るい配色のデザインを採用しています。キューブ型のインタフェースを触りながらの直感的な操作で、さまざまな切り口を提示することによって、博物館収蔵品への興味・関心を喚起します。各道具類が使われた年代や、1日の中で主に使用される時間帯、時代による道具の移り変わりや、複数の道具同士の思いがけないつながりなどを立体的に表示します。
○入間市博物館ALITは、早稲田システム開発が提供する博物館向けクラウド型収蔵品管理システム「I.B.MUSEUM SaaS」を導入しており、今回、このシステムで整理・管理している収蔵品情報をもとに「みどころキューブ」を制作しました。「みどころキューブ」上の各収蔵品の解説欄から「I.B.MUSEUM SaaS」のデータにリンクすることにより、収蔵品のことをさらに深く知ることができます。
【入間市博物館ALIT常設展示室「入間の歴史」のリニューアルオープンについて】
○会期 : 2023年1月6日(金)~
*休業: 月曜日(その日が祝日または振替休日の場合はその翌日)、祝日の翌日(その日が土曜日・日曜日または、祝日である場合は除く)、年末年始(12月27日から1月5日)、館内整理日(毎月第4火曜日。ただし、祝日である場合は除く)
○場所 : 入間市博物館(埼玉県入間市二本木100)内 常設展示室「入間の歴史」
○常設展示観覧料 : 一般200円、高大生100円、小中学生50円 ※各種優待制度あり
【DNPのデジタルアーカイブに関する取り組み】
DNPは、世界遺産をはじめとする京都の有形・無形の文化遺産を毀損することなく保存し、次代へ継承する「京都・文化遺産アーカイブプロジェクト」*3や、フランス国立図書館の貴重な作品のデジタル化や鑑賞システムの開発を行う「リシュリュー・ルネサンス・プロジェクト」*4などを推進しています。 こうした取り組みを通じて高精細画像処理の技術・ノウハウを高め、ITを活用したインタラクティブな鑑賞システムを開発して、作品のデジタル化及び公開・利活用を支援していきます。 DNPは今後も、文化財等の保存・継承・公開などに関わる活動を推進して、多くの人々が文化を学び、さまざまな体験が得られる事業を展開していきます*5。
*1 ALIT : 市民の声をもとに命名された愛称で、Art・Archive/Library/Information/Teaを表現。
*2 みどころキューブ® SaaS型について
*3 有形・無形文化遺産の“保存と継承”高精細映像アーカイブについて
*4 フランス国立図書館 とのプロジェクトについて
*5 文化財のデジタルアーカイブソリューション
※記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
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