2019年8月8日
様々なパターンを遠くまで明瞭に表示できる小型照明装置を開発
警備誘導や駐車場の通路誘導などの照明に最適!
大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義斉 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、様々なパターンを遠方まで明瞭に表示できる小型の照明装置を開発しました。
【小型の高精細パターン照明装置開発の背景と概要】
不特定多数の利用者が集まる公共施設では、地震や火災などの災害が発生した場合に、利用者を適切に誘導するため、矢印など状況に応じたパターンを明瞭に表示する必要があります。また、工場内での注意の喚起、建築物へのライティングやデザイン照明等の用途でも同様の表示を行いたいというニーズがあります。こうした需要に対して、今回DNPは、表示する光の方向を制御する微細加工技術を活用して、高精細なパターンを表示する小型照明装置を開発しました。
この製品は1台で、数メートル先から遠方までパターンを明瞭に表示できます(設計によって距離の調整が可能)。また、低消費電力のため災害時も電池で稼働します。小型化により、持ち運びや使用が容易となるほか、さまざまな場所への設置も可能です。
本照明装置を利用することで、分りやすく効果的な周囲への注意喚起や誘導が可能となり、従来は多くの人数で行っていた避難誘導などの省人化も図ることができます。
写真1:手のひらサイズで小型な照明装置
■小型照明装置の応用例
写真2:駐車場や工場での誘導照明装置として
写真3:ロボットへ搭載して周囲に存在を示す照明装置として
※セコム株式会社が提供する自律型走行型監視ロボット「セコムロボットX2」に搭載
災害時の避難誘導や駐車場・工場での誘導の他、トンネル内での警告表示、スタジアムや商業施設などでの道案内表示、デジタルサイネージの代替や建築物などへのプロジェクションマッピングにも今回開発した小型の照明装置が利用できます。
【今後の展開】
今後DNPは、今回開発した小型照明装置を避難誘導用途や建築照明分野、屋内デザイン照明分野、インフラ分野、工場の自動化(FA:Factory Automation)分野などに販売していきます。
※ニュースリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。
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