2018年1月31日

生活者トレンド予測「消費のきっかけ2018」を発表

「心地よい自分」消費が始まる

【生活者トレンド予測「消費のきっかけ2018」発表】

大日本印刷株式会社(DNP)は、生活者トレンド予測「消費のきっかけ2018」をまとめました。
AIスピーカーが発売され、シェアリングサービスが広がるなど、技術の進化によって生活者の購買行動は変化し続けています。そのなかで、生活者が買い物に期待することが、機能性や利便性などの“モノへの期待”よりも、“暮らしの快適性や心地よさを得ること”に変わってきています(図表1)。また、働き方改革の浸透にともなって、無理をし過ぎない「心地よい自分」に目が向けられおり、このような2018年の生活者の消費を後押しする「6つの視点」をまとめました。
※詳細は、こちらをご覧ください。http://www.dnp.co.jp/cio/trend/article/10143029_19464.html

 

【2018年の生活者の消費を後押しする「6つの視点」】

生活者トレンド予測 「消費のきっかけ2018」 -始まる、「心地よい自分」消費 -


1.自分の思い込みをリセットする、自分見える化消費
何を買うかは、AIと相談しながら考える。行動履歴や意識データなどデジタル化される自身のデータに基づいて提案される商品やサービスを通じた「自分」の再発見が消費を後押し。
2.‘やらなければならないこと’から自分を解放する、ロールフリー消費
共働き世帯が増加し、複数の役割を担うようになった生活者が抱える慢性的なストレス。決められた役割から解放するメッセージや、生活スタイル維持のサポートが消費につながる。
3.仲間との一体感を感じられる、仲間スタンダード消費
スマホやSNSに子供の頃から親しんできた10代。「浮きたくない・はずされたくない」という思いをかなえ、仲間とのつながりを実感できる約束ごとやアイテムへの関心が高まっている。
4.新たな興味を喚起する “オタク”牽引消費
様々なカテゴリーで“オタク”が登場。大衆への影響力を持ち始めている。ニッチでディープなコンテンツが
生活者に発見を与え、新たな消費を生み出すチャンスになっていく。
5.お試し体験を買い続ける、“少量多品種消費”
映画や音楽などのコンテンツ視聴し放題のサービスが定着し、商品やサービスを幅広く試してお気に入りを探す買い方につながっている。商品の価値をダイジェストで体感できる提供方法が商品との出会いをつくる。
6.昭和・平成を振り返る、リプレイ消費
平成が幕を閉じる前の最後の年となる2018年。節目をむかえる歌手や雑誌なども多く、一世を風靡したコンテンツの再購入など、仲間とともに昭和や平成を振り返るための消費が活性化する。


「消費のきっかけ2018」は、DNP保有の生活者情報のほか、全国の15~79歳の男女2600名を対象に、2017年12月15日(金)~18日(月)に実施したインターネット調査に基づきまとめました。
DNPはこうした調査などを踏まえて生活者の潜在的需要である“インサイト”を捉え、ブランドや商品と生活者とをつなぐコミュニケーション施策などを企業に提案しています。また、生活者がどのような情報に接触し、購買行動にどのような影響を与えたかなどの、ギフト・コミュニケーションのテーマについて、独自の生活者調査を実施するほか、独自のブランド診断手法を開発し、マーケティングコミュニケーションの最適化に向けた生活者インサイトを提供しています。
独自のマーケティング情報は、「生活者潮流」(http://www.dnp.co.jp/cio/trend/)などを通じて情報発信を行っています。


■約7割の生活者が、「生活を快適にすること」を買い物に期待


図表1 : 買い物に期待すること

■ネットを使いこなす若い世代を中心に、自分の詳細データに基づく最適商品やカスタマイズ商品が提供されるサービスへの関心が高い。



図表2 : 詳細なデータをもとに最適な商品を提供するサービス」の利用意向(ZOZOスーツ、カスタムシャンプーなど)
図表3 : 自分オリジナルのモノが作れるカスタマイズ・オーダーメイドサービス」の利用意向


■「思うようにいかないことがある」とストレスを感じている既婚女性は約7割。
その中でも改善したいと思うことのトップは、「掃除」


図表4 : 思うようにいかないこと、やりたくないことがあるか
図表5 : どうにかしたい、改善したいと思うこと(※図表4で「ある」と回答した人)

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