2017年6月16日
大日本印刷 縄文文化と現代アートを融合した展示イベントをマレーシアで開催
マレーシアと日本の外交関係樹立60周年を記念した国際文化交流
大日本印刷株式会社(DNP)は、縄文時代の美や精神性に影響を受けた日本の現代アーティストたちの作品展示を通じて、この時代と日本独特のサブカルチャーとの関係性など、太古と現代の繋がりを体感できるアートイベント「ARTs of JOMON ‐HYPER SUBCULTURE‐」展をマレーシアの首都クアラルンプールのISETAN The Japan Store内のイベントスペース「CUBE_1」*1で、2017年6月17日(土)~8月13日(日)に開催します。
縄文時代に日本列島に定住した人々は、自然と共存した狩猟・採集・漁労生活のなかで、縄文土器などの独自の文化を開花させながら、1万年以上もの間、持続可能な社会を築いていたと考えられ、また、戦争の痕跡が発見されていない稀な時代だとも言われて、近年世界的に注目されています。今回、縄文時代の精神とデザインを現代アートの視点から再構築して世界に発信するNPO法人 JOMONISM*2のプロジェクト「ARTs of JOMON」の協力のもと、多様な人種、宗教、文化、言語が共存し、寛容な精神が根付く国際都市クアラルンプールで、縄文文化と現代アートを融合したアートイベントを行います。
本イベントは、日本文化の魅力を発信するとともに、2020年以降を見据えたレガシー創出のための文化プログラムとして、beyond2020プログラム*3に認証されています。なお、2017年は、マレーシアと日本の外交関係樹立60周年の記念すべき年となります。
【ここがポイント!】
1. 日本を代表する現代アーティストたちの縄文時代をモチーフにしたオリジナル作品を展示
造形作家、陶芸家、3DCGアーティスト、映像作家など、さまざまな分野の第一線で活躍する日本の現代アーティストが手掛けた“縄文をモチーフにした作品”30点あまりを、本展示会のために創作されたオリジナルSFストーリーに添って鑑賞できるスタイルで展示いたします。
【左から】 大藪 龍二郎(陶芸家)「Resonator」、村上原野(陶芸家)「淵源生まれ来る花」、小林武人(3DCGデザイナー)「ASURA」、大島托(タトゥーアーティスト)×ケロッピー前田(フォトグラファー)「JOMON TRIBE」、竹谷隆之(造形作家)「縄文傀儡」
2. アーティストによるスペシャルワークショップを開催
・縄文陶芸教室 : 陶芸家、大藪 龍二郎による講義と縄文土器作りを開催。大藪氏の指導のもと、縄文時代に使われていた道具等を使った縄文文様の付け方なども体験できます。
・3DPrinting教室 : 日本を代表する3DCGデザイナー・小林武人による講演と3DCGデータ制作教室を開催。小林氏の指導のもと、参加者は3DCGデータ制作が体験できます。ISETAN The Japan Store内のFABSPACEにて、制作したデータから3Dプリンターで立体物を出力できます。
3. マレーシアのアーティストや大学とのコラボレーション
イベント初日の6/17(土)に、坂巻善徳 a.k.a.sense(美術家)+澁谷忠臣(グラフィックアーティスト)による会場壁面を使ったライブペインティングのパフォーマンスを行います。翌週からは、マレーシアのアーティストが引継ぎ、イベント会期中に両国のアーティストのコラボレーションによって巨大な壁画を完成させます。そのほか、アーティストがマレーシアの大学に赴き、講義やワークショップを行うなど、一連の活動を通じて両国のさらなる文化交流を深めます。
4. オリジナルグッズを限定販売
世界で活躍するペイントアーティストのDRAGON76*4が手掛けたメインビジュアルをモチーフにしたオリジナルTシャツ、トートバッグ、ポストカードを会場限定で販売します。
【今後について】
DNPは引き続き「CUBE_1」で、日本を代表するクリエイターやアーティスト、職人や文化人等とのコラボレーションによって、来場者にさまざまな日本文化の体験を提供していきます。
【「ARTs of JOMON ‐HYPER SUBCULTURE‐」展 開催概要】
展示会名 : ARTs of JOMON ‐HYPER SUBCULTURE‐
会期 : 2017年6月17日(土)~2017年8月13日(日)
※縄文陶芸教室は2017年7月22日(土)・23日(日)の2日間開催。
※3Dプリンター教室は2017年6月24日(土)・25日(日)、8月5日(土)・6日(日)の4日間開催。
開館時間 : 午前11:00 – 午後9:00(最終入場 午後8:30)
※営業は、ISETAN The Japan Store Kuala Lumpurの営業日に準じます。
入場料 : 4歳以上 RM15(マレーシア・リンギット)、学生RM10/人、3歳以下は無料
会場 : 「ISETAN The Japan Store Kuala Lumpur」3F THE CUBE / CUBE_1
(50 Japan Sultan Ismail 50250 Kuala Lumpur, Malaysia)
主催 : ICJ DEPARTMENT STORE (M) SDN. BHD./大日本印刷株式会社
キュレーション: NPO法人JOMONISM
■出展作家(50音順)
伊良原満美(漆アーティスト)、大島托(タトゥーアーティスト)×ケロッピー前田(フォトグラファー)、大森準平(陶芸家)、大藪 龍二郎(陶芸家)、片桐仁(俳優、タレント)、金理有(陶芸家)、小林武人(ポストデジタル・アーティスト)、坂巻善徳 a.k.a.sense(美術家)、ソエジマ・ヤスフミ(映像作家)、澁谷忠臣(グラフィックアーティスト)、篠崎裕美子(陶芸家)、杉山孝博(ジュエリーデザイナー)、高橋昂也(映像作家)、竹谷隆之(造形作家)、堀江武史(修復家/美術家)、松山賢(美術家)、丸岡和吾(髑髏作家)、村上原野(陶芸家)、結城幸司(版画家・彫刻家)、XSENSE(アートプロジェクト/坂巻善徳 a.k.a.sense&小林武人)、We+(コンテンポラリーデザインスタジオ/安藤北斗、林登志也)、mulo(ペインター/イラストレーター)、art:tech(ペインター/イラストレーター)
*1 CUBE_1 : 三越伊勢丹ホールディングスとクールジャパン機構の合弁会社「ICJ DEPARTMENT STORE (M) SDN. BHD.」が2016年10月から運営する、ISETAN The Japan Store3F「THE CUBE」にあるイベントスペース。
過去の展示会の様子は、Facebook :Cube1kl Instagram :cube1kl でもご覧いただけます。
*2 NPO法人JOMONISM : 現代アートを通じて縄文時代の文化の魅力を世界に発信し続けるNPO法人。これまでニューヨーク(2013年)、パリのジャパンエキスポ(2013年)、アメリカコロラド州デンバー国際空港(2015年)等でも好評を博したアート展「ARTs of JOMON」を開催。
*3 beyond2020プログラム : 2020年以降を見据え、日本の強みである“地域性豊かで多様性に富んだ文化”を活かし、成熟社会にふさわしい次世代に誇れるレガシーの創出に資する文化プログラムを内閣官房東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部事務局が「beyond2020プログラム」として認証するものです。DNPがCUBE_1で2017年4月5日~6月10日に実施し、海外実施案件として初めて認証された「TOY BOX OF JAPAN」に引き続き本催事も海外実施案件として認証されました。
*4 DRAGON76 : マイノリティ文化や音楽から受けた影響をもとに、情熱的で生命力溢れるタッチで、見る者の魂に触れるような作品を描くアーティスト。国内外の企業広告やアパレルブランドとのコラボレーションのほか、音楽関連のビジュアルや壁画等を幅広く手掛けている。
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