2016年12月1日
◆◇◆DNPからのお知らせ◆◇◆兵庫県加古川市の共通ポイント制度「かこがわウェルピーポイント」がDNP地域通貨ポイント向け流通プラットフォームを採用してサービスを開始
大日本印刷株式会社(DNP)の「DNP地域通貨ポイント向け流通プラットフォーム」が、兵庫県加古川市の共通ポイント制度「かこがわウェルピーポイント」に採用され、2016年12月に試行運用がスタートします。
加古川市は、「ウェルネス都市宣言」を掲げ、積極的に市民の地域活動や健康増進を支援しています。その取り組みの一環として、ボランティアなどに参加した市民にポイントを付与する加古川市共通ポイント制度「かこがわウェルピーポイント」を12月に試行実施します。
今回「DNP地域通貨ポイント向け流通プラットフォーム」を活用し、ボランティアに参加する市民にFeliCaポケット搭載のICカード「かこがわウェルピーカード」を発行します。市民はこのカード1枚で、ボランティア参加によるポイントの受取や貯めたポイントの利用などができます。「かこがわウェルピーポイント」は、2016年9月に資本・業務提携した株式会社フューチャーリンクネットワーク(FLN)が運営し、DNPとFLNの両社で、加古川市が目指す市民の健康増進および社会貢献活動や地域活動への参加に貢献していきます。
かこがわウェルピーカード(イメージ)
【ここがポイント!】
■ボランティア活動への参加でポイントが貯まる!
加古川市は、社会貢献活動や地域活動に参加した市民に、「かこがわウェルピーポイント」を付与していきます。まず、市内の小学校9校で実施中の「放課後子ども教室」、市内の小学校、中学校で活動している「学校園支援ボランティア」を対象とします。「放課後子ども教室」は、児童にグラウンドゴルフや手芸、将棋などをボランティアとして教えることでポイントを付与し、「学校園支援ボランティア」は、学校での教育活動を支援するボランティアに参加することでポイントを付与します。同市は、ポイント制度の導入によって、市民のボランティア活動への参加のきっかけづくりや継続する楽しみ、子供たちと触れ合うことによる生きがいづくりなどにつなげることを目指します。
■ポイント利用者の利便性が向上!
従来、利用者がポイントを貯める場合、専用のポイント受け取り端末の設置場所に行き、カードをかざす必要がありました。本プラットフォームの端末は、携帯可能なスマートフォンのため、事務局はボランティアや健康イベントが実施された場所に本端末を持参することで、利用者は、その場でポイントを受け取ることができます。
■FeliCaポケットの利用でサービスの拡張が可能!
「DNP地域通貨ポイント向け流通プラットフォーム」は、FeliCaポケット機能の利用により、1枚のカードまたはスマートフォンで複数のサービスが利用できます。今回の子育て支援のボランティアに加えて、市内のエコ活動への参加、市の公共施設や駐輪場の利用などによるポイントの付与、貯まったポイントをプレミアム商品券として利用するなど、さまざまな行政施策、地域施策と連携したポイントサービスを順次追加していくことができます。
【今後について】
加古川市では、貯まったポイントの利用方法として、2017年3月より、市の特産品や健康グッズとの交換、1ポイントを1円と換算して各学校の活動経費への寄付などのサービスを検討しています。また2017年度から、ポイント付与の対象となる活動の拡大など、さらなる地域活動の活性化を目指します。
DNPは、「DNP地域通貨ポイント向け流通プラットフォーム」および関連事業で、2016年度からの5年間の累計で約40億円の売上を目指します。また本サービスを他の自治体や企業にも導入し、地域の活性化や課題の解決を支援していきます。
※FeliCaは、ソニー株式会社が開発した非接触型ICカードの技術方式です。
※FeliCa、FeliCaポケットは、ソニー株式会社の登録商標です。
※その他、記載されている会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。
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