オムニチャネル対応の戦略的販促企画を支援する「Retail Meister」を開発

大日本印刷株式会社（本社:東京　社長:北島義俊　資本金:1,144億円　以下:DNP）は、店舗やネットショップ等のあらゆる販売チャネルを連動させて効果を高める“オムニチャネル”に対応した「DNP流通向け情報管理プラットフォームRetail Meister^®（リテールマイスター）」を開発し、3月7日に提供を開始します。

本プラットフォームは、チラシやカタログの印刷物からECサイトやネットチラシなどのデジタルメディアに使用する商品情報等の一元管理と様々なメディアへの展開によって企業の販売・販促業務の効率化を支援します。

【開発の背景】

流通業界では、店舗やネットスーパー、ECサイトなどの多様な販売形態を連動させるオムニチャネル化が進んでおり、生活者一人ひとりの購買行動に合わせた販促施策によって、顧客の囲い込みなどに取り組んでいます。この動きにともない、商品情報やイベント・キャンペーンなどの販促情報を一元管理し、チラシやウェブサイトなどの複数の情報メディアに効果的に発信していく必要性が高まっています。

このニーズに対してDNPは、情報の一元管理と様々なメディアへの展開を実現するプラットフォームを流通各社に提供し、複雑化する販売・販促業務の効率化と販促効果の向上を実現します。

【DNP流通向け情報管理プラットフォーム Retail Meisterの概要】

Retail Meisterは、小売店がチラシなどを制作する際に、従来はメーカーや卸業者などからその都度、個別に入手していた商品データなどをクラウド環境で一元管理できます。流通企業の本部でチラシやECサイトの企画・販促の担当者と、商品の品揃えを担当するバイヤー、店舗のマネージャーなどが一元管理された商品情報を共有し活用することで、“オムニチャネル”への対応負荷を軽減し、販売・販促業務の効率化と効果の向上につなげていきます。RetailMeisterの特長は次の通りです。

○ 商品情報だけでなく、業態によって異なるマーチャンダイジング（MD：商品政策・商品計画）や、販売チャネルの特性に合わせた販促企画の情報なども一元管理することが可能です。

○ 商品情報や販促情報を一元管理することで、チラシやパンフレット、ウェブサイトなどの各種メディア制作に必要な情報の収集・整理の作業負荷を軽減します。また掲載商品や価格の変更、特集テーマの差替えなどが容易に行えます。これにより、店舗やネットショップ等の販売チャネルを連動させる“オムニチャネル”への対応負荷を軽減することができ、販促の効果検証や次回の販促企画の立案に注力することができます。

○ 特集テーマや商品カテゴリーなどに合わせて、チラシやカタログの紙面イメージとしてラフレイアウト（コマ割り）が作成できるため、企画立案の早い段階から販促、商品担当などの関係者でイメージを共有することができ、会議のスムーズな進行や、制作物の精度向上に貢献します。

○ メディア制作のワークフローを管理するとともに、修正済みの情報を一元管理して使用することで、各種メディアへの展開における掲載情報のミスを防ぎ、誤表記による事業リスクを軽減します。

詳細はこちらをご覧ください。https://www.dnp.co.jp/biz/solution/products/detail/1189588_1567.html

【価格（税抜き）】

初期導入費用：500万円～、月額利用料：80万円～

※価格は、コンテンツの制作やシステムのカスタマイズなどによって変動します。

【今後の展開】

DNPは、流通・小売企業向けに当サービスを提供し、2020年までの5年間累計で10億円の売上を目指します。また、効果分析機能やメディア連携によるO2O（Onlineto Offline：ネットを活用した店舗への集客）サービスへの対応など、新たな機能を追加していきます。

なお、3月8日（火）～11日（金）に東京ビッグサイトで開催される「リテールテックJAPAN2016」のDNPブースで本サービスを紹介します。

 

※DNPはいま、「知とコミュニケーション」「食とヘルスケア」「住まいとモビリティ」「環境とエネルギー」を事業の成長領域と位置づけ、生活者の利便性向上とともに企業の業績拡大に貢献するソリューションを提供するなど、新しい価値の創出に取り組んでいます。

※Retail Meisterは、大日本印刷株式会社の登録商標です。

 

※ニュースリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。