2015年6月15日
タイの飲食店向けに多言語対応のセルフオーダーシステムの本格販売を開始
大日本印刷株式会社(以下:DNP)は、東南アジアのタイ国内の飲食業界向けに、タブレット端末を活用し、来店客の利便性と店内業務の効率化を図る「飲食店向け多言語対応セルフオーダーシステム」の本格的な販売を開始します。
【サービス開始の背景】
DNPは、昨年の9月にオーストラリアのe-square solutions Pty. Ltd(以下:ESS)が開発したセルフオーダーシステムをシンガポールの飲食店向けに発売しました。東南アジアを含むASEAN地域ではこれまでに50店舗以上に導入され、使いやすく、業務効率の改善に効果的であるとの評価を得ており、店舗によっては人件費3割削減や売上6割増加などの効果が出た例もあります。
今回DNPは、経済成長の著しい東南アジアでの事業拡大を図るためにESSとの提携エリアを広げ、本システムをタイの飲食店に向け販売します。
【本システムの概要】
「飲食店向け多言語対応セルフオーダーシステム」は、「操作が分かり易い」「見た目が楽しく飽きさせない」「注文時のストレスが少ない」「メニューが分かり易く、短時間でオーダーできる」など、来店客に快適さを提供します。導入店舗にとっては、少ない人員で店舗を運営できるように業務効率を改善できる多言語対応のシステムです。
来店客は店員を呼び出すことなく、客席に置かれた専用のタブレット端末のガイドに従って、簡単にオーダーができます。注文内容はホールと厨房に設置された各端末に送信されるとともに、レジとも連動しているため、ホールスタッフの作業負荷を大幅に軽減できます。また、迅速なサービス提供と注文・配膳・会計ミスの削減などにつながることから、来店客の満足度の向上を図ることができます。画面表示は英語・中国語・日本語など、導入店舗の要望に合わせて最大6言語に対応します。
「飲食店向け多言語対応セルフオーダーシステム」の紹介サイトは以下になります。http://www.dnp.co.jp/cio/solution/detail/10099339_5309.html
【タイ国内での導入事例】
本システムは、株式会社クリエイトエムがタイの大型ショッピングモール「EmQuartier」に出店している高級寿司店「北海丼」に導入されました。
【価格(税抜き)】
- 1店舗あたりの初期導入費用 : 815,000タイバーツ~=300万円~(管理サーバー、ホール用・厨房用端末3台、タブレット端末10台、レジ、プリンタ、ネットワーク機器を含む)
- 月額利用料 : 27,000タイバーツ~=10万円~
※価格は2015年6月1日現在のもので、為替によって変更することがあります。
【今後の展開】
DNPはESSとの提携エリアをさらに拡げ、シンガポール・タイ以外の東南アジアにも本システムを販売し、2018年度までに10億円の売上を目指します。また、本システムに加えて、DNPの各種ポイントサービスやプロモーション支援サービスの提供、店舗の設計から施工などのビジネスも東南アジアで展開していきます。
*DNPはいま、「知とコミュニケーション」「食とヘルスケア」「環境とエネルギー」「暮らしとモビリティ」を成長領域と位置づけ、「未来のあたりまえ」となる製品やサービス、仕組みを創り出す取り組みを推進しています。そのひとつとして、DNPは生活者の利便性向上とともに企業の業績拡大にも貢献するソリューションを提供しています。
大日本印刷株式会社 本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円
e-square solutions Pty. Ltd 本社:オーストラリア 社長:矢嶋淳子
株式会社クリエイトエム 本社:タイ 社長:宮本俊則
※ニュースリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。
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