2015年2月27日
「DNPモバイルWalletサービス」の機能を拡張
プリペイドサービスにクレジット決済でチャージする機能を追加してサービスの連携を実現
大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、決済やポイントなどのサービスをスマートフォンで一元管理するクラウド型の「DNPモバイルWallet(ウォレット)サービス」に、企業独自の前払い(ハウスプリペイド)サービスとクレジットサービスを連携させて、ハウスプリペイドにクレジット決済で入金(チャージ)する機能を追加します。これは、Walletサービスの特長の一つである“サービス間連携”を実現する機能で、DNPは本機能を追加した「DNPモバイルWalletサービス」の提供を3月下旬に開始します。
【機能拡張の背景と概要】
決済やポイントなどの複数のサービスをスマートフォンで一元管理するWalletサービスについて、すでに利用が進んでいる海外だけでなく、日本でもニーズが高まってきました。国内では、一部のWalletサービスの利用が始まりましたが、Walletサービス内の複数サービスの連携による利便性の向上や、全サービスの利用履歴の分析による効果的なマーケティングなど、Walletサービス本来の強みを活かす事例はまだ少ない状況です。
DNPは2012年に「DNPモバイルWalletサービス」の提供を開始し、複数サービスの一元管理に加え、サービス間の連携や、各種サービス利用履歴のマーケティングへの活用などを推進してきました。
今回のハウスプリペイドとクレジットのサービス間連携によって、企業は、クレジット決済によるハウスプリペイドへのチャージというキャッシュレスの利便性を、生活者に容易に提供できるようになります。また、自社のポイントをハウスプリペイドに変換したり、他社のポイントと交換したりするなど、追加のサービス間連携の機能もカスタマイズで提供します。これにより、企業は、顧客のロイヤルティ向上につなげていくことができます。
【DNPモバイルWalletサービスの特長】
- DNPモバイルWalletサービスのアプリによって、決済やポイント、クーポンなどのさまざまなサービスが、共通のユーザーインターフェースで利用できるようになります。
- DNPモバイルWalletサービスに対応した複数のサービスを連携させることで、生活者の利便性を向上させます。また、DNPモバイルWalletサービスに対応していないサービスやアプリでも、DNPモバイルWalletサービスのサーバーを経由して連携させることが可能です。
- 複数のサービスの利用履歴をビッグデータとしてマーケティングに活用することで、顧客のロイヤルティ向上や企業の新たなビジネスの創出に貢献します。
- BLE(Bluetooth Low Energy)ビーコンや、NFC(Near Field Communication)、FeliCa®、二次元バーコード、バーコードなどのさまざまなインターフェースに対応可能です。
- 企業は、DNPの提供する各種O2O(Online to Offline)サービスなどを活用することによって、容易にDNPモバイルWalletサービスに対応した様々なサービスを立ち上げることができます。
【今後の展開】
DNPは、今後もDNPモバイルWalletサービスの機能拡張を進めていく計画です。また、店内などに設置されたBLEビーコンの電波や音波をスマートフォンで取得したりして、関連するコンテンツをスマートフォンに配信するサービスや、カード会員の属性情報や決済履歴をもとに優待情報を送付し、その会員が店舗でカード決済した際にキャッシュバックなどの優待が受けられる「CLO(CardLinked Offer)サービス」との連携も予定しています。
DNPは、DNPモバイルWalletサービスおよび関連製品を含み、2017年度までの約3年間累計で30億円の売上を目指します。
* FeliCaは、ソニー株式会社が開発した非接触ICカード技術方式です。
* FeliCaは、ソニー株式会社の登録商標です。
* その他に記載されている会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。
※ニュースリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。
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