2014年9月26日
大日本印刷 DNPシンガポール
飲食店向け多言語対応セルフオーダーシステムを販売
飲食店向け多言語対応セルフオーダーシステムの詳細 |
大日本印刷株式会社(以下:DNP)とDNPの子会社であるDNP Singapore Pte. Ltd.(以下:DNPシンガポール)は、シンガポール国内の飲食業界向けに、タブレット端末を活用した多言語対応セルフオーダーシステムの販売を開始します。
このシステムは、オーストラリアのe-square solutions Pty. Ltd(以下:ESS)が開発したもので、今回、DNPとESSがシンガポールでの展開で提携し、DNPシンガポールが販売代理店となります。
【サービス開始の背景】
シンガポールでは、自国民の雇用維持を目的として外国人労働者の雇用比率が制限されており、慢性的な労働力不足が発生しています。特に飲食業界では、必要な従業員を確保できないために出店を見合わせる例が多く、従業員の確保と生産性向上の両立が急務となっています。また同国では、来店客だけでなく従業員も多国籍化しているため、異なる言語や習慣に対応した円滑なコミュニケーションツールが求められていました。
これらの課題に対してDNPは、「操作が分かり易い」「見た目が楽しく飽きさせない」「注文時のストレスが少ない」「メニューが分かり易く、短時間でオーダーできる」など、来店客に快適さを提供するとともに、少ない人員で店舗を運用できるように業務効率を改善する多言語対応の同システムを販売します。
【本システムの概要】
来店客は店員を呼び出すことなく、客席に置かれた専用のタブレット端末のガイドに従って、簡単にオーダーすることができます。注文内容はホールと厨房に設置された各端末に送信されるほか、レジとも連動しているため、ホールスタッフの作業負荷を大幅に軽減することができ、迅速なサービスの提供と注文・配膳・会計ミスの削減などにより、顧客満足の向上が図れます。画面表示は英語・中国語・日本語など、導入店舗の要望に合わせて最大6言語を表示できます。導入店舗の中には、約3割の人件費削減や約6割の売上増加などの効果が出た例もあり、機能面などで高い評価を得ています。
【本システムの導入実績】
本システムは、株式会社プレナスの外食チェーンである「やよい軒」のシンガポール全6店舗に採用されているほか、シンガポールを含むASEAN地域のその他の飲食チェーン約40店舗に導入されています。
【価格(税抜き)】
1店舗あたりの初期導入費用 |
300万円~(管理サーバー、ホール用・厨房用端末3台、タブレット端末10台、レジ、プリンタ、NW機器を含む) |
月額利用料 |
20万円~ |
※価格は2014年9月1日現在のもので、為替によって変更することがあります。
【今後の展開】
DNPはESSとの提携エリアを広げ、シンガポールを含む東南アジアを中心に本システムを販売し、2018年度までに10億円の売上を目指します。また、当システムに加えて、DNPの各種ポイントサービスやプロモーション支援サービスの提供、店舗の設計から施工などのビジネスも東南アジアで展開していきます。
大日本印刷株式会社 |
本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 |
DNP Singapore Pte. Ltd. |
本社:シンガポール 社長:千石伸 資本金:35万シンガポールドル |
e-square solutions Pty. Ltd |
本社:オーストラリア 社長:矢嶋淳子 |
株式会社プレナス |
本社:福岡 社長:塩井辰男 資本金:34億61百万円 |
※ニュースリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。
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