2022年4月18日
DNPメディア・アート ライカカメラジャパンとの共創で、大門美奈写真展「新ばし」を実施
階調や質感の表現に優れた新開発のモノクロ写真プリントを発表
大日本印刷株式会社(DNP)グループの株式会社DNPメディア・アート(DMA)は、DNPが東京・市谷で運営するオープンイノベーション施設「DNPプラザ」内の「表現工房」にて、クリエイターやコンテンツホルダーとの共創による、写真を中心としたアート作品や各種コンテンツの創作活動を行っています。DMAは、プリプレス(印刷の前工程)やメディア制作を行っており、長年培ってきた技術を活かして、さまざまな表現手法に挑戦しています。
今回、ライカカメラジャパン株式会社との共創で、写真家 大門美奈氏が「新ばし芸者」の佇まいや所作を写し取った撮りおろしのモノクロ写真展「新ばし」を開催し、DMAが新たに開発した「高品質モノクロプリント」を発表します。この写真展は「DNPプラザ」のほか「ライカGINZA SIX」「ライカ大丸心斎橋店」でも開催します。
大門美奈写真展「新ばし」から
DMAが新たに開発したモノクロ写真プリントについて
- デジタルで撮影した写真のプリントで現在主流の一つとなっているインクジェット方式は、特にモノクロ写真のプリントにおいて、銀塩写真のような存在感や質感を再現しにくいという課題がありました。今回DMAは、こうした課題に対して、これまで培ってきた「表現技術」を活かし、豊かな表現が可能な「高品質モノクロプリント」を開発しました。
- 本「高品質モノクロプリント」では、ダブルトーン製版によるオフセット印刷を用いて、細かなグラデーションや濃淡の表現を実現しています。
- さらに、インクによるプリントでありながら、銀塩写真のような均一な光沢感、豊かな階調、高い質感、明暗変化に伴う色相の変化がないトーンを表現することなどが可能です。
- また、プリント用紙やインクの選択の自由度が高いことも特長です。
- デジタル画像制作・プリントの両面から、専門ディレクターが品質管理を行ない、工芸的・版画的手法で職人が1枚1枚プリントしています。デジタルとアナログの強みを掛け合わせたハイブリッドなモノづくりを行っています。
- 「高品質モノクロプリント」の開発にあたっては、写真家 大門美奈氏のご協力をいただきました。
写真展「新ばし」概要
○撮影 : 大門美奈氏
○協力 : 東京新橋組合、新ばし 金田中、CALOTYPE PHOTO WORKS
○会場 : (※両会場とも入場無料)
■DNPプラザ会場
・会期:2022年6月3日(金)~2022年9月30日(金)
・会場:DNPプラザ B1F(東京都新宿区市谷田町1-14-1 DNP市谷田町ビル)
・主催:株式会社DNPメディア・アート
・協力:ライカカメラジャパン株式会社
■ライカGINZA SIX会場
・会期:2022年5月11日(水)~2022年8月18日(木)
・会場:ライカGINZA SIX(東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 5F)
・主催:ライカカメラジャパン株式会社
・協賛:株式会社DNPメディア・アート
■2022年夏頃に、ライカ大丸心斎橋店でも開催を予定しています。
ライカカメラジャパンとの共創について
ライカのカメラ・レンズは、工芸的とも言える職人の技により、こだわりを持ってつくられています。また、ライカカメラ社はモノクロ専用デジタルカメラの開発・販売を行うなどモノクロ写真にも強みを持っており、ライカギャラリーやライカストアでの継続的な写真展示など、写真文化の醸成にも寄与しています。そういった姿勢はDMAおよび「表現工房」の取組みと通ずるものがあり、今回、新開発の「高品質モノクロプリント」に高い評価をいただき、共創による写真展開催に至りました。
大門美奈写真展「新ばし」について
銀座は、大日本印刷株式会社の前身の1社である秀英舎が創業した地であり、ライカカメラ社が世界初の直営店を設けた地でもあります。その銀座という土地に対して、大門氏がテーマとして着想したのが「新橋芸者」です。大門氏の感性により、芸者の美しさやしなやかさを、ライカの鋭くかつ柔らかい描写を持つカメラとレンズで写し取りました。それをDMAの繊細で階調豊かなプリントで表現しました。ぜひお楽しみください。
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