2022年1月31日
抗菌・抗ウイルス機能を有した壁紙を国立成育医療研究センターに寄贈
出産間近の妊婦の方々にも安心していただけるよう陣痛・分娩室で利用
大日本印刷株式会社(DNP)は、国立成育医療研究センター(東京都世田谷区 理事長:五十嵐隆)に、抗菌・抗ウイルス機能を有したDNPの「抗菌・抗ウイルスクロス(壁紙)」を寄贈しました。本製品は、抗菌・抗ウイルスの機能に加え、医療現場に適した耐汚染性、耐薬品性等の機能をもっており、同センターの陣痛・分娩室(LDR:Labor Delivery Recovery)に使用することで、出産間近の妊婦の方々により安心してご利用いただくことを目的としています。なお、同センターは2016年に米国の評価機関「Top Master's in Healthcare Administration」から、高度な技術を有する世界の小児病院30の一つに選ばれています。
陣痛・分娩室に施工された抗菌・抗ウイルスクロス(壁紙)
【「DNP抗菌・抗ウイルスマテリアル『Pure Effects』」シリーズの特長】
今回、寄贈する抗菌・抗ウイルスクロス(壁紙)は、「DNP抗菌・抗ウイルスマテリアル『Pure EffectsTM』」の製品ラインナップのひとつです。24時間後にウイルスを99%減少させる抗ウイルス性能があり、第三者機関である抗菌製品技術評議会(SIAA)による抗菌・抗ウイルスの認証を受けています。
また、焼却時に有害なガスがほとんど発生しない環境配慮材料であるオレフィンを基材として使用しています。さらに、基材にコーティングした機能性素材にEB(電子線:Electron Beam)を照射して定着させるDNP独自のEBコーティングによって、耐汚染性や耐薬品性等の多様な機能を持たせています。こうした強みはDNPがフローリング用EBオレフィンシートなどで培ったものであり、本製品も摩耗や傷・日焼けにも強く、耐久性に優れています。
■抗ウイルス性能
ウイルスのタイプA/タイプBともに、24時間後にウイルス数が99%以上減少させることを確認しています。
*薬機法「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」により、 特定ウイルスの表記ができないため、ウイルスのタイプA/タイプBの表記としています。
■汚れ防止性能
醤油を付着させ、24時間放置後に水を含ませたティッシュで拭き取った状態
■汚れ拭きとり性
油性マジック(寺西化学工業製)を、アルコールを含ませた布で拭き取った状態
【今後の展開】
DNPは、医療や教育関係の公共施設をはじめ、「DNP抗菌・抗ウイルスマテリアル『Pure EffectsTM』」を広く販売・提供し、人々が暮らす安全・安心な生活空間を設計・構築していきます。また、今までと同様、今後も国立成育医療研究センターとの協力も継続し、医療分野の感染対策製品として必要な機能の実証試験なども取り組んでいきます。
※Pure Effectsの詳細について → https://www.dnp.co.jp/biz/solution/products/detail/10158774_1567.html
※記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。
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