2021年2月15日
va-Q-tec Japanと大日本印刷 医薬品専用 高品質断熱ボックスの本格販売を開始
新型コロナウイルス用ワクチンの「超低温輸送」を非電源で実現
va-Q-tec Japan合同会社と大日本印刷株式会社(以下:DNP)は、va-Q-tec AG(本社:ドイツ連邦共和国バイエルン州)の医薬品専用の高品質な断熱ボックス「va-Q-tec(バキュテック)」ボックス製品シリーズの本格販売を開始しました。va-Q-tec AGが製造を、va-Q-tec Japanが輸入を担い、DNPが国内向けの販売代理店として販売を開始します。本製品は、電源を必要とせず、新型コロナウイルス用のワクチンなどを対象として、マイナス20℃やマイナス70℃の超低温を長時間保持した輸送を実現します。
【ワクチン用の長時間超低温輸送を可能とする製品販売の背景】
今後、新型コロナウイルス用のワクチンを世界中に行き渡らせていくためには、長時間の輸送の途中で品質を保持するために、マイナス20℃やマイナス70℃の超低温を維持する必要があります。米国や欧州をはじめ、既に新型コロナウイルスワクチンの提供が開始されていますが、この超低温輸送の課題に対して、高品質かつ低コストで応えていくことが、全世界で必要とされるワクチンの普及・浸透には欠かせません。va-Q-tec JapanとDNPは今回、米国や欧州などで新型コロナウイルス用ワクチンの長時間超低温輸送で利用実績があるva-Q-tec製品について、日本国内で本格的な販売を開始します。
【va-Q-tec製品について】
- 酸素等の気体を通しにくいDNPの「ハイバリアフィルム」等を使った真空断熱材で保冷剤を覆うことで、一般的な断熱材より高い断熱性を実現。電源が不要な、超低温の長距離輸送を可能にします。
- ワクチンなど厳格な温度管理が必要な医薬品に対し、「マイナス70℃以下」「マイナス25℃~マイナス15℃」「2℃~8℃」と複数の温度帯に適応した製品ラインアップを揃えています。
- 内容量別に、4リットル(ℓ)から240ℓまで11種類のサイズを展開しています。必要な温度帯にして使用する手順がすべて同一のため、運用がしやすく、誰もが容易に持ち運べる小さいサイズの製品は、ワクチンの小分け・移送にも最適です。
- 離島など、ボックスの返却が困難な地域には、使い切りのシングルユース品(温度帯:マイナス25℃~マイナス15℃、2℃~8℃/サイズ:4ℓから74ℓまでの5サイズ)もあります。
酸素等の透過を防ぐDNPの「ハイバリアフィルム」等を使った真空断熱材で保冷材を包むことで、ワクチンなどの無電源での長時間・超低温で長距離輸送を可能とする断熱ボックスを実現。
■温度帯:マイナス25℃~マイナス15℃、2℃~8℃に対応する製品
マルチユースタイプ「va-Q-proof」(左)、シングルユースタイプ「va-Q-one」(右)
■温度帯:マイナス70℃以下に対応する製品
va-Q-proof(Dry Ice)
■持ち運びに便利な輸送用ソフトケース
【今後の取り組み】
va-Q-tec JapanとDNPは、新型コロナウイルス用ワクチンの輸送に関わる会社などへ本製品を提供し、必要とされるワクチンの安全な長時間の超低温輸送を支援していきます。
va-Q-tec Japan合同会社本社:東京 代表社員: va-Q-tec AG(独)CEO Dr.Joachim Kuhn 資本金:2,500万円
大日本印刷株式会社本社:東京 社長:北島義斉 資本金:1,144億円
※記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。
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