2024年11月14日

愛知県から「あいち生物多様性優良認証企業」の認証を取得

準絶滅危惧種のジャコウアゲハの保護や庄内川の環境保全に向けた活動などが評価

大日本印刷株式会社(DNP)は、生物多様性保全に関する優れた取り組みを行っている企業として、愛知県から「あいち生物多様性優良認証企業」*1に認証されました。この認証は、同県が「あいち生物多様性企業認定制度」に基づき、各企業の生物多様性保全の活動を促進するものです。

DNPグループは常に、事業活動が生物多様性に影響を与えることを認識し、自然共生社会の実現が企業の持続的成長に不可欠であると考え、バリューチェーン全体での生物多様性への影響の最小化と、地域生態系との調和を目指したさまざまな取り組みを推進しています。こうした活動が評価されて、今回、愛知県から標記の認証を取得しました。

  

2024年11月13日の授賞式の様子(愛知県知事とDNPの中部CXセンター長 澤田 安雄)/表彰盾


「あいち生物多様性優良認証企業」で評価されたDNPの活動内容

1.名古屋市の準絶滅危惧種「ジャコウアゲハ」の保護活動
  • 幼虫時の食草の植栽や、成虫時の吸蜜植物の樹木管理
  • 生息域の河川敷の清掃
  • モニタリングによる個体数増加の確認
2.「藤前干潟を守る庄内川ペーパープロジェクト」活動*2
  • ラムサール条約で保護されている藤前干潟の水質浄化や環境保全に向けた、干潟に生息する植物であるヨシの刈り取り
  • 近隣の小学校や地域協議会との連携による、刈り取ったヨシを原料とした卒業証書用紙の作成
3.外来種「オオキンケイギク」の駆除活動
  • 庄内川河川敷に自生している外来種「オオキンケイギク」の駆除
4.環境・生物多様性の保全に関する普及啓発
  • 環境や生物多様性の保全に関する普及啓発活動として、DNPの社内イベント、より良い庄内川を実現する「庄内川アダプト活動」、児童館で行う出張授業で、ジャコウアゲハの保護・外来種の駆除をはじめとする活動について紹介

今後の展開

中部地区における希少種の保護や環境保全、外来種の駆除などの活動を継続し、地域の生物多様性の保全を推進していきます。また、環境教育を児童館などでも行うことで、子どもたちの環境問題への関心の醸成を図り、活動の輪を広げていきます。


*1 あいち生物多様性企業認証制度と2024年の認証企業について→

https://www.pref.aichi.jp/press-release/biodiversity-certification-ceremony2024.html

*2 DNPは2024年10月30日に、内閣官房水循環政策本部事務局が定める「水循環企業登録・認証制度」にて、水循環に資する取り組みを積極的に実施する「水循環ACTIVE企業」に認証されました。この庄内川での取り組みは、本認証でも評価されています。(リリース: https://www.dnp.co.jp/news/detail/20175989_1587.html )



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