2019年6月18日

「AWS DeepRacer リーグ」日本大会において1位~3位を独占

強化学習の成果を競う世界的なイベントで世界最速レコードを記録

大日本印刷株式会社(DNP)と、そのグループ会社で、システムインテグレーション等の事業を行う株式会社DNPデジタルソリューションズは、2019年6月12日(水)~14日(金)にアマゾン ウェブ サービス(AWS)が開催した技術者向けカンファレンス「AWS Summit Tokyo」内で行われた「AWS DeepRacer リーグ」日本大会に参加し、1位~3位を獲得しました。DNPはAWS DeepRacerの利用によるAIエンジニアの育成に取り組んでおり、その成果が今回の上位独占につながりました。

【「AWS DeepRacer リーグ」について】

「AWS DeepRacer リーグ」は、強化学習による完全自律走行が可能な、実物の約18分の1スケールのAIレーシングカー「AWS DeepRacer」を利用したレースイベントで、2019年に始まりました。5月から10月まで毎月行われるバーチャルサーキットが6回、世界各地で開催されるAWSのイベントで行われるSummitサーキットが22回の計28回から構成されています。1人4分の持ち時間内で何度も走行させることが可能で、AWS DeepRacerが1周する間に4回以上コースアウトせずに完走すると、その周の走行時間が記録として認められます。AWS DeepRacerに搭載されたAIにプログラムを学習させることで、持ち時間の中で最速の走行タイムを出していくことを競うタイムアタック形式のレースです。


【DNPの記録について】

今回、「AWS DeepRacer リーグ」日本大会に、DNP社員30名が参加しました。完走者195名がタイムを競う中で、DNPが1位~3位を獲得することができました。1位の走行タイム(1周7.440秒)は、世界各地で行われている「AWS DeepRacer Summitサーキット」の中で、2019年6月14日時点で世界最速レコードに認定されました。


【今後の展開】

「AWS DeepRacer リーグ」日本大会の優勝者として、AWSが12月に米国ラスベガスで開催する技術者向けカンファレンス「re:Invent」で行われる「AWS DeepRacer チャンピオンカップ」に出場します。世界中のAI技術者達とのレースを通して、AI技術の向上や技術者達との関係強化を図っていきます。

またDNPは、セールスプロモーションやコンタクトセンター業務等のアプリケーションを開発する社内エンジニアの育成用AI学習ツールとしてAWS DeepRacerを採用しており、定期的に社内でレースを開催しています。

今年6月末には、機械学習やAIに興味があるエンジニア同士のリアルな技術交流の場として、DNPが作成したAWS DeepRacer専用オリジナル・コースを広く公開し、社外のエンジニアも参加できるAWS DeepRacerのレースイベント「AWS DeepRacer GP (Grand Prix) powered by DNP」を開催します。


■AWS DeepRacer GP (Grand Prix) powered by DNP

開催日時 : 2019年6月27日(木)・28日(金)

場所    : DNP五反田ビル(東京都品川区)


※アマゾン ウェブ サービス、AWS、AWS DeepRacerは、米国その他の諸国における、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。
※記載された製品の仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。


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