大日本印刷の「DNP キャップ・中栓同時開栓注出口（液体紙容器用）」が日本包装技術協会「木下賞」を受賞

大日本印刷株式会社（本社:東京社長:北島義俊資本金:1,144億円以下:DNP）の「DNP キャップ・中栓同時開栓注出口（液体紙容器用）」が、公益社団法人日本包装技術協会が主催する「第42回木下賞」（新規創出部門）を受賞しました。

【木下賞の受賞について】

DNPは、「DNP キャップ・中栓同時開栓注出口（液体紙容器用）」を2017年1月に開発しました。
開栓の際、キャップと中栓が同時に開けられる注出口は業界初であり、高齢者をはじめ、多くの人にとって使いやすいユニバーサルデザインの設計となっています。2017年春に焼酎メーカーに初採用されて以降、高い評価を得て、これまでに酒類メーカー5社に採用されています。
今回、中栓の開けにくさや液ハネ、中栓ゴミなど、注出口に付きものだった課題を解決したことが評価され、包装の新規分野創出で顕著な業績をあげたものに授与される木下賞を受賞しました。

【「DNP キャップ・中栓同時開栓注出口（液体紙容器用）」の特長】

キャップとその内側にプルリングの中栓がある液体紙容器の注出口は、これまで、高齢者や女性などにとってはプルリングに指が入りにくく、引き抜く際に強い力が必要で、開けにくいという課題がありました。こうした課題を解決するためDNPは、従来のプルリングに代わる中栓を、キャップを開ける動作と同時に開栓できる注出口を業界で初めて開発^＊1しました。開栓するまで完全密封されているため、安全・安心にご利用いただける注出口です。

＊1：メビウスパッケージング株式会社（本社:東京社長:大岩三千雄資本金:10億円）と共同で開発を行いました。

●開栓が容易な注出口

キャップを回すだけで、同時に中栓も開けることができます。中栓が開いた時に「カチッ」という音がするため、開栓を確認できます。

●プルリングがない注出口

中栓であるプルリングを別途開ける必要がないため、従来の「プルリングに指がかかりにくい」「開栓に力が必要」「開栓時に液がはねる」といった課題が解消できます。

●開栓時にゴミが出ない注出口

開栓時に中栓がキャップと一体になるため、中栓だけのゴミが出ません。

・「DNP キャップ・中栓同時開栓注出口（液体紙容器用）」の詳細はこちらをご覧ください。
https://www.dnp.co.jp/biz/solution/products/detail/1190201_1567.html

【「木下賞」について】

公益社団法人日本包装技術協会（JPI）が主催する「木下賞」は、JPI第2代会長である故木下又三郎氏の包装界に対する功績を記念して設定されました。本賞は、毎年その年度において包装技術の研究・開発や包装の合理化・改善・向上、包装の新規分野創出に顕著な業績をあげたものに与えられます。42回目となる今回は、6月19日（火）に発表・表彰が行われました。

【これまでの採用事例】

写真左から、
・株式会社三宅本店様「千福　精撰ふくぱっく赤」

・サッポロビール株式会社様「3種のポリフェノール入り赤梅酒」

・三和酒類株式会社様「いいちこパック」

・雲海酒造株式会社様「木挽BLUE」

・八重寿銘醸株式会社様「ほろよい美人」