2017年2月22日
DNPミュージアムラボ「フランス国立図書館 体感する地球儀・天球儀展」が日本地図学会 作品・出版賞を受賞
大日本印刷株式会社(DNP)は、2016年2月19日~9月4日にDNP五反田ビル(東京都品川区)で開催したDNPミュージアムラボ「フランス国立図書館体感する地球儀・天球儀展」において、日本地図学会の「第11回(平成29年度)日本地図学会 作品・出版賞」を受賞しました。
今回の受賞は、フランス国立図書館(Bibliothèque nationale de France、以下BnF)が保有する世界屈指の地球儀・天球儀コレクションの3Dデジタル化と、そのデータを活かした新しい視点による体感型空間の企画・実現・公開などが高く評価されたものです。
■「フランス国立図書館 体感する地球儀・天球儀展」 (http://museumlab.jp/bnf/)
BnFは、14世紀にフランスの王立図書館として創設され、4千万点以上の書籍・写真・地図などの資料を収集・所蔵・公開しています。一方DNPは、文化遺産や美術作品の高精細デジタルアーカイブの構築や、世界各国のミュージアムとの協働による新しい鑑賞方法の開発などを行う「DNPミュージアムラボ」を推進しています。
DNPとBnFは2015年、BnFが保有する55個の貴重な地・天球儀の3Dデジタル化と、その活用を推進する共同プロジェクトを開始しました。DNPが独自開発した地・天球儀のデジタル撮影ツールと、世界最高水準の性能のデジタルカメラで、地・天球儀1個あたり約400枚の写真を撮影して3Dデジタル化を実施。2016年には、来館者が地・天球儀の実物を鑑賞するとともに、3Dデジタルデータを活用した鑑賞システムやVR(仮想現実)コンテンツなどを体感できる本展覧会を開催しました。
*なお2017年3月24日まで、本展覧会の一部が東京大学工2号館図書室でご覧いただけます。
詳細はこちら→URL: http://library.t.u-tokyo.ac.jp/news/20170110_behaimglobe.html
DNPは、今後も文化遺産や美術作品などのデジタルアーカイブ化から保存・継承・公開を支援する技術開発や事業化を通じて、新しい価値の創出を進めていきます。
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左上から、1ヨドクス・ホンディウス(父)《天球儀》/アムステルダム、オランダ/1600年/42×47×50cm/紙・印刷 ©origin of source Gallica / Bibliothèque nationale de France 2.3Dデジタル化のようす©David-Paul Carr / BnF 3.「フランス国立図書館 体感する地球儀・天球儀展から『3D作品鑑賞システム』 4.VRを使用した鑑賞システム
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