2018年1月19日
AI insideと資本業務提携を締結
大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、AI(人工知能)を活用してデジタルトランスフォーメーションを実現する技術を提供するAI inside株式会社(本社:東京 社長:渡久地択 資本金:7億円)と資本業務提携契約を1月に締結しました。
今回の資本業務提携によりDNPは、BPO(Business Process Outsourcing)サービスをはじめとするさまざまなサービスにAI insideの技術を導入し、サービスレベルの向上や、新しい価値を提供する革新的なサービスの開発を目指します。
【資本業務提携の背景】
DNPは、企業や団体などから重要情報を預かり、各種通知物へのデータプリントから、申請書類の受付やコンタクトセンターの運営などの幅広いBPOサービスを提供しています。また、通販や流通・小売業、金融等の企業向けに、マーケティング戦略の立案やMA(Marketing Automation)ツールの導入、データ分析に基づくプロモーション施策の実行・運用などのデジタルマーケティングに必要なサービスを提供しています。
一方、AI insideは、AIを活用し、手書き文字をデジタル化する技術や、個人情報等を安全に運用するために暗号化、匿名化し、個人情報を取得せずにレコメンドする技術を有しています。
今回DNPは、顧客企業の業務やマーケティングを支援するさまざまなサービスにAIを活用するため、AI insideと資本業務提携を締結しました。第一弾として、BPOサービスにAI insideの技術を導入し、さらなる品質とサービスレベルの向上を行います。
【BPOサービスへの導入について】
DNPは、2018年2月より、BPOサービスのデータ入力業務において、AI insideが保有するAIを活用したOCR(光学文字認識)技術を導入し、手書き文字の読み取り精度の向上を図ります。また、書類の仕分け作業や審査業務へのAI導入により、24時間の処理体制の構築や繁閑差のある業務への対応など、サービスレベルの向上を進めていきます。さらに、コンタクトセンター業務でのAIの活用に向けた共同開発も進めていく計画です。
【今後の展開】
DNPは、AI insideと共同で、BPO分野のみならずAI技術の適用範囲を拡大し、新たなサービスの開発を進めていきます。
DNPは、本取組みを含むBPOサービス全体で、2021年度に1,000億円の売上を目指します。
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