2021年11月1日
「オンデマンド医療MaaS」の実証実験を11月4日に開始
MRT株式会社
MONET Technologies株式会社
大日本印刷株式会社
株式会社オリエンタルコンサルタンツ
三重広域連携スーパーシティ構想推進協議会
MRT株式会社は、内閣府・総務省・経済産業省・国土交通省が連携し選定する令和3年度スマートシティ関連事業のうち、経済産業省「無人自動運転等の先進MaaS実装加速化推進事業(地域新MaaS創出推進事業)」の実証事業に関わる受託事業者に選定され、MONET Technologies株式会社、大日本印刷株式会社、株式会社オリエンタルコンサルタンツおよび三重広域連携スーパーシティ推進協議会と連携して、三重県の大台町、多気町、明和町、度会町、大紀町、紀北町(以下「6町」)で「オンデマンド医療MaaS」の実証実験を2021年11月4日から12月27日まで実施します。
■実証事業について
本実証実験では、過疎化および高齢化が進行しつつある地域の医療課題解決を目指して、6町が連携し、MONET Technologiesが提供するさまざまな目的に利用可能なマルチタスク車両を活用した「オンライン診療・オンライン受診勧奨、保健指導」に取り組みます。
【背景】
6町には、人口減少と高齢化という共通の地域課題が存在しています。また、公共交通機関が乏しい中山間地域が存在しており、医療へのアクセスが困難なことによる慢性疾患の重症化や医療費増大などの問題も生じています。このような環境の中で、地域住民の健康を守る医療機関が減少しつつあり、住民の健康管理を継続していく上で、医療へのアクセスに不安を抱える住民をいかにサポートするかが課題となっています。一方、中山間地域を中心とした地域における公共交通の多くは、自治体の負担により運営されており、自治体の財政を圧迫する要因にもなっています。
そこで、地域住民の医療アクセスの改善や、オンライン診療などの新たな受診機会の創造により、健康意識の高まりや行動変容を促して医療費抑制につなげることを目的に6町が連携してマルチタスク車両を運用します。また、共同運用による財政負担の軽減についても検証します。
【実証実験の内容】
看護師や保健師がマルチタスク車両で患者の自宅を訪問し、車両内で保健指導や受診勧奨を行う他、ビデオ通話を用いて病院内の医師によるオンライン診療やオンライン健康相談などを行います。
車両外観(左)および車両内装(右)
サービス概念図
■実施場所 :
三重県多気郡:大台町・多気町・明和町
三重県度会郡:度会町・大紀町
三重県北牟婁郡:紀北町
■参加企業:
MRT株式会社(代表幹事) 本社:東京都渋谷区 代表取締役:小川 智也
MONET Technologies株式会社 本社:東京都千代田区 代表取締役社長兼CEO:宮川潤一
大日本印刷株式会社 本社:東京都新宿区 代表取締役社長:北島義斉
株式会社オリエンタルコンサルタンツ 本社:東京都渋谷区 代表取締役:野崎秀則
■参加協議会 : 三重広域連携スーパーシティ推進協議会
<参考>
○スマートシティ関連事業について(内閣府ホームページ) :
https://www8.cao.go.jp/cstp/stmain/pdf/r3_sc_bessi1.pdf
○令和3年度「スマートシティ関連事業」選定について(経済産業省ホームページ) :
https://www.meti.go.jp/press/2021/08/20210824003/20210824003.html
○令和3年度「スマートシティ関連事業」選定結果(経済産業省ホームページ) :
https://www.meti.go.jp/press/2021/08/20210824003/20210824003-2.pdf
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