未来のあたりまえをつくる。DNP

コンテンツ人々と
「コンテンツ」の
新しい関係をつくる

  1. #01場をつくり、コミュニケーションでコンテンツを育てる
  2. #02デジタル技術で拡張される場とコンテンツ

#01
場をつくり、コミュニケーションでコンテンツを育てる

人と人をつなぐコミュニケーションには、リアルでもバーチャルでも、人々が集う「場」が必要です。DNPは、そんな「場」をつくるだけでなく、コミュニケーションが楽しくなる仕組みをつくり、場所と人が自然に溶け込むようなコンテンツを育てていきます。

「音楽×物語×仮想世界」によるメディアミックスのプロジェクト

仮想空間のアーティスト「十五少女」の画像

漫画やアニメ、小説や音楽といったメディアの垣根を取り払うことで、聴く・読む・観るを掛け合わせた、作品世界の自由な楽しみ方を提供します。DNPは、エイベックスと講談社と共同で、仮想空間のアーティスト「十五少女」をプロデュース。15人のキャラクターにフォーカスしたコンテンツや、仮想空間での音楽ライブなどの展開を企画しています。DNPがAKIBA観光協議会とともに構築・運用する「バーチャル秋葉原」とも連携し、シームレスな新しいコンテンツの楽しみ方を届けます。

「十五少女」に携わる二人のスタッフの写真本企画のプロデュースに携わるスタッフ。
音楽やゲーム、アニメが好きで、楽しみの中から企画を生み出しています。

作品の世界をもっと深く、広く!
みんなの「大好き」がつながる東京アニメセンター

東京アニメセンターの入り口と、企画展ゾーンの写真 「東京アニメセンター in DNP PLAZA SHIBUYA」(東京都・渋谷MODI 2F)
アニメやゲームの企画展を開催(有料)
©DeNA/takt op. game partners ©DeNA/タクトオーパスフィルハーモニック
© The Association of Japanese Animations (AJA).
© Dai Nippon Printing Co., Ltd.

アニメーションは、作り手とファンがともに育む、日本を代表する文化の一つです。創業時より出版文化と深い関わりを持つDNPは、作品を介して生まれる「コミュニケーションの場」をつくることで、世界中のファンの「大好き」がつながる体験を拡張していきます。

東京アニメセンターでは、アニメやコミック、ゲームの作品の世界をより深く、広く楽しんでいただくための企画展を年間約10回、開催しています。会場では、テーマとなる作品ごとに、設定資料や動画の他、作中に登場するコスチュームやアイテム等の展示や、 XRコミュニケーション® を軸として、AR技術やセンシング機器などを活用したインタラクティブコンテンツなどを提供し、作品の世界観を堪能できる展示を企画しています。

※XRコミュ二ケーションはDNP大日本印刷の登録商標です。

キャラクターグッズの販売コーナーの写真年間で約15回、出店されるポップアップショップコーナー(左)
DNPが開発した、キャッシュレス決済対応のカプセルトイ販売機(右)

入場無料エリアには常設の物販コーナーを設けており、人気作品のグッズ等を販売しています。併設のポップアップショップコーナーでは、出版文化における様々なパートナーによるとっておきのグッズを期間限定で取り扱っています。最新の作品・キャラクターグッズの発信地でもあります。

現在準備中のバーチャル東京アニメセンターの画面写真バーチャル東京アニメセンター(現在は準備中)
© The Association of Japanese Animations
© Dai Nippon Printing Co., Ltd.

東京都・渋谷という立地もあり、最近では日本全国のコンテンツファンや海外からの旅行客も多数来場しています。今後はリアルとバーチャル、両面での発信を強めていきます。

丸善、ジュンク堂書店、文教堂などのリアル書店とネットのハイブリッド型総合書店「honto」

実店舗の様子を映した写真と、ネット上での電子書籍の販売サイトの画面写真

hontoは、リアル書店と電子書店を連動させたサービスです。電子書店では、書評やお薦めのコメントをみながら、まるで書店にいるような感覚で本を探せたり、電子書店で実店舗の在庫を確認して予約し、お近くの店舗で受け取ることができるなど、いつでも好きな本と出会え手に取れる環境を提供。生活者により豊かな読書体験をお届けします。

本の専門家が独自のテーマで集めたオススメ本をナビゲート!「ブックツリー」

書店にある数多くの本から、好みの本を選んでいる人の写真

ブックツリーは、“本好き”や本に詳しい著名人、作家、編集者、書店員といった800人以上の「ブックキュレーター」が、数万冊を超える本をあなたの“興味・関心・気分”に沿ってご紹介するサービスです。思いがけない本との出会いが待っています。

#02
デジタル技術で拡張される場とコンテンツ

DNPはデジタル技術を駆使し、場やコンテンツを、より多くの人が新しいカタチで体験できるものへと進化させます。

地域共創型XRまちづくりPARALLEL SITE ® (パラレルサイト)

バーチャル空間でイベントに参加している人々を表現したイラスト

全国各地の公園、駅周辺のエリアや美術館・商業施設などの場所を拡張し、豊かな空間体験を提供します。リアル連動のバーチャル空間では、現地に行かないと体験できなかったイベントへの参加、現実にはありえないようなイベントを同時にいくつも開催することができます。DNPは、実在の場所を拡張し、人々の体験やコミュニケーションを自由につなぐことで、シームレスな世界を実現します。

AKIBA観光協議会との共創によるXRまちづくり「バーチャル秋葉原」

秋葉原をバーチャル空間で構築した「バーチャル秋葉原」の画面写真

2022年、アニメ文化の街・秋葉原をバーチャルで散策できるように構築したのが、メタバース「バーチャル秋葉原」!サイバーパンクな雰囲気で、特別な世界を演出。この空間では、アニメ作品や声優等をフィーチャーしたイベントやグッズ販売を行うなど、世界中のアニメファンが自分の国・地域にいながら交流できるエコシステムとなっています。

漫画のアニメ化の機会を増やす、「ライトアニメ」

コストや制作現場の負荷からアニメ化できない漫画作品は数多くあると考えています。DNPは、出版印刷事業で培ったコンテンツ加工技術により、簡易的なアニメ制作手法「ライトアニメ」を開発しました。より低コストで、早くアニメ化できるようになることで、より多くの作品を動画として楽しめる機会を拡げます。

AIの活用で、海外版マンガ制作の効率を高める「MOES(モエス)」

漫画原稿から、日本語の擬音表現をAIを用いて削除した比較画像オノマトペ(擬音語・擬態語)削除例

日本のマンガ作品を海外に向けて展開する場合、言語の翻訳はもちろん、日本のマンガ特有の擬音表現の削除が必要となります。また、昨今、スマートフォン等で人気の高い「縦読みマンガ」として展開する際には、レイアウトの変更も課題となります。

「DNPマンガオンラインエディトリアルシステム MOES®(モエス)」では、言語・着色・レイアウト等、日本のマンガの海外展開に必要な作業にAIを用いることで効率化し、マンガコンテンツのグローバル展開を強力に支援します。

日本語特有の表現を除去・変換し、海外版の制作をサポートする、モエスの機能の説明図マンガ作品の海外展開を支援する、MOES(モエス)の機能

文化財を3D超高精細データで再現し、鑑賞体験を変える

実物の写真と、超高精細データから再現したCG画像との比較実写(左)と3Dデータ化した仁和寺 金堂内部(右)

文化財の保護と同時に、多くの人にバーチャルで見られる機会を提供します。特別公開でしか見られない空間内部も、VR上ならいつでも歩けるようすることができます。また計測データを活かして、復旧・修復時の図面として活用もできます。貴重な文化財を身近に体験できる機会を増やしながら、その価値の継承にも貢献していきます。

超高精細3Dデジタル化の過程を表した画像©DNP Dai Nippon Printing Co., Ltd. 2021, with the courtesy of the Bibliothèque nationale de France.

高解像度撮影画像から3Dデータを生成する「写真計測(フォトグラメトリ)」や、赤外線を照射してデータを取得する「レーザー計測」により、超高精細3Dデジタル化を行っています

歴史的な建築物や作品、建物や部屋全体などの大空間、撮影が困難な光を反射しやすい素材など、従来は困難であった対象を高精度な3Dデータにします。これらをVR等に展開することで、その場にいるような雰囲気、本物のような質感など、より生身で得られるものに近い体験を生み出します。

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