自動車内装の先進的なシームレスデザインを実現
次世代加飾パネル
木目柄や幾何学柄などの高意匠加飾と、必要な時だけディスプレイや操作スイッチなどを表示できる光学性能を融合して、先進的なシームレスデザインを実現。 車内空間の新しいコンセプトを提供します。
動画:次世代加飾パネル(2分31秒)
概要
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近年、自動車の内装は多機能化が進むことで、ディスプレイ、操作スイッチ、計器などが増えてきています。その結果、これらの機器が煩雑に配置されることでデザイン性が損なわれてしまうという課題が生まれています。さらに、自動運転等の技術が進むことで車内は居住空間化し、快適性の観点から、よりデザイン性が求められると予想されます。
このような背景の中で、DNPは、通常は意匠性の高い加飾パネルですが、必要に応じてディスプレイや操作スイッチなどを表示できる、快適空間を実現する次世代加飾パネルを開発しました。加飾と表示機能を一体化することにより先進的なシームレスデザインを実現し、車内空間の新しいコンセプトを提供します。
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特長
次世代加飾パネルは加飾表面から鮮明な映像を表示することができる製品です。例えば木目加飾表面の場合、表示がOFFのときは通常の木目柄ですが、表示をONにすると木目から映像が浮かび上がります。
次世代加飾パネルの技術的ポイントは、加飾柄の影響を受けることなく鮮明にかつ色再現良く光を透過することにあります。例えば、通常、木目柄の加飾表面を通して光を透過させると、色が茶色に混色し、木目柄が被ってしまいますが、一方、次世代加飾パネルは混色、柄被りすることなく鮮明で色再現の良く光を透過することができます。
この技術は、住宅建材や自動車内装で培ってきた加飾フィルム技術・ノウハウと、DNP独自の光学技術を組み合わせることで実現しました。加飾パネルに必要な時だけ鮮やかな映像を映し出すという、従来困難であった表現が可能となり、例えば当該加飾パネルにタッチパネル機能を付与することでカーナビゲーションやスイッチなどを操作することもできます。
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用途展開
今回開発した次世代加飾パネルを国内外の自動車メーカーに提供するとともに、自動車以外の住宅や商業施設など、建設業界や家電業界等にも展開します。