1970年 大阪万博

磨き続ける微細加工技術
15㎟に「100年分」のカレンダー

DNPは15×15mmのシリコン板に「1世紀=100年分」の日付が入った「センチュリーカレンダー」を1970年 大阪万博で公開しました。
“顕微鏡を使わないと見えない” この小さなカレンダー。ここまでの精密な印刷は、DNPにとっても実験的な試みであり、完成したカレンダーは大きな注目を集めました。

センチュリーカレンダー
センチュリーカレンダー

50年後の現在では、同じ15㎡の四角形の中に、数万年分のカレンダーを描けるレベルにまでなっています。
この微細加工技術は、半導体用フォトマスクやディスプレイ用部材など最先端のエレクトロニクス分野や、ホログラムなどによる偽造防止・セキュリティ分野に応用されています。さらに、メディカルヘルスケア分野では「iPS細胞を応用したミニチュア臓器」の開発にまで活かされており、その進化を続けています。

半導体用フォトマスク/有機ELディスプレイ関連製品
半導体用フォトマスク/有機ELディスプレイ関連製品
ボトルに入ったミニチュア臓器「ミニ腸」
ボトルに入ったミニチュア臓器「ミニ腸」