1970年 大阪万博

企画力が切り拓いた新たな道
はじめてのパビリオン企画

1970年の大阪万博に向けて、DNPはサウジアラビア大使館から、「出展はしたいが展示内容を考える人間がいない」という声を聞きました。そこで、パンフレット等の印刷物に留まらず、デザインをはじめパビリオンの展示企画トータルでの提案に挑戦し、受注に至りました。当時、印刷会社がパビリオン全体の提案に乗り出すのは異例中の異例。DNPにとっても実験的な試みでした。

サウジアラビア館
サウジアラビア館

また、こうしたDNPの「挑戦」を耳にした他の国・地域からも注文が舞い込みはじめ、DNPは結果的に9つのパビリオンで企画・制作を担当したのです。
この挑戦によってDNPの企画力は広く認められるようになり、提案型ビジネスの領域が大きく拡大。現在では文化・商業施設、イベント、展示会などリアルな場はもちろん、オンライン・バーチャル空間の企画・設計や、企業コミュニケーション全体のプロデュースを手掛けるまでに至っています。

立教学院展示館
立教学院展示館
「バーチャル秋葉原」イメージ
「バーチャル秋葉原」イメージ