DNP安全運転管理サポートシステム(VD-3)のサポート
DNP安全運転管理サポートシステム(VD-3)のユーザー向けサポートページです。
DNP安全運転管理サポートシステム(VD-3)は、2023年12月1日に施行のアルコール検知器を用いたアルコールチェック義務化に対応しています。運転免許証(以下、免許証)の確認や記録作成の機能で安全運転管理の負担を軽減できます。運転者がアルコール/免許証チェックをしないと車両の鍵を取り出せない仕組みなのでチェック漏れを防止でき厳格なチェックを徹底します。
サポートメニュー
はじめて使用する時は
この度は、DNP安全運転管理サポートシステム(VD-3)(以下、VD-3)をご購入いただき、ありがとうございます。VD-3をインストールする前に、PCのスペックが動作環境(「取扱説明書」P.6または「インストールガイド」P.4)を満たしているかをご確認ください。インストール時は、製品に同梱されているインストールディスク(DVD)を用いて、Windowsの管理者権限(ユーザー権限ではない)による操作が必要となりますので、ご了承ください。
準備が整いましたら、「インストールガイド」に沿って、ソフトウェアのインストールを行います。インストール後の使い方については「取扱説明書」をご確認ください。
使用中にトラブルが発生しましたら、「取扱説明書」、「インストールガイド」、下記の「よくあるご質問」をご確認ください。「取扱説明書」、「インストールガイド」、「よくあるご質問」で解決しない場合は、お問合わせフォーム、あるいは、お電話にて、当社技術担当者までお問合わせください。
※お問合わせフォーム、および、お電話での対応は、保守サポートをご契約中のお客さま限定のサービスです。
提供形態
商品構成
ソフトウェア | DNP安全運転管理サポートシステム(VD-3)専用アプリケーション |
ハードウェア | IDドキュメントリーダー(ID-SR1) |
システム全体構成
|
※オプション機器は、別途購⼊が必要です。
VD-3: IDドキュメントリーダー(ID-SR1)、専用アプリケーション(ID-VD3)
必須機器:VD-3をご利用になるには、PCまたはタブレットが必須です。
推奨機器:キーボード・マウスでの操作をお勧めします。
オプション機器(推奨アルコール検知器):タニタFC-1200・1000/フィガロ技研FALC-11/東洋マーク製作所AC-015/サンコーテクノST-3000/東海電子ALC-PROⅡ/東洋マーク製作所AC-011
オプション機器:WEBカメラ、グローリーIB-3000
スペックの詳細
専用アプリケーション推奨動作環境
OS | Windows 8(32/64bit) Windows 10(32/64bit) (詳細のエディション等についてはお問合わせください。) |
CPU | Intel® Core i5プロセッサー 2.4GHz以上相当 |
メモリ | 4GB以上 |
必要HDD空き容量 | 10GB以上 |
ディスプレイ (画⾯解像度) |
1024 × 768 pixel以上 |
.Net Framework | 4.5 |
IDドキュメントリーダー
インターフェース | USB ポート × 2 (USBポートを2つ使⽤します。 使⽤するパソコンのUSBポートの空きを事前にご確認ください。) |
電源 | ICリーダー部(MCO-P100)︓5V±5%(USBバスパワー駆動) スキャナー部(fi-65FG)︓AC100V±10% |
消費電⼒ | 8W以下 |
動作環境 | 温度︓5-35℃ 湿度︓20-80%(結露なきこと) |
外形⼨法 | 145W ×57H × 218D mm (カバーオープン時257H mm) |
質量 | 1kg |
対応ICカード | ISO/IEC 14443 Type A / Type B ISO/IEC 18092 FeliCa |
適合規格 | ⽇本国内電波法(誘導式読み書き通信設備) |
付属品 | USBケーブル、電源ケーブル |
よくあるご質問
設置時
設置1. アプリケーションの起動を試みると「アプリケーションでエラーが発生したため、アプリケーションを終了します。」というエラーが表示され起動しない。
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考えられる原因:次のいずれかが原因の可能性があります。
1.ディスクへのデータ書き込み方法が不正である。
2.書き込み用のファイルが破損している。
3.データベースファイル(IDData.dat)にアクセスできない。 -
対処方法:次の1~3を実施してください。
1.ディスクデータを一旦デスクトップへコピーして再度インストールしてください。(実施後はコピーしたデータを削除してください。)
2.下記保存先のファイルを削除してください。(削除しても、起動すると新たにファイルは生成されます。)
C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Local\VerificationDl\VD.exe_Url_1222i1rlo2dgfj1ob4e3e5vdflq3dzgo
※「AppData」は隠しフォルダとなっております。
3.データベースファイル(IDData.dat)が保存されているフォルダ(”C:\ProgramData\VD-x”もしくはサーバー上の保存先)のアクセス権を確認してください。
※xは、インストールしたアプリケーションのバージョンによって、情報が変わります。
設置2. アルコール検知器がアプリケーション上で認識されない。
-
考えられる原因:次のいずれかが原因の可能性があります。
1.RS232C変換ケーブルのドライバーがインストールされていない(タニタ製の場合)。
2.基本設定の「アルコール検知器選択」、「アルコール検知器用通信ポート選択」がされていない。あるいは設定が正しくない、または「更新」ボタンが押されていない。
3.(USBハブ接続の場合)電源供給不足により通信状態が不良である。
4.ポート番号が間違っている。 -
対処方法:次の1~4を実施してください。
1.(タニタ製の場合)RS232C変換ケーブルのドライバーをインストールしてください。
2.基本設定の「アルコール検知器選択」、「アルコール検知器用通信ポート選択」をする。あるいは正しく設定し直す、または「更新」ボタンを押してください。
3.(USBハブ接続の場合)PCに直接接続するか、電源供給タイプのUSBハブを使用してください。
4.正しいポート番号を入力してください。
設置3. webカメラのコントロール画面がアプリケーション画面の全面に表示されてしまう。
- 考えられる原因:-
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対処方法:次の手順を実施してください。
手順1:Windows管理ツールを表示させます。
手順2:システム構成画面を選択します。
手順3:当該アプリケーションを選択し、自動起動を無効にします。
設置4. 点呼時刻がずれている。
- 考えられる原因:PCの時刻がずれている可能性があります。
- 対処方法:PCの時刻を修正してください。
設置5. 説明用に作成した点呼記録のダミー情報が消せない。
- 考えられる原因:アプリケーションの仕様です。
-
対処方法:次の手順を実施してください。
手順1:アプリケーションをアンインストールします。
手順2:C:\ProgramDataフォルダ(隠しフォルダ)を削除します。
手順3:アプリケーションを再インストールします。
手順4:テスト用のユーザーアカウントでログインすると情報は残りません。
設置6. アプリケーションを起動しようすると「アプリケーションでエラー発生したためアプリケーションを終了します」というエラーが表示されて起動できない。
- 考えられる原因:-
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対処方法:次の手順を実施してください。
手順1:DVDのソフト一式をPCのデスクトップに移してインストール実施します。
手順2:コントロールパネルを表示します。
手順3:サービスを選択します。
手順4:SmartCardを開始にします。
設置7. カメラが内蔵されているPCで使用すると、アルコール検知器の初期化に失敗する。
- 考えられる原因:PCに内蔵されているカメラが有効設定になっている可能性があります。
- 対処方法:カメラが内蔵されているPCを使用する場合、デバイス設定でカメラをOFFにしてください。
設置8. アプリケーション画面でチェックマークやラジオボタンが表示されない。
- 考えられる原因:Windows画面テーマの配色設定によるものです。
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対処方法:次の手順を実施してください。
手順1:【Windowsのスタート】を選択します。
手順2:【Windowsの設定(歯車アイコン)】を押下します。
手順3:【個人用設定】を選択します。
手順4:【テーマ】を選択します。
手順5:【テーマの変更】で【Windows クラシック】以外に設定します。
設置9. スキャナーが動作しない。スキャナーのランプが緑色・黄色に点滅してしまう。
- 考えられる原因:ACアダプターを使用せずにUSBバスパワーを駆動している場合は、PCのUSBバスパワーの電力供給が不足することがある。
- 対処方法:対処方法:ACアダプターを使用してください。
設置10. スキャナーの電源を入れると異音が発生する。
- 考えられる原因:スキャナー背面の輸送ロック(南京錠マークの部分)がかかっている。
- 対処方法:輸送ロックを南京錠マークが解除されているアイコン側にスライドしてください。
設置11. インテリジェントボックス(重要物管理機)が認識されない。
-
考えられる原因:次のいずれかが原因の可能性があります。
1.インテリジェントボックスから設定するホストIPアドレス(PC)と、PC側IPアドレスが一致していない可能性があります。
2.PC側IPアドレスが既に付与済みものが重複して付与されている。 -
対処方法:1.IPアドレス(PC)とPC側IPアドレスを同一にしてください。
2.新しいIPアドレスを割り当てた後に再度疎通確認を行ってください。
設置12. インストール後、メニュー画面の【点呼開始】を押すと「アプリケーションエラー」と表示される。
- 考えられる原因:ICリーダーのドライバーの初期設定が漏れている可能性があります。
- 対処方法:ICリーダーのドライバーの初期設定をしてください。
運用時
運用1. スキャナーのハードボタンを無効化したい。(ボタンを誤って押してしまった場合に、不要な画像をPCに残さないようにしたいため。)
- 考えられる原因:-
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対処方法:次の手順を実施して、ハードボタンを無効にしてください。
手順1:【Windowsのスタート】を選択します。
手順2:【Windowsの設定(歯車アイコン)】を押下します。
手順3:【デバイス】を選択します。
手順4:【デバイスとプリンター】を選択します。
手順5:【fi-65Fのアイコン】を右クリックし、【スキャンプロパティ】を選択します。
手順6:【イベント】を選択します。
手順7:【何もしない】を選択します。
手順8:【OK】を選択します。
運用2. スキャナー部のみが通電しない。
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考えられる原因:次のいずれかにより通電していない可能性があります。
1.AC電源アダプターを使用していない。
2.USBハブ経由でPCと接続している。
3.接続USBハブの動作が不安定である。 -
対処方法:次の1~3を実施してください。
1.通電しない場合、コンピューターが起動されているかをご確認ください。
※コンピューターがオフの場合は、fi-65Fも連動して電源が入りませんのでご注意ください。
2.製品に同梱されているACアダプターまたはUSBケーブルを使用しているかをご確認ください。ご使用されていない場合は、同梱品でお試しください。
3.USBハブ等を使用している場合は、直接PCのUSBポートに接続してください。
給電しない場合、ACアダプターを使用している場合はUSB電源ケーブルに変更、USB電源ケーブルを使用している場合はACアダプターに変更し、給電されるかをご確認ください。
通電しない場合、USBの抜き差しや、別のUSBポートへの接続等で復旧するかをご確認ください。
上記にて復旧できない場合には、通電しない場合と通電している場合のLEDランプの状態(消灯・点滅 など)をご確認の上、お問合わせください。
運用3. ICリーダーの動作が不安定である。
- 考えられる原因: USBハブ経由では、電力の供給不足により動作が不安定になることがあります。
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対処方法: USBハブとPCを直接接続ください。
やむを得ない理由により、USBハブを使用する場合は、USBハブにACアダプターを接続し、電力の供給を安定させてください。(ACアダプターを使用しても改善しない場合は、USBハブの電力供給が不安定である可能性があります。)
運用4. 点呼記録簿は何日間保存されるのかを知りたい。
- 考えられる原因:-
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対処方法:400日間保存されます。(ログインした時点で、当日から401日以前の点呼記録簿は削除されます。)
それより前の点呼記録簿を保存したい場合は、点呼記録簿を紙に出力、あるいは、プリンターを「Microsoft XPF Document writer」に設定し、PDFとして保存してください。
運用5. ドライバー登録の際、画面の免許条件欄に「眼鏡等」が表示されない。
- 考えられる原因:車両条件に関するもののみが表示される仕様になっています。
- 対処方法:-
運用6. 登録ドライバー情報を変更したい。
- 考えられる原因:-
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対処方法:次の手順を実施してください。
手順1:メニュー画面の【ドライバー登録/更新】をクリックしてください。
手順2:変更したいドライバーの免許証をスキャナーにセットし、画面の【スキャン】をクリックしてください。
手順3:画面に表示されたドライバー情報のうち、修正や変更をしたい箇所を手動で入力してください。
手順4:【登録】をクリックしてください。
手順5:「既に登録されているドライバーです...」画面の【OK】をクリックしてください。
運用7. 準中型(5t)及び中型(8t)の限定解除を行ったドライバーが、新たに運転可能となった車両を選択できない。
- 考えられる原因:限定解除情報が運転免許証のICチップに未登録(免許証裏面の記載のみ)のためアプリケーション内で限定解除していることを検出できない。
- 対処方法:ドライバー情報を一度削除した後に、再度ドライバー登録を行います。再登録の際は、運転免許証のICチップの情報を用いず(PINを入力しない)に、免許種別等を手動選択してください。
運用8. アプリケーションを起動しようとすると「アプリケーションでエラー発生したためアプリケーションを終了します」というエラーが表示され、起動できない。
-
考えられる原因:次のいずれかが原因の可能性があります。
1.ファイルが破損している、または、アプリケーション画面が不正終了した、点呼画面を起動したままPCのシャットダウンやサインアウトを実施した。
2.DB(IDData.dat)にアクセスできない。 -
対処方法:次の1~2を実施してください。
1.下記フォルダにある「user.config」ファイルを削除してください。
C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Local\VerificationDl\VD.exe_Url_xxxx(バージョンによってファイル名は異なります)\x.x.x.x(バージョン名)
上記を実施しても解消しない場合は、C:\ProgramData\VD-xフォルダを削除後にアプリケーションをアンインストールしてから、アプリケーションを再インストールしてください。
2.データベースファイル(IDData.dat)が保存されているフォルダ(”C:\ProgramData\VD-x”もしくはサーバー上の保存先)のアクセス権を確認してください。
運用9. 特定のドライバーに限り点呼画面の車両ナンバーが表示されない。
※当該ドライバーの免種は「準中型」「中型二輪」「普通自動二輪」
- 考えられる原因:(VD-2の場合)未対応の機能です。(「中型二輪」保有も中型車両が表示されません。)
- 対処方法:バージョンアップが必要になりますので、お問合わせください。
運用10. アルコール検知器の接続ポートを変更後、webカメラが起動しない。
- 考えられる原因:接続ポート変更によりCOM番号が変更された可能性があります。
- 対処方法:接続ポート変更後、変更後のCOM番号を設定画面に反映させてください。
取扱説明書などのドキュメント
VD-3に関するドキュメントの一覧です。
アプリケーションバージョン履歴
状態 | バージョン情報 |
最新 | Ver. 3.1.2(2020年2月リリース) |
1つ前 | Ver. 3.1.0 |
2つ前 | Ver. 2.6 |
動画ガイド
Coming soon!
ソフトウェア更新・最新情報
VD-3専用アプリケーションのアップデートが必要な際には、DNPが提供するサポートサイト(ImagingBOX)からお客さま自身でダウンロードしていただく必要があります。
VD-3では、運転免許証が法改正等で券面仕様やICの仕様が変更した際の対応や、定期的な各種電子署名検証の公開鍵・ファイルのアップデートを行います。各種電子署名検証の公開鍵・ファイルは、定期的にアップデートしない場合、ICチップの電子署名検証の結果が正しく出なくなり、改ざんされていないかの確認ができなくなりますので、ご注意ください。
ImagingBOXにログインする際は、下記の「ImagingBOXはこちら」から、ログイン画面へ移動し、保守サポートに登録したユーザーIDおよびパスワードをご入力ください。アップデートパッチの提供後は、必ず最新版へのバージョンアップをお願いいたします。
お問合わせ
お問合わせフォーム、および、お電話での対応は、保守サポートをご契約中のお客さま限定のサービスです。
お問合わせは、下記フォームよりお願いいたします。
お電話でお問合わせの場合は、下記の「お電話でのお問合わせはこちら」から、DNPアイディーシステムのサポートページへ移動し、「お客さま向けのお問合わせ窓口」に記載されている電話番号(保守専用)におかけください。
※日中は電話が混み合っており、お待たせする場合がございます。受付時間外はつながりませんので、ご注意ください。
その他
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