文化財の
デジタルアーカイブ
ソリューション
文化財の保存・デジタル化・公開のニーズに対応
文化資源のデジタルアーカイブは近年ますます重要性が高まっており、下記のような背景と意義が挙げられます。
法令上の背景
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DNPのデジタルアーカイブの取り組み
DNPでは、印刷技術で培われた高精細画像処理の技術とノウハウを活かし、デジタルアーカイブのソリューションを展開しています。
文化財の「保存」のみではなく、「公開」も見据え、自社独自の鑑賞システム開発も行うなど総合的なサービスを提供しています。
文化財の多面的な見方を提供することで、生活者一人ひとりの自由で豊かな学びや暮らしを実現することをめざしています。
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DNPの強み
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- 文化財の取り扱い経験が豊富なスタッフ
当社には、世界文化遺産の撮影・デジタル化に関する豊富な経験を持つスタッフが在籍しています。文化財撮影スタッフやミュージアム専任スタッフは、国内外の数々の美術館・博物館に対して、その実績を積み重ねてきました。また、鑑賞システムの自社開発など、スタッフたちは自らの経験を活かし、文化財の価値を高める方法を創出する活動にも取り組んでいます。
- 国内外70館以上のミュージアム施設との取引実績
画像貸出事業や展示システムの開発、グッズ制作などにおいて、国内外70館以上のミュージアム施設との幅広い取引実績を築いています。これまでの実績が活かして、お客様のニーズに柔軟かつ効果的に対応できる体制を整え、文化領域でさらなる価値を提供し続けることを推し進めています。
ユースケース
【ケース1】デジタルな鑑賞体験を通して、博物館の所蔵品の文化的価値をもっと多くの人に知ってもらいたい。
北秋田市の世界文化遺産「伊勢堂岱(いせどうたい)遺跡」に隣接される縄文館にて3つの鑑賞システム「みどころビューア®」「みどころキューブ®」「360°VR 鑑賞システム」と体験プログラム「ペーパークラフト」を導入いただきました。
作品や観光スポット、製品などのさまざまな情報を、キューブ(立方体)状のインタフェースを用い、テーマ・関係性など多様な視点から紹介できる鑑賞システムです。
文化財の3Dデジタルアーカイブデータを直感的に操作ができる3Dビューアです。作品を細部まで観察ができ、興味のきっかけを作り知識の幅を広げます。8K出力などの高精細表示へも対応可能です。
【ケース2】建物や立体作品の3Dデータをつくりたい。
高解像度撮影画像から3Dデータを生成するフォトグラメトリ計測と、3Dデータを取得するレーザー計測を組み合わせ、文化財に負担をかけずに短期間で高精度の3Dデジタルアーカイブ化を実現しました。
立体的な形状の文化財に対して、再現性の高い3Dデータ作成とアーカイブ化のサービスを提供します。長年のデジタルアーカイブ化の取組みで培った高精細撮影ノウハウ、カラーマネジメント技術等を有しています。
【ケース3】新しい顧客市場の開拓に向けたプロモーションをしたい。
企業ロゴやキャラクター、商品パッケージ画像等を活用し、クリエイター参加型のキャンペーンを実施します。これまでにないブランドの新たな世界観の創出や、創作された作品による親近感の醸成など、従来のプロモーション施策とは異なるコミュニケーションが可能です。
有名アート画像を用いたバナー画像などの広告クリエイティブの制作からデジタル広告配信の設計・運用までワンストップでサポートします。
「みどころキューブ」「みどころビューア」「みどころシリーズ」「伝匠美」「イメージアーカイブ・ラボ」は、DNP大日本印刷の登録商標です。
Photo ©DNP Dai Nippon Printing Co., Ltd. 2021, with the courtesy of the Bibliothèque nationale de France.