川崎市環境局環境総合研究所様
川崎市の環境に関するデジタルアーカイブを構築
川崎市環境局の環境総合研究所は、気候変動など環境に関する総合的な調査・研究、情報発信を行うとともに、地域の環境課題の解決に向けた調査研究を実施する機関です。DNPは同研究所のデジタルアーカイブサイト「川崎市デジタルアーカイブ かわさき環境100年史」を構築、2024年11月に公開となりました。(2025年3月時点での情報です)
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法人のお客様(自治体、企業などの団体)を対象とさせていただいております。
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背景
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川崎市環境局環境総合研究所 |
川崎市には、公害対策や環境改善の取組を通じて蓄積してきた継承すべき環境情報の膨大な資料があり、公害の歴史と教訓を次世代に伝えるとともに、環境改善の取組や、産業の発展と環境保全を両立したまちづくりの経験から得た知識や環境技術を広く伝えていくことが求められています。
令和6年に市制100周年を迎えるにあたり、市⺠・事業者・⾏政が協働して改善してきた川崎市の環境、とりわけ公害や廃棄物等を取り巻く歴史を見つめ直し情報発信することで、市⺠の環境シビックプライドの醸成を図るとともに、脱炭素社会の実現などの未来に向けた⾏動を考えるきっかけづくりをする必要があることから、川崎市環境局環境総合研究所にて川崎の公害や廃棄物等の歴史に関する映像や写真等の資料等をデジタル化し、ウェブ上で閲覧できるデジタルアーカイブを構築することとなりました。
その計画に対し、DNPは所蔵資料の検索機能を備えたウェブサイト構築を行い、デジタル化された写真をオンラインで閲覧可能な環境を整備しました。
特徴
① 使いやすく、親しみやすいデジタルアーカイブ
多様な利用者を想定し、使いやすさを重視し、ユーザーインターフェースや動作性を重視した構成としました。また、デザインは、「近未来感」「チャレンジ」というテーマを意識し、ブルーを基調としたデジタル感のある表現も使いつつ、動きが出るように斜めのラインを背景に使用しています。
サイト上部には本サイトのコンセプトを表した動画を自動再生させるとともに、主要な所蔵資料の画像を配置し、クリックすることで資料の詳細画面へ遷移します。また、利用者に応じたさまざまな目的に対応し、多様な検索ボタンを備え、その条件ごとに検索結果を表示することが可能です。
「川崎市デジタルアーカイブ かわさき環境100年史」トップページ |
トップページ「デジタルアーカイブ検索」 |
② 教材として活用しやすいインターフェイス
本Webサイトを小学生の環境学習教材として活用できるよう、小学校5年生以降で習う漢字にルビを入れるとともに、使いやすさを重視した設計としました。その上で、時代の流れを理解しやすいよう、トップページに「明治・大正」「昭和」「平成・令和」「未来に向けて」のアイコンを設置し、川崎市の環境課題への取組を説明した別ページの該当パートへスムーズに遷移できるようにしました。
特集ページ「川崎市 環境課題への取組のあゆみ」 |
③ 収蔵品管理システム「I.B.MUSEUM SaaS」との連携
収蔵品管理システムは630(2025年3月時点)の国内利用館・機関が導入している、早稲田システム開発株式会社が提供する「I.B.MUSEUM SaaS」を採用しました。
「I.B.MUSEUM SaaS」はクラウド型のため、最新の機能をカスタマイズ無しで利用することができるほか、管理画面からデータの更新・追加・削除が可能です。
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